靖国神社を15日に訪問し「安倍晋三政権の右傾化に遺憾の意を示す」声明を発表するとしている韓国の左派系野党、民主党の国会議員ら4人が14日、日本に入国した。韓国政府は「不測の事態が生じかねない」との日本政府の要請もあり訪日中止を求めたが、4人は聞き入れなかったという。
入国したのは、同党の李鍾杰(イ・ジョゴル)氏ら3議員と李竜得(イ・ヨンドゥク)最高委員で、14日夕に羽田空港に到着。入国審査を終えて姿を見せるまで2時間以上かかった。出迎えた在日韓国大使館の職員は「政治目的で靖国神社に行くと答えたため審査に時間がかかったようだ」と説明した。
李議員は報道陣に「(靖国神社に)行くかどうかは決めていない。皆で相談して決める」と話した。
靖国神社前で声明表明に踏み切った場合、日本側との衝突などを招く恐れもある。日本側も安全を理由に入国を拒否できたが、一昨年8月、韓国・鬱陵島を視察しようとした日本の国会議員3人の入国を拒否した韓国の対応を批判してきただけに、最終的に入国を許可したもようだ。
聯合ニュースによると、李議員らは声明で「右傾化への遺憾の意」のほかに、東京電力福島第1原発の汚染水流出をめぐり、隣国の韓国への十分な情報提供も求める意向を示した。
4人が15日に靖国神社に行った場合、厳しい対応を迫られる警備当局幹部は「議員側の行動を制限する権利はなく、通常警備の中で臨機応変に対処するほかない」と話している。
