それから無言のまま数分が経った。
「えっと……ちょっといいかな」
「何」
ハルがいつにも増して真剣な表情で言うので、ロアは自然と身を硬くする。
「君は見たこと……あるのかな。その……どう言ったらいいかわからないけど……ツヴァイの闇の結晶……ってやつ」
「!」
その言葉で、ロアは最果ての地で見た不気味な結晶を思い出す。
それを見たハルの目が鋭くなる。
「その様子じゃ……あるみたいだね」
「……でも、本当にそうだとしてどうなるんだ?」
「破壊……出来たのかい?」
「破壊って……ううん、どっちかというと……吸収した……っていうか……。でも何でだ?」
何気なく尋ねたことだったが、ハルの返答はロアの予想を遥かに超えていた。
「破壊、出来ないからだよ」
「え?」
「破壊出来なかったんだよ。ありとあらゆる方法を試してみたけど駄目だった。攻撃、魔法、爆発、自滅……そのどれもたいして効果がなかった」
「そんな……」
「だから少しでも手掛かりが欲しくてここに来たんだけど……。まさか、君は……」
ハルは何か思い詰めたような表情をしたが、すぐに首を振って雑念を払った。
「ううん、何でもない」
「いや、俺は何も言ってないけど……」
「それよりさ、そいつを吸収して……何か異常はなかったかい?」
「え? ……特には……なかったけど」
「そっか……」
「……」
再びの無言。
場の空気に耐えられなくなったロアが叫ぶ。
「あーあーあー!」
「?」
「……こうしていても何にもならないし他に手がないんなら仕方ない。……場所はわかるのか?」
「え? 何の?」
「何のって……結晶のだよ結晶。イターナルの光って言う位ならこれ位お茶の子さいさいなんだろ?」
「じゃあ……!」
「勘違いするなよ」
目を輝かせてすがりついてきたハルを、キーブレードで押し退けながらロアは釘をさした。
「まだお前を完全に信用したわけじゃないからな。……ただ……結晶のある場所を知りたいだけであって……」
「……素直じゃない子」
ハルは苦笑しながら言った。
「えっと……ちょっといいかな」
「何」
ハルがいつにも増して真剣な表情で言うので、ロアは自然と身を硬くする。
「君は見たこと……あるのかな。その……どう言ったらいいかわからないけど……ツヴァイの闇の結晶……ってやつ」
「!」
その言葉で、ロアは最果ての地で見た不気味な結晶を思い出す。
それを見たハルの目が鋭くなる。
「その様子じゃ……あるみたいだね」
「……でも、本当にそうだとしてどうなるんだ?」
「破壊……出来たのかい?」
「破壊って……ううん、どっちかというと……吸収した……っていうか……。でも何でだ?」
何気なく尋ねたことだったが、ハルの返答はロアの予想を遥かに超えていた。
「破壊、出来ないからだよ」
「え?」
「破壊出来なかったんだよ。ありとあらゆる方法を試してみたけど駄目だった。攻撃、魔法、爆発、自滅……そのどれもたいして効果がなかった」
「そんな……」
「だから少しでも手掛かりが欲しくてここに来たんだけど……。まさか、君は……」
ハルは何か思い詰めたような表情をしたが、すぐに首を振って雑念を払った。
「ううん、何でもない」
「いや、俺は何も言ってないけど……」
「それよりさ、そいつを吸収して……何か異常はなかったかい?」
「え? ……特には……なかったけど」
「そっか……」
「……」
再びの無言。
場の空気に耐えられなくなったロアが叫ぶ。
「あーあーあー!」
「?」
「……こうしていても何にもならないし他に手がないんなら仕方ない。……場所はわかるのか?」
「え? 何の?」
「何のって……結晶のだよ結晶。イターナルの光って言う位ならこれ位お茶の子さいさいなんだろ?」
「じゃあ……!」
「勘違いするなよ」
目を輝かせてすがりついてきたハルを、キーブレードで押し退けながらロアは釘をさした。
「まだお前を完全に信用したわけじゃないからな。……ただ……結晶のある場所を知りたいだけであって……」
「……素直じゃない子」
ハルは苦笑しながら言った。