26歳の中国人留学生、厳俊さんに大阪府警は感謝状を贈呈した…

26歳の中国人留学生、厳俊さんに大阪府警は感謝状を贈呈した。厳さんは先週、台風18号で増水した淀川で小学4年の男児を救助した。川に落ちて流される男児の悲鳴を通りがかりに聞き、とっさに濁流に飛び込んだ


▼勇敢な行動がなければ男児の命は危なかった。厳さんは「怖くはなかった。怖くなる時間もなかった」と話している。来春から大阪市立大大学院の博士課程で学ぶ予定で、今はコンビニでアルバイト中


▼勇敢な行動をたたえる電話が府警にはたくさんかかってきたという。「大人だから、子どもを助けるのは当たり前」と言う厳さんは、報道陣から聞かれて、はにかむように「日中関係が少しでも良くなってほしいです」とも話している

*この方はチベット人です

 支那人が人の為に行動する人を「馬鹿」と言うそうです

 

▼外国人留学生の勇敢な行動というと、東京・JR新大久保駅を思い出す。12年前のことだ。当時26歳の韓国人李秀賢(イスヒョン)さんが、ホームに転落した人を助けようと線路内に飛び降り、一緒に降りた日本人らとともに電車にはねられ死亡した

*思い出すって 記者が思い出すのか?

  この留学生が思い出すのか?


▼秀賢さんの父盛大(ソンデ)さんのことを、この春、本紙記者が釜山から伝えていた。日本各地から寄せられた秀賢さんをたたえる手紙が遺族の支えになったそうだ


▼国と国とが領土問題などでいがみ合っていることについては、盛大さんは次のように話している。「政治はいつか変わります。私たち市民同士は政治とは離れたところで、お互いを柔らかい気持ちで見るべきではないでしょうか」

=2013/09/24付 西日本新聞朝刊=