カレー | フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~

フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~

岐阜県瑞浪市のフレンチレストランベルエキップシェフのblogです。日々の出来事から、料理に対する想い、新作料理や仕入状況、イベント情報等を発信していきます。



フレンチカレーとは?

9月に作ったときも、国際陶磁器フェスティバルで作ったこのカレーも

フレンチカレーと呼んでました。

まず日本のカレーとインドのカレーの違いとは?

日本のカレーが出汁を土台とする煮込み寝かせる料理に対して、インドのカレーは鮮烈なスパイスを使い煮出しサッと食べるカレー。

僕のカレーはその中間でしょうか。

僕自身が出汁に対する考えがあるからです。

出汁が全てという風潮があんまりなのです。

日本の旨味や出汁が世界的に認知されましたが、本来出汁とは縁の下の力持ち。

そして出汁を多用すると鈍重な料理になると感じてます。

僕は料理にキレを求めます。

出汁はもちろん使いますが、キレを出すことに尽力します。

多皿を出すベルエキップのコース料理には、キレがないとお客様は飽きてしまいますし、疲れます。

ラーメンにキレよりも、鈍重さを感じるのはたくさんの出汁を使ってるから。

ただしそれはラーメンの目的で、一杯で満足させるには、そして一口目から満足させるため強い味。

ベルエキップのフレンチカレーにもボーノポークから取ったスープなど使いますが、僕は赤ワインやその他の材料の酸味や甘味に辛味、そして苦味に口腔に広がるアロマを表現したい。

鮮烈だけれどコクもありキレもあり、口の奥にアロマが広がる

なかなか満足できるものにはなりません。

なにせ他にないですし、前のブログに書いたようにお値段的な制約があります。

もし満足できるレベルにするのなら、倍のお値段だとなんとかなるかなと。

それほどフランス料理人にとってのソースに対する想いは深く、お金も手間暇もかかり、何より普通の方には理解不能だと思ってます。

知恵と工夫と知識と技術、経験と

勘です。  

国際陶磁器フェスティバルのフレンチカレーはカレー風で、今回はハヤシカレーというデミグラスソースのようなスパイシーなハヤシライスのようなカレーです。

他にないものを一から作るのは大変です。

けれど作っていると五感を刺激され、ああ料理人だなぁと思えます。

レシピや分量は全く計ってません。

出汁に頼らない料理

です!