出張等で出掛けたメンバーが、お土産を買ってくると「みんなで食べてっ!」というつもりでお土産を置いておく机があるのである。

そこに、暫くある  可愛いディズニーのチョコラスクが  2つだけになっていたので、片付けようと思ったのである。



後輩女性若手メンバーに「遠慮の塊、1つ食べてくれない?」とふってみたら、「遠慮の塊って何ですか?」と返されたのである。

未だ、30歳にはならない平成生まれの人には「遠慮の塊」が通じないのか、関東生まれ・関東育ちの彼女だから知らないのか、いずれにしても昭和生まれの関西以西で育った私の感覚で会話は成り立たなかったのである。



30枚とか   大量にあったお土産だったのだが、ほとんどはその日になくなったのに、その日に食べられなかった4枚が2週間近くそのままで、今週になってようやく片付いたのである。

食べたいけど遠慮していたのか、好みの味でなかったのか、ダイエット中なのか、老若男女  個人個人、理由はいろいろあるだろうが、気になりつつも互いに放置し合っていたようなものを「遠慮の塊」と呼ぶのは、私にとっての常識だったのである。



「遠慮の塊」を片付けた功労者になれるのに、「イヤ、結構です。」と答えられ、「チョコ、いまいちやった?」と尋ねると「とても美味しかったです!」と更に謎は深まったのである。

「遠慮の塊」を片付け、みんなの集中力に余裕を与えた、、、「遠慮の塊」の次のお土産の購買意欲を掻き立てた、、、机の上が広くなってちょっとした打合せもしやすくなった、、、私が犠牲となって、2枚をやむを得ず片付けたのである。