建前 | フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~

フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~

岐阜県瑞浪市のフレンチレストランベルエキップシェフのblogです。日々の出来事から、料理に対する想い、新作料理や仕入状況、イベント情報等を発信していきます。




僕のする3時間ロティはこの手の理論や根拠があるから最高峰です。

完璧ではないですが他のお店の芯温54℃辺りとは違う。

肉汁を沸かし筋繊維をギリギリ傷つけるからこそ60℃から62℃の火入れをし

3時間かけることによりその温度帯を長く持続する。

美味しさのための蓄熱が今こんな状況ですが武器になる。




やってます感や見映えや謳い文句より

中身が大事

僕は料理に今や見映えは求めない。

全ては美味しさのために

結果的に美しい味にすれば美しい料理になる。


ガラパゴスは素晴らしい

でも今の日本はガラパゴスではない

ガラパゴスとは独自の進化です。

今の日本進化してますか?

家電でも革命も革新も起きない生まれない

日本のフレンチはレベルが高い?

いつのお話?

もう世界で乗り遅れてます。

どこかで見た器に盛り付けにカトラリー

物真似のオンパレードで日本らしさに強烈な個性が

丁寧できちんとした仕事というものに凌駕されてます。

丁寧にきちんと作れば美味しいなら職人は

料理人なんて必要ありません。

僕らはプロで自分の技で力で生きてます。

研ぎ澄まされた技と強烈な個性は一般の方にはわからない頂です。

なのに愛想も人間性も求めるのは酷です。

何かが尖れば何かが劣る

平和過ぎ人様の否定や批判を恐れるあまり

高い平均値でうろうろしてる間に強烈な個性とパワーをもった他の国の賛否両論溢れる料理に埋もれます。

人間性美味しさに必要ですか?

料理人に社会性必要ですか?

もちろんはるほうが良いですがそんなものより

1秒1ミリ1ミリグラムにこだわるほうが大事。

最高に美味しい料理を作れる技と力を持つ方を僕なら選ぶ。

あくまでも僕の好みです。

僕は負けたくないのです誰にも。