ラオスで暮らしている友人が一時帰国中なので、会いに行ってきました。
近代化している中で、原料になる綿や蚕の餌の桑の木の畑が、どんどん無くなっているそうです。
彼女は村の人たちと畑を持つところから始め、綿を打って糸を紡ぎ、蚕から糸を紡ぎ、藍染めをし、機で折って布にしています。
布は服やストールになって、日本で売られ、売上は村の現金収入になり、また布を作る元になる。
自給自足の生活の中で、現金収入は貴重だそうです。

布を服にしたときに出るハギレに刺繍をしたものが、写真の豆敷。
作り手の気分でできる模様がおもしろくて、並べてみました。

すべて人の手によって出来上がる、糸、布。
ざっくりとしていますが、使っているうちに柔らかく馴染んでくるのです。
手触りに、なんとも言えない力強さがあって、心地好い。

これらを作り出す人たちが絶えないようにと、願いながら活動している彼女が、これからも元気で過ごせますように。