ブロッケン現象
ブロッケン現象をご存知でしょうか?太陽を背景にして立つと、前方の雲や霧に自分の影がくっきりと映り、その周りには七色の光の輪が広がる現象です。ドイツのブロッケン山頂でよく見られる兆候から命名されたようで、別名・ブロッケンの妖怪とも言われるとか。
このブロッケン現象に興味を持ったのは、趣味である山歩き中。ある鹿児島の百名山での山歩き、その日は「頂上からも太平洋が見えないな」と肩を落とす悪天候でした。頂までの途、ガッカリする私にある登山客の女性が「この濃霧ならブロッケン現象がみられるかもね!」と励ましてくれたのがきっかけです。
当日はあいにくブロッケン現象には遭遇できませんでしたが、やはり願えば叶うものです。先日の飛行機搭乗中、雲の上で機体が空中を大きく迂回している一瞬に立ち現れたのは、虹色に輝く光の輪。カメラ、カメラ!と心の中で叫びつつ鞄をゴソゴソしていると、憧れのブロッケン様は幻だったようにふっと消えてしまいました。キャンドルの灯が一気に吹き消されたように。それはもう、息を呑むほどの美しさでした。
↑ブロッケン現象Wikipediaページよりお借りしました。
流れ星を見たら願いが叶う、とは昔から言い伝えられる話です。ブロッケン現象も山好きにとっては、またとないラッキーシーン。「雲の上は晴れている」という名言のように、「ブロッケンの輪を見たからラッキーだ!」と信じて出張を続けたのでした。
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世の中には、本当に前向きな人がいます。一方で、そうでない人もいます。私が今まで出会ってきた人の中では、この単純すぎる法則「今日も私はツイている!」をクセづけて過ごしている人ほど運気もチャンスも上昇スパイラルを創っているように思えます。
先日お会いした、天下の某大手企業の経営者が教えてくださった「進言受け入れ能力」。「進言は主観的には邪魔でも、客観的には貴重な存在である」といいます。どうしても何か、自分の意に沿わない意見が来ると私たちは無意識的に防戦してしまいます。しかしここで瞬時に、「こんなことを言ってくれるなんて何て恵まれているんだ!」と意欲的に受け入れることができれば、その後の行方も一変するのでしょう。
つまり、事実が何か起こったら、そのときに「自分がどう受け止めるか」で、その後の結果も大いに変わってきます。毎日お客様へ通い続けた挙句に他社へ契約を持っていかれてしまった。その時に、「こんなに頑張ったのに…」と後ろ向きになるのか、「これは私の責任だ。今からこそお客様にご縁をいただいたことを感謝して、次につなげよう」と思えるのか。ほんの些細なことでも、結果の明暗を分ける大きな思考です。これを別名、ABC理論とも言います。
「ブロッケン現象に会えたから、今日は良い日に違いない!」そう思うだけで、本当に運気が好転します。良薬と信じて飲むと、本当に効果が出るという「プラシーボ効果」の一つです。脳が変化すると身体も変化をきたすので、だからこそ「良いと信じる」ことが大切なのです。
私も今後、長時間ハードな登山でも「ブロッケン現象が見えるかもしれない!」楽しみを胸に、山歩き続けようと思います。
