地に堕ちたカネボウ・ブランドから学ぶべきもの

 化粧品というのは日常的に長期で使い続けるため、有害物質が入っていたり肌に合わなかったりしたら大変なことになります。カネボウ化粧品は7月4日、「美白」系の製品の自主回収を発表。その理由は、8ブランド、54製品を使用することで「肌がまだらに白くなる」といった症状が出たため、としています。

 23日には、製品の一部を使用することによる「まだらに白くなる症状」の申し出が2250人いた、と発表し、医療費や治療のための費用を負担するらしい。しかし、被害者はもっと増えそうです。

 化粧品はユーザーからの信頼性がもっとも大事です。今回の被害により「カネボウ・ブランド」は地に堕ちた。美容部員さんたちも大変でしょう。表題ブログでは、自社製品に問題が発見されたとき、どう対応すべきか、に
ついて考えています。

 即座に回収していれば、その後の「二次不祥事」は防ぐことができ、被害者を増やすこともなかった。最初に被害が報告されたのは2011年ごろだったそうです。目や耳をふさぎ、臭いものに蓋をするような経営では、とても対応できません。

 企業が落ちぶれるのは10年もあれば充分です。

http://agora-web.jp/archives/1550455.html