オバマ大統領誕生の先週は、
週末のニュースまで、日本もオバマ大統領一色という感じでした。
このフィーバーぶりは明らかに、
ブッシュ大統領のとき以上だとテレビやネットを見るたびに思いました。
そんな私がどうしても目が言ってしまうのが、
オバマ大統領の、シチュエーション別のネクタイの色。![]()
私が見ていて感じたのは、
特に大統領就任演説や、投票前の演説などで
彼が使用していたのはとにもかくにも赤だったということ。
選挙戦となると、しかも選挙戦での演説となると、
これは日本でもほとんどの方が普段あまり見ない赤を使われます。
元々濃い目の色が似合う、彼の場合、淡い色(黄色や、グレーやミント系のグリーン)
ではどうしても弱く見えがちなので、
こうした目立つ場所では赤の無地か青系レジメンタルが
他の候補よりも非常に多かったですね。
そして、大統領選挙中でも大統領選と関係ないイベントや、
下の写真のように、支援者と触れ合う場、
就任後の写真、では
もうちょっと協調性を感じさせつつ、信頼できるリーダーを演出する
青系を使ってます。
特に写真のような一人一人と触れ合う場では、
ネクタイ色を淡く親近感のわくものにしてたりして、
すごく細かく使い分けているので、
毎日プロがシチュエーションによって
アドバイスしてるのかなーなんて思いました。
これは1/6に、大統領経験者が集合してランチしたときの写真。

オバマさんは優しいクールな青を使ってます。
クリントンさんやカーターさん、父ブッシュさんが濃い色を使っても、
さわやかに見えるのだけど、オバマさんはそういうわけにはいかない。
強さが強調されてします。
父ブッシュさんの「紺」をオバマさんがこの場面で付けると
ニューフェイス的なイメージが全くなくなりますから、
かといって、黄系では大統領としての信頼度の見え方が全く違う。
このチョイスさすがです。
ホワイトハウスまでのパレードの際は、黒のコートにマフラーを巻いてらっしゃいましたが、
このマフラーまでが赤でしたね。
想像してみて下さい。
あれが深緑だったらどうでしょう?
たしかに親近感はあるけど、
アメリカ合衆国を背負っていけるのだろうかと、潜在意識に不安を感じるかもしれません。
今回のメディアの夢と希望にあふれんばかりだった表現も、
マフラーの色が違っていたらちょっと変わったかもしれませんね。
赤には、「俺がひっぱっていくよ!」という統率力、
「リーダー誕生!」という期待感を持たせる、
不思議な心理効果があります。
ただ、使うときは対大勢を前にしたときがベター
。
対2人とか、対1人で赤を使ってしまうと相手に無意識に反感を感じさせますので、
世の社長様は注意してお使い下さいませ。
ちなみにこれは、
マケイン候補の候補者指名演説の時の写真。
こぶしを握ったスタイルも、
黄色のネクタイでは効果半減なのです。
これこそ、
1対1や、1対少人数の、
しかも営業や、何かの説明の際などに使われるのがオススメな感じですね。
ネクタイ色戦略が当たり前のアメリカ大統領選に関する写真で、
マケインさんが黄色で出てこられたのは、ちょっと意外でした。
これから、ずっとオバマさんのネクタイを見ていくと、
きっと赤の使用率は減っていく と思います。
夢と希望にあふれた演説ばかりではなくなりますし、
現実的なホワイトハウスでの記者会見などでは青が多くなるだろうし、
重要な外交では黄色も出てくるでしょう。
ネクタイ色はよーく見ていると本当に勉強になると思います。
特にオバマさん、何でもお似合いになるわけではないので、
結構限られてきてわかりやすいですし。
あ、こういったネクタイ色の戦略は政治家の方は当たり前で、
日本の選挙戦でも、投手討論、支援者との握手会、会食、などで
上手に使い分けられていることが多いです。
ネクタイ色選びにいつも迷ってしまうビジネスマンの方は、
参考にされるとなかなか面白いと思います。





