性行為というのは単に性行為でしかなく、たとえば、恋愛と性行為のあいだにはそれほど関係があるわけではありません。恋愛をすることが即性行為をすることだという考えは主流ですが、恋愛というものを徹底的に考えていくならば、性行為なしでも恋愛という状態は成立することがすぐに明らかになります。

どうように、結婚というものは恋愛の延長線上にあるわけではありません。

恋愛感情というものがなくても結婚が成立するということは、政略結婚や、「結婚しなければならない」という同調圧力に負けただけの結婚、見合いによる結婚、好きでもない相手とした性行為で妊娠した場合のできちゃった結婚などを考えれば、こちらもすぐに明らかになるでしょう。

恋愛と性行為、そして、恋愛と結婚が、それぞれ独立したものであるように、結婚と性行為もまた分離しており、独立しているものですが、人妻というのは、この「恋愛」と「性行為」と「結婚」の三つを混同し、その混同した状態を「普通」だと思って結婚に踏み込む場合がほとんどです。

出会い系などを利用する人妻は、「恋愛」や「性行為」なしでも成立するはずの結婚生活に、「恋愛」や「性行為」が欠けていることに不満を抱き、夫からはすでに手に入らなくなった「恋愛」や「性行為」を不倫という形で希求しているということになります。

人妻が夫ではない男性と恋愛したり性体験をするということは、その人妻の行動が「恋愛と結婚」および「性行為と結婚」がじつは連関していないということが証明することでもあるのですが、「混同」の渦中にある人妻は自分が何を証明したかについて気づくことはまずありません。
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