大変ご無沙汰しておりました。
サロンのすぐ近くにある公園の木々も
立ち止まってしまうほど、紅葉が本当に美しいです。
この2週間は、人のありがたさが身にしみる1週間でした。
ブログにどこまで書こうか、大変迷いましたが、
全ての方にご無礼をご連絡することができず、ご迷惑をおかけしてはいけないので、今日は、ご報告をさせていただきます。
誤解や誤認があってはいけないのと、
長い時間に色々なことを感じ、色々なことがあったので、少々長くなりますが。
母のことです。
ほんの数年前まで、私が生まれてこの方、風邪で寝込むことさえ見たことがなく、毎日元気で自転車で買い物に行ったり、父や友人と、いつも何かの用事で忙しくしていた楽天家の母ですが、
何年か前に、難病のALS(筋委縮性側索硬化症)を発症し、
進行性のその病魔とずっと闘っています。
そのことは、以前にも何度かブログに書かせていただきました。
先日11/14、母が誤嚥事故で意識不明となり、緊急入院しました。
現場に居合わせた妹の人工呼吸などのとっさの処置のおかげで、
病院に搬送された後、意識を取り戻すことができましたが、
今現在もICUに入っている状態です。
連絡があったとき、
私は滋賀県にいました。
その日は何カ月も前から決まっていた
カラーセミナー講演を滋賀でさせていただく日で、
主催の方の車に乗せてもらい、会場に向かっている途中でした。
到着寸前に携帯にかかってきた電話で
緊急事態を知りました。
講演時間まであと1時間を切っており、
会場にはすでにスタッフの方々が集まってくださっており、
私の4人のアシスタントさんたちも現場に向かっていたり、既に到着していたりでした。
すぐにでも病院に駆けつけたいけど、今からセミナーをキャンセルするのは難しい、
しかしその日の仕事は夜まで続く仕事でこのまま夜まで病院に行けないんだろうか、、、などなど、
色んな思いが頭を巡りました。
第一報の電話を聞いていた、運転手をしてくださった主催の関係者の方が、
「このまま帰りましょう!とにかく会場に連絡してみます。」と、
とても迅速に、とても的確に方々に連絡を取ってくださり、
「Uターンして病院までこのまま送ります!」とまで言ってくださり
(そこは滋賀県、病院は愛知県で、かなりの距離なのに、)
すごい距離なので、さすがに病院までというのはご遠慮しましたが、
「運転、大丈夫ですか?」と私の心を気遣ってくださり、
そのまま私の車のある岐阜までUターンしてくださいました。
Uターンというには遠すぎるくらいの距離を往復していただいた上に、
方々への連絡、加えて、そんなお言葉までいただけて、
心にしみる優しさでした。
講演に集まってくださるみなさんやスタッフの方にお会いして挨拶もできず、とても気がかりでしたが、
予定されていたセミナー講演は、
私抜きで、主催の皆様とスタッフの皆さんが切り盛りしてくださり、
参加者の皆さんに事情もご説明いただき、楽しんでいただけた様子で、
後で拝見した参加者の方の感想には、
「色の魅力に惹きこまれました!」
「とても面白い内容で、色に興味を持ちました!」
「どんなものかなーと思いましたが、ぜひカラー診断してもらいたいと思いました!」
などなど、本当に心からの満足が文面から伝わるものばかりで
こんな素晴らしいスタッフに恵まれたこと、
こんなふうにお客様に満足してもらえるほどアシスタントの皆さんが
成長してくれたことが、感激するほど嬉しかった。
セミナーの修了後、
先方のスタッフの方、ベルヴェールのアシスタントスタッフの皆から
報告のメールを続々といただきました。
そういった連絡のやりとりにしても、細かくて丁寧で、
チームとして一番大事な、ホウ・レン・ソウ【報告・連絡・相談】が
ほぼ完璧にできていたことが嬉しかった。
一通のメールの一部をご紹介します。
忘れられない大切なメールです。
