リネンを纏う。。Bellenaru あらもーど -2ページ目

リネンを纏う。。Bellenaru あらもーど

BelleNaruはアンティークテイストのエプロンや洋服をハンドメイドしています。
思う。。描く。。形にする。。BelleNaruの制作あれこれ日記。

春はもうすぐそこ。。の気配はまだ北陸には感じられませんが。。

BelleNaruの春休みのお知らせです。

minneでのご注文受付を3/3~3/15までお休みさせて頂きます。

急な告知になってしまい申し訳ありません(>_<)

 

実際は3/15まで制作・発送作業は行い、二週間ほどのお休みをはさんで、次の発送は3/30ごろから再開の予定です。(ex:3/16のご注文では3/30発送予定)

ご注文を検討中の方はご注意ください!

 

minneが軌道に乗り出して一年くらい。

本業の講師業と展示会、イベントをはさみながらほとんど休みなく突っ走ってきました。

おかげさまで日本全国からたくさんのご注文をいただき、喜びのお声や、あたたかいお言葉に支えられてきました。

感謝感謝(*^^*)です!

ここらでほんの少しの休養と、新作に向けての研究・試作の時間を作りたいと思います(*^^*)

 

 

 

 

なんとBelleNaru、
あの金沢東山のフランス料理店『くりゑんて』の制服を作らせて頂きました!

『くりゑんて』とは金沢では誰もが憧れる名店。フレンチに加賀の風味をかけ合わせたこだわりのお料理を堪能できるお店です。
金沢移住当時から憧れていて、なかなか予約がとれず、やっとやっと、年末のお誕生日に伺うことができました。
そのとき、気さくなマダムとお洋服の話しに。
そして年が明け、、
この光栄なご依頼を頂いたというわけです(*^^*)

今回は2パターン。
ひとつ目は。。
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大好物、立ち襟フリルのブラウス。
お得意ベルギーリネンで仕立てました。
袖をバルーンにふんわりふんだんにふくらましたかったのはやまやまでしたが、サーブするのにじゃまにならないよう最小限に折り合いをつけました(^-^)
厨房でのお仕事がらくなように袖口にはゴム入り。
こちらのイメージソースは世紀末〜1900年代風です。ルノワールの絵にでてきそう?(´∀`)


そしてふたつ目はこちら。。
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スタンドカラーの清楚さ全面に押し出したもの。
しっかり目のリネンです。
七分袖はやはり仕事しやすさを考慮してのマダムのご要望。
厨房では水仕事もあるし、接客にはキチンと感が必要。。ということで両方のバランスを考慮。
こちらのイメージは。。
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ルパン三世カリオストロの城より。。(*^^*)
この清楚さ控えめさを出したくて。。

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ふたつとも納品に伺って、試着してもらったとき「かわいい!!」と興奮してしまいました(*^^*)(*^^*)

制服、、というのははじめてでしたが、普段着とはまたちがう発想が必要なんだと改めて痛感しました。
制服って機能服なんですよね。
仕事着。毎日着る。動く。。それに加えて今回の場合は高貴さが必須でした。
でも食事を邪魔しない控えめな、決して出すぎてはいけない。。でも素敵な。。
(…ちょっとBelleNaruっぽさも出したい。。)
そんな高貴さと機能性を兼ね備えた制服。
憧れのお店の繊細な料理に見合った制服。
。。そんなものに仕上がってるかどうかは、
現場デビューしてマダムやスタッフさんに使って頂き、答えが出るんだと思います。

くりゑんてさんの繊細なお料理。。
食事に集中したいので写真はこれだけだけど。
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店内のインテリアもこだわりいっぱい。。
ダーリンも絵になってる(*^^*)
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本当にお料理も雰囲気も素敵なお店。

金沢にお越しの際は是非、絶品料理を堪能しに訪れてみては?
高貴な制服に身を包んだマダムたちが最高のおもてなしをしてくれますょ💕




金沢文化服装学院卒業制作ショーが、きのう2/4、
21世紀美術館で開催され、
先日展示ブースに並んでいた作品たちに生身の人間が袖を通し、ランウェイで披露されました。

やっぱり服って人が着てはじめて息をし始めるんだな。とくにすばらしい作品は、着て動いて風をはらんで、美しく完成する。
展示で見過ごしていた作品も人が着ることでこんなステキな作品だったのか!と見直すものもありました。
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二年生の作品→三年生の作品という流れの構成でしたが、三年生の作品を観た時に改めて気付かされたこと。
やっぱり服って服以上の要素が加わってはじめてファッションとしての価値を持つということ。
要は世界観。
どんな場所でどんな人がどんな風にどんな目的で着るか、、
そこまでのドラマを想定した服作りができてるかが、ショーという形式ではハッキリと表れる。
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二年生もすばらしい作品ばかりでしたが、服のその先を想定した世界観までを表現出来てた人は少ない。
その点が、二年生と三年生の差なのかなと感じました。
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あと、着る人の役割りも大きい。
ただ着せられてるのではダメ。
着なくては。
作り手の意図を理解して自分の解釈をもつ。
ふだんの自分ならこんな服は着ないけど、これを着る人はきっとこんな気分でこんな風に歩くのかな、、って想像してその役を演じる。

