愛犬の噛み癖に困ったらpet.benesse.ne.jp
ベネッセ≪いぬのきもち≫愛犬の困ったを解決する情報を毎月お届け
インタレストマッチ - 広告掲載について
まだ無邪気な子犬なのに、一丁前に腰振りする姿に驚いてしまう飼い主さんがよくいます。

ぬいぐるみに覆い被さって腰振りワンワン

時には飼い主さんの足や腕にも前足をかけたりまたがったりして、激しくカクカクやるワンコもいます

あまり見たくない姿ですね

これは、マウンティングと言って、子犬の頃は遊びの一種ですが、主に主従関係の上位を示す行動です。

特に子犬の頃はオス・メス関係なくよくマウンティングをします

上位を示す遊びは大切な社会勉強でもあります。

人間でも子供の頃はよく勝負ごとに関係する遊びをしますよね
鬼ごっこや隠れんぼ、プロレスごっこなど、体をしっかり動かし、勝つことの喜び、負けることの悔しさなど、感情表現がストレートな幼少期に経験しなければならない大切な遊びです

可愛いがっていた子犬がいきなり腰振りをして驚くのと同時に、ショックを受けてやめさせたいと考える飼い主さんもいますが、ぬいぐるみやおもちゃ、まくらなどの“物”に対するマウンティングでしたら気が済むまでやらせてあげても良いでしょう

自分の上位を示す練習は、自分の存在意義を再確認することと似ています。

自分の強さが全く分からないまま大人になることは、恐怖心ばかり大きくなりさまざまな問題が出てきます。

私たち人間も同じですね
自分が弱くて情けなくて何の価値もない人間だと思い込んだら、社会に出て暮らすことはとても辛く嫌なことになります。

本来、子犬は兄弟犬や友達、親達と、何度も喧嘩遊びやマウンティングによる『王様ごっこ』のようなことをして、どうすれば勝てるのか、痛くて負けを伝えたいときはどうやって鳴くのかを学びます。

また、負けたときに「キャン」と鳴けば、相手が必ず開放してそれ以上の攻撃をしてこないことも学びます。

この“負ける”経験をしっかり積まないと、犬恐怖症になったり外出嫌いになってしまう場合がよくあります。

犬との喧嘩で負けたくなった時どうすれば相手が攻撃を止めてくれるかを知らないと、命に関わるほどの事態まで想像し、恐怖心が一層強くなります


一匹だけで飼っている子犬はマウンティングによる自己主張はできても、“負ける”という経験を得ることがなかなかできません

そこで、飼い主さんに頑張って頂き、ワンちゃんに負けを認めさせ過剰な恐怖心を残さない遊びをしてあげるとこをおススメします

遊びを始めるタイミングは、ワンちゃんが飼い主さんに対してマウンティングしてきたときがベストです。
もしマウンティングをしないワンちゃんでしたら、要らなくなったタオルや靴下などで引っ張り合っこ遊びをし、ワンちゃんに競争心を持たせてから行います。

ワンちゃんが強がってマウンティング(またはおもちゃの引っ張り合い)をしている状態で、飼い主さんが突然ワンちゃんの体に覆い被さり、胴体と首周りを腕で保定し、ワンちゃんが暴れても逃げれないようにします。

この時、小型犬などに対しては特に、体重を掛けたりしないよう注意して下さい。
覆い被さるのはジェスチャーで、迫力を出すためです。
体をしっかり抱え込むことが大切です。


突然身動きが取れなくなったワンちゃんは驚き、「キャン」などの悲鳴を上げます。

この、1回の悲鳴だけですぐワンちゃんを解放して優しく撫でてあげて下さい。

ワンちゃんは最初は戸惑いますが、飼い主さんの強さを知るのと同時に、『怖いからやめて』という自分の意思が飼い主さんに通じたことを覚えます。

服従心と親近感を持たせることができます。

慣れてくると悲鳴を上げなくなりますが、抵抗をせず、耳を寝かせたり舌をペロペロ出し、尻尾を小刻みに振るような状態でも“負け”のサインですので、解放してあげて結構です


マウンティングをやめさせようとするのではなく、「私の方が強いんだよ絶対負けないからね」という、飼い主さんの強さを教えるつもりで接して下さいね

小さなお子様がワンちゃんのマウンティングのターゲットになってしまう場合も、親御さんが必ずワンちゃんに覆い被さり動けない状態にして、上位を示すようにして下さい。


親兄弟としっかりジャレ合い社会勉強ができなくなっている最近の子犬たちにも、飼い主さんの努力により、犬の社会性に似た経験を持たせてあげることができます。

犬の社会では、
負け上手は世渡り上手
です

犬社会を教える上ではマウンティングも重要なきっかけですので、無駄に叱ってやめさせたりせず、ちゃんと上位を教える遊びとして活用してあげてくださいね


マウンティング腰振り上位子犬社会性



iPhoneからの投稿