「今日のセミナーは、滋賀のスタッフの皆様が『今日はこういう訳ですので、こういう感じでやっていきましょう』と段取り&サポートしてくださって本当に心強かったです。私もこれから先こんな風に率先できるようになりたいと思いました。私たちアシスタントも○○ちゃんを筆頭に色とパーソナルカラーについてレクチャーさせてもらいました。
今回のことを通して、思っていることは伝えたい気持ちがあってもそれを言葉にして伝えることはとても難しいということ、それでも皆さんの顔を見ながら一生懸命話しました。
今後の課題が見つけられて、勉強させていただいた一日でした。
こんな貴重な体験ができたのも、滋賀のスタッフの皆様が温かく、素晴らしい方ばかりで、とてもまとまっていたおかげでした。このご縁に感謝です。ありがとうございました。
ご家族のケア大変かと思います。ご自身のお身体も大切にしてください。
では。
予想もつかない事態に陥ってみて初めて、
人もチームも、本物の姿が露呈されるものです。
この、何の準備もする暇のない緊急事態に、
これだけの満足を得られるセミナーをしてくれた皆さんは私なんかよりずっとずっとすごいと思います。
私はいつからこんなに素晴らしい人たちに囲まれていたんだろう。
そんな気持ちになりました。
なによりもチームワークがあったからだと思います。
本当にありがたいことです。私、もっと感謝しないといけませんね。
ベルヴェールは、何年か前に、私がたった一人で始めたオフィスでした。
最初は何をやるにも分からないことだらけで、八方塞がりそのもの。
前に進もうにもどう進んで良いのか分からないくらいでした。
よく始めたものだなと思います。
まだまだ成長途中だけど、
知らない間に、こんなにたくさんの方が周りにいて下さり、
私なしでこんなに乗り切れるようになっていた。
全てを私不在の中、的確に処理してくださった皆さんが周りにいてくださることを、これほど心強く感じたことはありませんでした。
母の方は、
誤嚥事故の日から、自発呼吸がむずかしくなり、
明日、とうとう気管切開の手術を受けることとなりました。
気管切開をするということは、
もう、声を出すことはできなくなるということ。
それでも母の意識は全くもって正常で、
見る・聞く・感じる の どの感覚も全く普通の人と同じ。
手足も指も動かなくなった今、
声が出せなくなるというのは、
伝えるという手段をほぼ失うということで
いったいどれくらいつらいことかと思うと、胸が締め付けられます。
そしてもう一つ、大変なのは呼吸器の世話をする家族の負担。
いつもだれかがそばにいて、24時間、何分かおきに痰の吸引を行わなければなりません。
すでにそれに近い状態が続いていましたが。
子供が生まれてすぐ、2時間おきの授乳も辛かったけど、
24時間、何分かおきの痰の吸引はこれから何カ月という期限のない、
きっと大変な作業になるでしょう。
介護というのは本当に言葉では言い表せないほど、
心身ともに壮絶です。
ALSの患者さんは、
飲み込みや、呼吸に必要な筋肉までも
すべて徐々に失われてしまうにもかかわらず、
意志や脳の機能は全く健常者のままなので、
自分で自分の機能が徐々に失われていくのを
実感しながら、真綿で首をしめられるように、
自分に残された時間を自分で実感しながら、
自分の体と付き合っていかねばならず、
本人も、また、介護者も心身ともに大きな負担がかかります。
介護の負担は、
育児の負担がやってみて初めてわかったように、
やってみないとわからない壮絶さがあります。
そして、育児のように、生まれてから何ヶ月くらいという期限はありません。
一人で背負えるものでは全くなく、
家族が一丸とならなければなりません。
私は近くに住んではいないけど、
今の私の生活の中で、
削れる時間を削って、
今できること、今しかできないこと
自分にできることをしてあげたいと思っています。
今は、病院にはほぼ毎日通っています。
そのため、
サロンのスタッフKさんや、
仕事でお世話になっている皆さんには、
色々ご迷惑をかけてしまっており、
本当にお世話になっています。
私くらいの年齢の女性には、
たくさんの役割があることが多く、
