Lunar 

 【月相】と【月齢】の違いとは?

月齢と月相は月の動きを日数またはそれに近似した数値で表現する点で共通していますので、月相と月齢はおおむね連動しています。

しかし、 月齢が新月:朔の瞬間からの経過日数を示す時間的概念であるのに対し、月相は月の地球と太陽との位置関係を示す空間的概念という点で違いがあります。

 

計算する時刻の違い

月齢 - 一般的に標準時正午の月齢を以て当日の月齢とする。

月相 - 「当日の月相」とする時刻は特に定まっておらず、目的に応じて時刻を指定して計算する。

月相と月齢の端数の処理の違い

月齢 - 通常、小数点以下第1位まで求める。

月相 - 通常、黄経差を28等分した整数で表す。より詳細な数値が必要な場合は、黄経差を360°を一周とした角度やラジアンで表現し、例えば28等分の方法で月相0と月相1の中間を月相0.5と表現することは一般的でない。

 

 月相とは?

月相(げっそう、英語:lunar phase、phase of the moon)とは、月面のうち太陽光を反射して輝いて見える部分を地球から観測または予測したときの様相のことです。

月相は、通常、黄経差を28等分した整数で表します。

これによって、旧暦の日付や月齢とおおむね連動させています。

ただし天文学などの学術的には月相を28分割することにあまり意味はないので、国立天文台の暦要項では中央標準時における朔、上弦、望、下弦の4種類の月相の時刻のみが公表されていますし、NASAによる月相の解説ページではそれらの中間の4種類を加えた8種類の月相が解説されています。

季節や時刻により変化する黄緯差は無視し、太陽と月の黄経差による月の名称を黄経差によって、次のように呼んでいます。

 

黄経差0°(月と太陽の合)🌑新月(朔。月齢0前後)

90°🌓上弦の月(月齢7前後)

180°(月と太陽の衝)🌕満月(望。月齢14前後)

270°🌗下弦の月(月齢21前後)です。

引用元:国立天文台暦計算室暦象年表天象より 

惑星の合、衝、矩、最大離角(黄道の北側から見たときの位置関係)

(クレジット:国立天文台暦計算室)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/cande/phenomena.cgi

 

主な4つの月相の間に、4つの小の月相があります。

🌒三日月(みかづき)🌔十三夜月(じゅうさんやつき)🌖更待月(ふけまちづき)、🌘有明月(ありあけづき)です。

主要な月相は特定の瞬間を示しますが、小の月相は約7.4日間に及び、この期間中、月の様相は徐々に変化します。

 

「月齢」とは?

これは、新月から何日経過したかを示す数字です。

新月を0として、翌日が1、その次の日が2と1日経過するごとに1ずつ数が増えていきます。

では、月齢と風情ある月の呼び名をご紹介していきましょうお月様

 

月齢0前後(1日目の月)🌑新月(しんげつ):朔(さく)New Moon

新月は、月の満ち欠けが始まる月で、地球からは見ることができません。

1日目の月であることから、はじめを意味する「朔」という文字を使って、「朔月(さくげつ)」とも呼ばれます。

 

月齢1前後(2日目の月)二日月(ふつかづき)

新月の翌日に現れるのが糸のように細い月、「二日月(ふつかづき)」です。

日没ごろ、西の空の低い位置に現れますが、秋だと20分程度、他の季節だと1時間程度しか見ることができません。

 

月齢2前後(3日目の月)🌒三日月(みかづき)Crescent Moon

3日目の月が「三日月(みかづき)」です。

三日月も、二日月同様、日没ごろに西の低い空で見られます。

三日月(みかづき)は、旧暦で、毎月3日のことをいいます。

 

月齢6前後(7日目の月)🌓上弦の月(じょうげんのつき)First Quarter Moon

「上弦の月(じょうげんのつき)」は、満月を縦半分に切った形の月で7日目に見られます。

この形が、弓の形に見えることから「弓張月(ゆみはりづき)」ともいいます。

 

月齢12前後(13日目の月)🌔十三夜(じゅうさんや)Waxing Crescent Moon

13日目の月が「十三夜(じゅうさんや)」です。

この月は、満月の次に美しいといわれています。

 

月齢14前後(15日目の月)🌕満月(まんげつ)望()十五夜(じゅうごや)Full Moon

15日目になると、満月を迎えます。

満月は、月がもっとも丸い状態になることです。

特徴は、満月だけ一晩中見られること15日目の月なので、「十五夜(じゅうごや)」とも呼ばれます。

 

月齢15前後(16日目の月)十六夜月(いざよいつき)Waning Gibbous Moon

16日目の月を「十六夜(いざよい)」といいます。

ここから、新月に向かって少しずつ欠けていきます。

 

月齢22前後(23日目の月)🌗下弦の月(かげんのつき)Last Quarter Moon​​​​​

上弦の月が反転し、左側半分の月が「下弦の月(かげんのつき)」です。

ほぼ夜中の12時前後にのぼります。

 

月齢25(26日目の月):二十六夜月

26日目の月が「二十六夜月」です。

三日月と反対を向いていて、夜中の1時から3時の間に東の空に見られます。

 

月齢25前後(26日目の月)🌘有明月(ありあけづき)明けの三日月Dawn Moon,Waning Crescent Moon

月齢28.2(28、29日目の月):明けの三日月

新月の前ころに見られるのが「明けの三日月」です。

明け方に輝いて見えることからそう呼ばれています。

 

月齢29前後(30日目の月)三十日月(みそかづき)

引用元:国立天文台暦計算室暦象年表朔・弦・望

 

 

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