TWO ~心のエレジー~ | ベルのきまぐれダイアリィ★

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日常のことを中心にきまぐれに書込みします。

甘いもの好きな「私達」。痛いもの嫌いな「私達」。

私は一人に見えるけど、もう一人の自分が此処にいる。

見えないけれど知っている。

誰だって2人。どんなときだって…。

そうだと、思ってた。



私は欲しがった。絵の力。

アノ子はついっとなぞるだけ、それだけで綺麗なお空が描ける。

この子はちょいっと描いただけで、平面の人が生まれてく。

それなのに、私はなぁに?

「こんなに下手な絵じゃだめだ。なんでこんなのが描けるの?私はなんてへたっぴなの?」


口に出した私。何処かの誰かが泣いていた。

その子の腕に、傷が出来たから。


私は望んだ。もっと高い所を。

人は何故高みを目指すのと、一つの詩が攻めるけど、

いつものあなたでいいのにと、何処かの誰かが止めるけど、

 

それなのに、私はその子を蹴りつけて

「もっと高くなきゃだめなの。あんな奴に負けたくない。」


またアノ子が泣いた。

「なんでこんな事するの? 私は…」


その続きを聞きたくなくて、私は耳を塞いで進み続けた。


そして、気がつくと何処かにいた。たった一人ぽっち。

高くもなくて、なんにもないところにいた。

そういえば…

ふと、そよ風が語りかける。


「アノ子の名前はなんだっけ?」

いつも泣いてたアノ子の名前。


「あなたはなんで一人なの?」

そうだ。いつも2人だったのに。


いつも一緒だったのに、どうしてアノ子はいないの。

どうして? なんで? 

私が意地悪したから。周りが見えなかったから?


腕が、痛い。

背中が、胸が、足が、体の全部が。

傷なんか見えないのに、何処にもないのに。


視界が潤んだそのときに、アノ子の最後の言葉が聞こえた。



「―――なんでこんな事するの? 私は―――」

      

         

        貴方なのに。