雨の日曜日。
最近感動した、おススメ本です。
2年くらい前に、電車待ちのホームのキオスクで購入し、
しばらく放置していたこの本、
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海の翼 (PHP文芸文庫)
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『海の翼』
最近の通勤電車のお供となり、
一気に読んでしまいました。
こんな実話があったなんて
恥ずかしながら全然知らなかった私。
日本とトルコの
数奇な友好の歴史が
編み上がるセーターみたいに
偶然と必然で絡み合って、
実話とは思えないほど信じられないような感動的なクライマックス。
泣けてきました。
100年前のエルトゥールル号の海難事故と
100年後に起こったイランイラク戦争時の
戦時下緊迫したテヘランの全日本人250名救出の描写。
イランイラク戦争は、
私もテレビでその映像を見た記憶がかすかにありますが、
そんなドラマがあったことは今まで知りませんでした。
イラク、サダム・フセインが
突如出した、民間機無差別追撃宣言と
イラン脱出が絶望的だった日本人の、
制限時間までの緊迫した様子。
スカッドミサイルが飛び交う戦時下のテヘランの空港に、
日本が日本人救出のための飛行機を出さなかったというのに、
全く無関係の第3国トルコが、
国を挙げて、
日本人のための救援機を飛ばしてくれた
そのおかげで、危機一髪、日本人はイランを脱出できたという史実に基づいた話です。
その時、まだイランにまだ残るトルコ人はたくさんいて、
しかし彼らは日本人救出を当然と受け止め、
自分達は車に分乗し本国まで脱出する。
地球の裏側に、
こんな日本人を好きでいてくれる国があることを
一日本人として嬉しく感じ、
トルコ人のお知り合い、いないのですが、
感謝の気持ちを思わずにいられない一冊でした。
歴史の学びにもなり、
若い人にもおススメです。
2年前に映画になった
『海難1890』
は同じ歴史を題材にした映画です。
人は人を助けずにはいられない
そういう生き物なんだ。
という一文が
印象的だったなー。