■母として
■仕事をする社会人として
■家庭を預かる主婦として、妻として
■老いていく両親を持つ娘として
■地域の一員として
やらなければならないこと、が、
たくさんあります。
こういう状態でも、
それ一つ一つにいちいち言い訳はつかず、
ただどんなときでも、
真摯に向かい合うべきもの。
周りの人に助けてもらいながら、
理解してもらいながら、
自分に嘘をつかず、甘えないで、
今しかできないことだから
納得の行くように進んでいくのみ。
仕事もなるべく穴をあけないように、
子供たちに負担が決してかからないように、
母のこともできるだけ見舞えるように、
でも自分の体を大事に、
なにより自分の心に納得のいくように、
明るく笑顔でやっていきます![]()
私が母のことを書くとき、文面から悲壮感漂ってしまいそうな気がするのですが、それは違ってて、
今の状態は私にとってはただ現実で、受け入れるべきもので
今、私のそばにいる方々にとって、
私はいつも通り元気に映っていると思うし、
それは空元気でもなんでもなくてですね。
隠す必要もないし、今の自分を成長させてくれてるただの現実なんです
だからこれは仕事ブログだけれども、
自分の母の病気のことをブログに書くのを躊躇しないのかな。
逆にこういう私の発信が、今、介護の立場に置かれている方や、
同じ病気で苦しんでいらっしゃる方、
家族に病気の方を抱えている方にとって
ちょっとでも私の話を参考にしていただけたり、
勇気の元になればうれしい。
いつも母のことを書くときに言うのですが、
介護は誰にでも、明日にでも起こりうる現実です。
でもそこから学ばせてもらうことが本当に多い。
病気の知識ももちろんだけど、
人の心や、
人として本当に大切なことや、
自分の生活を客観的に見てみたり、
家族の関係や、
周りの人間関係
人生のことなど、
今まで自分に見えていなかったことがたくさんたくさん見えてくる。
私にとって、
『病気が教えてくれたこと』
は数えきれないほどたくさんあって、
不謹慎な言い方かもしれないけど、
■家族関係
■出会い、
■人のありがたさを身にしみて感じたことなど、
良かったことも事実本当にたくさんあって、
たくさん成長させてもらえました。
これからも母と一緒にいられる時間ずっと、
きっとそうだと思います。
でもそれを、
良かったと捉えるか、
運が悪かったと捉えるかはその人次第。
学べたと捉えるか、疲れたと捉えるか。
それは捉え方次第。
私にとっては多分、蓋をすることなく、
隠すことなく、
逃げることなく、
これでもかっていうほどオープンに、
何より自分が納得がいくように、精一杯今を生きるのが気持ち良く、
それで誤解を得たり、心配かけたり迷惑をおかけすることもあるかもしれないけど、
今しているスタンスが、私の方法なのかも。
講座の延期など、
仕事上ではたくさんの方々にご迷惑をおかけしておりますが、
お一人お一人に諸事情がある中、
ご理解いただき、
本当に感謝しております。
(11/22スタートのライト講座は1月10.24日に開講を延期させていただきました。)
思う存分書いたなーというすっきり感![]()
私はやっぱりこうして
自分の思いを伝えることが好きなようです。
こんなにお休みをしてしまったブログですが、
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
サロン近くの公園のイチョウの木は、
下から見上げるとこんなにキレイで、圧巻でした。
見てると気持ちが澄んで、夢が叶いそうな視界でした。
退院したら母に、見せてあげたいな。
あ、そのころには散っちゃってるかな。
写真でみせてあげよう♪
緊急の側面に際してみて、人のありがたみが心に沁みることがこんなにあるものかと実感しています。
お世話いただいた皆様、
ご迷惑をお許しいただいている皆様、
お一人お一人にご連絡もできず、
失礼をお許しください。
本当に本当に、
ありがとうございます。
明日から、ブログできるだけ再開します♪

