七箇の善日とは?
七箇の善日の一つである母倉日。他の七箇の善日や吉日には、どんなものがあるのでしょうか。
◆天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)天赦日は、日本の暦で最高とされる大吉日です。
1年に5~6回ほどしかありませんが、七箇の善日の中で最も縁起のいい日です。
「天が万物の罪を赦す」という文字の通り、この日はあらゆる障害が取り除かれ何をやってもうまく行く日といわれ、新しく物事を始めるのに最良の吉日とされています。
また、吉日が重なると天赦日の効果は倍になり、凶日が重なると半減されるという言い伝えもありますが、いずれも天赦日の効果には敵わないという最強の日というわけです。
◆大明日(だいみょうにち)
太陽が隅々まで明るく照らしてくれて、すべての物事がうまくいく吉日で、特に縁起がよい大吉日です。
大明日は吉日のなかでも比較的頻繁に訪れますから、他の吉日と重なることが多く、より縁起のよい日になるといわれます。
建築、移転、旅行などにはとてもよいとされています。
◆母倉日(ぼそうにち)
母倉日は、「母が子を育てるように、天が人を慈しむ日」とされています。
さまざまな慶事を行うのによい日とされて、特に結婚式や引越しにおすすめです。
多いときで月に10回以上訪れることもあり、他の吉日と重なることもよくあります。
◆鬼宿日(きしゅくび)
鬼宿日は、「鬼が宿にこもり出歩かないので、鬼に邪魔されず何事もうまくいく吉日」とされています。
◆月徳日(つきとくにち・がっとくにち)
月徳日は、「その月の福徳を受けられる」とされる吉日です。
万事に対して吉とされる日ですが、中でも引越しや建築、リフォームといった土に関わることと相性がよいとされています。
月に3〜4回と少ないものの、万事に吉であるため、どんな行事・慶事とも合わせやすいです。
◆天恩日(てんおんにち・てんおんび)
天恩日は「天の恩恵をすべての人が受ける日」、つまり「すべての人が天の恩恵を受けることで福が訪れる」とされる吉日です。
この日も万事に対して縁起が良く、さまざまな慶事におすすめできます。
天恩日は大明日ほど多くはないものの、一度くると5日間続きます。
そのため他の吉日と重なることも多く、慶事の日程も合わせやすいです。
【2023年11月】7日~11日
22日~26日
【2023年12月】22日~26日
◆神吉日(かみよしにち・かみよしび)
神吉日は「神よし」という読み方の通り、神社でお参りをしたり、神事をしたりするのに最適な日です。
大明日よりも回数が多く、神吉日は1年の半分以上あります。
神徳を受けられる日でもあり、他の吉日と重なる日を探すのがおすすめです。