当たり前のように使っていますが、
思った以上に心を感動させるし、
自信とか勇気をくれるものです。
こんなの選んだことない!みたいな服の中に、
実は自分にぴったりのイメージあると判ったりするから、
それが自己発見につながり、自信につながり、
自分の見た目への意識へさらにつながり、
ひいては、
自己肯定感や、自分の芯の確立というか、
とにかくきっと、
自分が好きになる。
私は、各自治体の地域包括センターや、保健センターからのご依頼がよくあります。
その中で、
認知症に対する理解を深めるための講座として、
ご高齢の方向けに、メイクアップや、色遊びのちょっとしたセミナーをさせていただくことが時々あります。
『私は化粧なんていいわよー』とおっしゃってた80代のおばあちゃんが、
チークをほんのり塗ってあげると、
周りから、『すごいいいよ。良く似合うよ!』と褒められて、
『そうかね?』って、
自分でやってみようとする。
鏡の中の自分をちょっとニッコリして覗き込む。
感動的♡
眉のお手入れ方法をレッスンすると、
一緒に参加していたご主人であるおじいちゃんが、
『お前、今のやり方だけちゃんと聞いておかなきゃだめだぞ』って、
おばあちゃんに念押してたり。
そんな80代のご夫婦。
いいなぁ。ときめくなぁ。
と私なんていつも感動しっぱなし。
お化粧やカラー診断は、
シミシワを隠すためのものではないです。
短所を取り繕うためものではなく、
長所を伸長させるためのもの。
その人らしさをもっと活かすためのもの。
って思った方がずっと前向きに考えられる。
背筋を伸ばして胸を張って生きていくためのちょっとしたスキル。
メイクや、カラー診断って、
オシャレな人のためのものだと思っていらっしゃる方が結構いらっしゃるけど、
一番感動するのはいつも、こういう場面だし、
医療や介護の現場に、
見た目のケアという部門は大事なんじゃないかと私は思ってます。
だから、そういう現場からお呼びいただいたときは、
優先的に馳せ参じます。
むしろ喜んで、どんな遠くても、すぐに飛んでっちゃいます。
2011年の東日本大震災の時、
居ても立ってもいられず、知人を頼って現場に何度か赴きました。
私に出来ること、私に出来ること、
そうだ!眉のお手入れだ!全て流されてきっと困っていらっしゃるはず。
と最初は避難所、そして仮設住宅を回りました。
プロボランティアというやつです。
私のメイクボランティアの時の写真が、チョコレートのパッケージになってました。
(食べると一部が支援のために寄付される、食べるボランティア『チョコボ』です)
1年経つと、仮設住宅はご高齢の方が多くなっていて、
そこでもおばあちゃんたちにちょっとチークしてあげたり、眉を直してあげたり、
そりゃもう、すごく列になって並ばれるので、身体がへとへとで大変でしたが、
その喜ぶ笑顔がどれだけ私のエネルギーになって、
私の方が元気になって帰ってきたことか。
メイクや色って、
そういう現場にこそお役に立てるツールです。
だから必要とされるならどこへだってすっ飛んでいきます。
医療・介護・認知症予防・子育て・出産、
そういう『人生』に密着した現場で、よりお役に立てるツール
今、プロ養成プログラムを受講中の受講生さんの中には、
保健師さんがいらっしゃいます。
先日、認知症予防の会議に参加されたそうで、
翌日サロンに来られた時、
とてもイキイキとお話しされてました。
『あの現場にこそ、色が役に立つ。メイクが役に立つ。それを分かってもらうためにはどうしたらいいかなぁ。』
『私、カラーを知ってもらってお役にたててもらおうかな。そういうセミナーを企画してみようかなぁ』と、
そこすっごくお役に立てる場所!
とっても行動的な方なのできっとすぐに動かれると思います。
要請受ければすぐ動けるように私もスタンバろ!