天国に召され
今日はその、
お別れ会でした。
人生は不思議な川の流れのようで、
その流れに乗る偶然の出会いの中でみんな生きてますが、
この方との出会いはものすごく偶然で、しかも私にとってはかけがえのないものでした。
たくさんのことを教えていただきました。
そんな頻繁にお会いするわけではないけど、
たまに会えばいつも優しい言葉でさとし、
さりげない後ろ姿からちょっとした考え方や生き方を学ばせてくださり、
私はお会いするたび、自分を反省しました。
ものすごくお忙しい方であり、
若々しいけどご高齢であり、
メールは得意ではないのに、
私の突然のメールにも、
返事はいつもすぐに帰ってきました。
誰にでもそういう方でした。
変換がよくおわかりでなくて全部平仮名だったりするのだけど、
とにかく何事にも真摯で、
私なんぞにも実直にいつも対応してくださいました。
たくさんの本を勧めてくれました。
生き方をそれとなくいつもたくさん教えてくださいました。
奥様から訃報のお手紙をいただいた時は
涙が止まりませんでした。
周りからとてもとても愛されていた方なので
いつもたくさんの人に囲まれ、
その場を笑顔でいっぱいにされる方でした。
エルメスの帽子がお気に入りで、
超愛妻家で、
住む世界が違うのに
そんな私にも
ご夫婦での豪華客船での旅のお話を
全く嫌味なく楽しそうに話してくださるような
本当に本当に素敵な方でした。
とても公平で、
どんな人とも分け隔てなくお付き合いされる
誰にも愛される方でした。
ご本人の希望で、
ご葬儀は家族でひっそりと済まされ、
今日は、改めてのお別れ会をホテルで開催したのでした。
大好きだった桃花林のお料理とともに。
奥様からの案内状には、
香典、供花は一切固辞させてもらいますとの旨と
料理を用意しますので平服で気軽にお越しくださいとの旨があり、
本当に、お亡くなりになられても、
そのお方、ご夫婦のお人柄がそのままのお別れ会で、
賑やかなのが好きな方だったからと、
皆さん笑顔で和んだ雰囲気で、
私はそれでも化粧が崩れてしまうほど涙が出て仕方なかったのだけど、
ご家族にも周りにも、どれだけこの方が愛されてまた、周りを一生懸命に愛される方だったのかをまた知ることができ、
この偶然の出会いでたくさん学ばせていただけたことをまた感謝せずにいられませんでした。
生前、お話を伺いに行くといつも、
ケーキでも食べましょう、と言って、
このお店に連れて行ってくださいました。
でも私はこれだけは譲らず、
ここのお会計はいつも私がさせていただきました。
ここのお会計くらいは、
いつも学ばせていただいてるご恩返しに私にさせてください。って、それくらいしかできなかったので。
だから今日はお別れ会の後、
一人でここに来ました。
ここのケーキは大きすぎて、
お腹がいっぱいになってしまいます。
お別れ会が終わってすぐ、
早めに失礼しようと、ホテルの会場を出ようとした際、奥様が後ろから小走りで来られて、私の肩をトンってされて、
「ねえ、お元気でね。頑張ってね」って
優しく言ってくださって、
また、泣きそうになりました。
ものすごく仲良しのご夫婦でいつも一緒だったから、奥様が一番寂しいと思います。天国でもそれを一番心配されてると思います。
またご連絡させてください、と申し上げました。
たくさんたくさん、
勉強をさせていただきありがとうございました。
せっかく出会わせていただいて、
たくさん学ばせてもらったはずなのに
全然習得率が悪いですが、
これからも
心に留めて
生きていきたいと思います。
天国で、
奥様と、ご家族と、私たちみんなのことを
見ていてください。


