四十九日法要のため

県外から娘の祖父母が来てくれた



金曜日は私の母が一泊

土曜日は義父母が一泊



お客さん用の布団は一組しかないので

ジジババを泊めたこと、

この家に遊びに来てもらったことすらない。

でもこの度何度も何度も泊まりに

来てもらって、

もうすっかり、

この街のことを分かってくれた。



娘(親からしたら孫)が

どんな生活をしていたのか、

動画で見ていたあれはコレだったのかと

そう言っていた。



旅立ってからお別れ会(葬式)までの

時間は本当に長くて、

重たくて辛くて

ご飯も食べられなくて、

でもお義母さんが作ってくれて

しっかり食べさせてもらって

また声を上げて泣いて、

その繰り返しだった



四十九日法要のお食事会で

娘の位牌の1部を

専用の巾着に入れて連れていった。



一緒にいるみたいだねと

みんな言ってくれた



置いてきた感がないので

この位牌にしてよかったと思った。



生きてるうちに、

「布団がないから」と言わず

布団を2組用意して

何度も遊びに来てもらえばよかった


特別な場所に行かなくても

散歩したり、

コンビニや大好きな

ドラックストアに行ったり

公園に行ったり川に行ったり

すれば良かった。

義父母だから特に距離があって

お互い遠慮してしまったところがあった


でも今はもう違う。

来てくれたらご飯を作るし、

簡単だけど料理を振る舞う。

今までした事の無い事だった。

娘がいたらもっと笑い声に溢れて

楽しかっただろうな

お風呂に一緒に入れてもらったりも

出来たかもしれない。



あー。どうして今になって

こんなことを思っているんだろう



お年玉やお小遣いを貰ってばかりで

何も返せていなかったな



悔しくて悔しくてたまらない

でも娘が大切なことを気づかせてくれた