風になりたい | ☆BeLLNIR HAIR DESIGN☆     (仮)スマ美容師のおフレンチでジャジーな情熱日記

風になりたい


先日のお話。



僕は友人タケと遊ぶ約束をしていた。


今回もビリヤード。



しかし、今回は


タケのバイクお披露目会でもあったのだ。



以前からバイクが欲しいと


彼は言っていた。


それを、とうとう買ったというのだ。



で、それがコレ↓




KAWASAKI ZZR1400


タケから買った車種を聞いていた僕は


早速ネットで調べた。



僕自身、バイクのことはほとんど知らない。


車種を聞いた時も、てんでピンとはこなかった。



でも、調べてみたら↑コレなのだ。


そのデカさ、いかつさにびっくりした。



午前零時を過ぎて


タケが僕を迎えに来た。



実物を見て、さらにびっくりした。


本気でデカい!!!



おそるおそる後部座席に座る僕。


まるで誘拐された人質のように怯えている。



ドルルルルッ!!!



加速に伴い


僕の体にとんでもないGがかかる。



単車の体感速度は


車のソレとは比べ物にならなかった。



時速100kmまで、わずか4秒!!


フェラーリよりも速い!!!



このバイク、あるスピード勝負では


世界一速いらしい。



あ~~~れ~~~



必死にバイクにしがみ付いた。


フルフェイスのヘルメットからのぞく前髪が


パチパチと僕のまぶたに往復ビンタする。



実は僕、その昔、原動機付きバイクのGですら


恐れおののいた男なのである。



それが、時を隔てて世界一速いマシンに


乗っちゃった~~~!!!



目的地でビリヤードをしながらも


話題はバイク。



バイクのことを知らない僕でも


タケの話はわかりやすくて、聞きやすかった。


そして、バイクについて語るタケは


少年のように輝いて見えた。



帰り道、深夜で車も少ない国道を


一台のバイクが走る。


まるで、黒い彗星のように。



見慣れた景色がいつもと違って見えた。



加古川の橋の上


はるか西の空に


地平線が見えた気がした。



そして、僕らは風になった。



行きの道中では


あんなに恐かったのに


風が、スピードが、移り行く景色たちが、


僕らを風にかえた。




ララ ラララ ラララ




そして僕らは


かっこいいオヤジになろうと誓った。



27歳目前の


ある夜の物語。