サマータイム導入は浸透するのか?働き方のフレキシビリティ
皆さんはサマータイム導入という存在は知っていますか?
知っている方は、賛成でしょうか、反対でしょうか?
震災後深刻な節電対策が叫ばれる中、企業によるサマータイム導入が論議を醸し出していることを耳にした経験はあることでしょう。サマータイムとは、夏季の昼間の時間を1時間早める習慣のことであり、欧米では定着している「夏時間」のことです。日照時間の長い夏には、就業時間を1時間早めて、その代わり終業時間も早めてその分有意義に時間を使おうとする意図があるのです
私もアメリカの小・中学校に通っていたときは、夏場になるとサマータイムに切り替わりました。サマータイム開始日には、特別に何もアナウンスされることもなく当日を迎えるので違和感も覚えませんでした。日が昇る時刻も早いと自然と目が覚めるので、健康サイクル的には丁度良かったのかもしれません。
そして今、夏場の電力不足を切り抜ける施策として日本企業においても「サマータイム導入」制度が注目を浴びています。日経新聞(2011年5月9日朝刊)では、自分の働く会社でサマータイム導入もしくは導入予定かの調査結果が出ていました。同紙では、
「導入した・導入する予定」4.8%
「導入していない・導入する予定はない」70.1%
「検討中・わからない」 25.1%
との調査結果が出ていました。まだまだ日本においては異物感満載だということが伺われます。
さらに同紙では、サマータイム導入において「賛成」「どちらかといえば賛成」が全体の6割弱、「反対」「どちらかといえば反対」が3割強を大きく上回ったそうです。
サマータイム導入や休日当番制など、より現場にフレキシビリティを重要視する企業が増えているのも事実です。そしてこれまでは節電対策、ではなく業界特有の背景ありきで設定されていました。既に土日ではなく水曜日定休をとっている不動産業のようなケースであったり。生保業界などでも検討を始めているとも耳にします。一方で、顧客と同じく行動をともにする、もしくは海外取引が頻繁な法人営業ではサマータイム導入は検討の余地があまりないかもしれません。
ビジネスパーソン個人にとってみれば、サマータイム導入は生活には様々な変化をもたらします。現在ブームの「朝活」だって、定着化して「朝活」にさえなくなるのかもしれません。アフター5の自己啓発も活発になる可能性も大。そして朝に前倒しに仕事をする生産性の高さは様々なシーンで検証済みですから、日本中のビジネスパーソンの平均的な効率が促進、結果が出るのも夢でないかもですね。
※ちなみに拙著「図解 1億売るオンナの仕事術」P82には、営業女子100人にきいた起床時間の結果が掲載されています。6時台が人数としては一番でしたが、私の経験上、トップセールスウーマンは平均4~5時台の起床が圧倒的です。
サマータイムに限らず、震災を機に働き方のフレキシビリティは避けては通れないものになりました。ワーキングマザーに限らず時短や子育て補助、自宅勤務などを視野に入れる必要があります。今までの固定概念に囚われた働き方では、同じ形で成果と生産性、効率は保証されず雲行きが怪しいです。
時代は変化します。変化によって、私たちも変化を余儀なくされ、気付かされます。サマータイムは日本においてまだ浸透まで時間はかかりそうですが、働き方の多様性が台頭してくるのは間違いなさそうです。