三年生作品はその作り手のコンセプトがしっかりとしていてたぶんモデルもイメージが持ちやすかったんじゃないかな。
演じやすかったんじゃないかな。
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ほら、この子たち気持ちよさそう。

作品制作者とモデルのモチベーションのちがいは
当然あると思うけど、モデルの着方、見せ方でずいぶん作品の良し悪しがちがってくる。作り手の苦労は当然のことながら、着る人も大きな役割を担ってることを意識してほしい。

ずっとこのショーの間、ワクワクとゾワゾワが止まりませんでした。
本当にすばらしいものを見せて頂きました。

きっとみんなまだしばらく興奮さめやらぬ、、だと思うけど、これは決してピークではないよ。
この経験で見えた景色を忘れず、こっからどう発展させるか、、ステキなはじまりだと思ってほしい。


。。以上、お姉さん目線の感想をこの場を借りてお伝えいたしました(^.^)
こんちわ😊
新年のご挨拶から早ひと月がたってしまいました。
今年の金沢は豪雪まではいかないまでも、朝起きたら雪景色。。という日が去年よりも多い気がします。

さてさてごらんあれ。。
金沢文化服装学院の卒展【BFR】が21世紀美術館で昨日と今日2日に渡って開催されています。

今年ははじめてわたしが受け持った学年の卒業ということもあり、感慨もひとしお。。
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アパレル造形デザイン科のみなさんの渾身の作品がところ狭しとひしめきあっています。

服作り、ひいては自分の本当にしたいことと本気で向き合う機会なのかもしれません。

服作りに対する熱い想いがプンプンなエネルギー溢れる作品が多く、おねえさんはちょっと頭クラクラ。。

↓3年生の作品。
彼女の作品はロリータの延長上にストーリー性やグロテスクな要素を組み込んでいく、、という一貫性をもったもの。生地のチョイスやしつこいほどの装飾は本当にすばらしくあっぱれです。
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↓2年生の作品。
彼女のブースはゴシックテイストのフェティッシュな作品群。これはあたしふつうに着たいな。。お気に入り💓
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こういうテイストはいつの時代も一部の人あるいは多数の人を熱狂させてしまう普遍性があるんですね。

↓こちらも2年生の作品。彼女はロココで統一されています。
これまたわたしのツボ。
なんかわたしも盛りたくなってきた。。
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これも↓2年生作品。
色使いを皆苦心してる中、彼女の作品はいさぎよい。あくまでディテール一本勝負という感じで、好きなコレクションです。
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これも↓2年生の作品。
シャネルを思わせる上品さの中に遊びが垣間見え。。好きな作品です。
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こちらは一年生のブラウス作品。
カール・ラガーフェルドへのオマージュとのこと。
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。。。とまあ、挙げだしたらきりがないんだけど、ほんとに学生からはほんと、ほんと、パワーもらいます!

わたしは、週一の1時間のモード史の授業でしか直接学生に接することはなく、制作に立ち合うことはないんですが、こうして日頃の成果を見せ付けられると、なんかうれしいのと同時に、知らないうちに成長していく我が子を見るようなちょっとさみしい複雑な思いも。へんなかんじ〜(^^)

週末土曜日にはファッションショーでこれらの作品に生身の人間が袖を通し披露されます。

金沢21世紀美術館
2/4(土)
①13:30
②16:00

金沢近隣にお住いの方、
たまたま金沢を訪れる遠くの方、
ぜひ、足を運んでみては。。

わたしも若いエネルギーをあびて自分に喝を入れます!
あけましておめでとうございます😊
新年を迎えてから早5日がたってしまいました。
遅ればせながらですが新年のごあいさつです。
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本年もみなさまに可愛がって頂けるような作品をたくさん作っていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします😊

昨年はおかげさまで暮れまで忙しくさせて頂きました。
秋の展示会以降、一番たくさん作らせてもらったのは、ロングなワンピース。
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写真はギャラリーに載せていないカラーですが、リクエストがあり特別にお作りしたもの。
とても気に入りました💓
お客様からのご要望で自分では想像に及ばなかった新しい発見がいっぱいあります。

こちらはカシュクールワンピース。
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ロングワンピースの応用ですが、こちらもリクエストから。。
ちょうど同じ時期に別の方からもカシュクールのリクエストがありました。
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まえで結んでもかわいい💕

じつはわたし自身はカシュクールって着たことがなく、作りたいという発想もなかったもの。
今回作ってみて、案外着回しのきくマルチアイテムなんだと新たな発見でした。
定番化するかは未定ですが、ご要望があればお応えしようと思っております。

こんな感じで大ものを最近縫ってることが多いんですが、わたしとしてもこれからワンピースのバリエーションを増やしていきたいと考えているところです。創業当初、気合いを入れて取り組んだアンティーク風エプロンのような方向性のものにも今年は力を入れていきたいと妄想を膨らませています。

この冬は新しい作品研究、取り組んでまいりたい所存であります😌✨