非効率と幸せの関係
日経ビジネス1/10号の「非効率経営の時代」、面白かったです。
何が面白かったというと、
「非効率なものを競争力の源泉に置き、顧客の支持を得ている企業が確実に増えつつある」
(本文より)として、
一見ムダと思われ企業利益に直結していないようなサービスでも、顧客や社会、地域に貢献していく行動が遠まわりに自社の業績に跳ね返ってくる実態が3社の事例を通じて掲載していた点でした。
実際、私の知るインテリア業のOさんもその一人。
個人成績も達成率120%を超えた実績を3ヶ月以上たたき出すほどのトップセールスですが、彼女の接客ぶりを拝見するに何よりも感心することがあります。
それは、来店されるお客様の『お子様』と心を通わせること。
前職は幼稚園教諭であった経験も活かし、ご家族で来店される際のお子さんとたわいもない会話で打ち解けて、
一見商品サービスとは関係ないような『子供の脳を鍛える勉強会』や『お子様撮影会』など多数開催しながら子供たちの絶大な人気を得ているのです。
そして子供たちからは「あのお店に行ってOさんに会いたい!」と両親に訴えられるのです。自分の子供が心を許すOさんに、ご両親も心を許すのは言うまでもないこと。お店ではひっきりなしにOさん目当ての来客が後を絶ちません。
一見ムダ、と思われるような行動が付加価値を生み、遠まわりに自社利益に還元される。これは女性営業の方に多い強みです。
実際に、
「そんなこと、やらないでよい!と上司に言われることが多いんです。
けれどお客様のためだと思っておせっかいになってしまうんですよね。」
と口にする女性営業の方の多いこと!
世の中一に効率、二に効率、と叫ばれていますが
要は「効率をはかるべきところは効率的になり、その使い分けをする」ことが
望ましいのではないでしょうか。
たとえばPC操作や企画書作成など「作業」の部分は効率化をすすめ、
お客様のために尽力する部分はウェットに非効率になってみる。
何よりも、「相手の幸せ」(=自利利他)を優先的に考えたら、経済合理だとかよりも非合理なほうが生身の私たち人間にとっては幸せなことも多いのです。
そんな折、私にぴったりな本を見つけ、安心しました。
平野啓一郎氏の「本の読み方 スローリーディングの実践」です。
世の中速読ブームですが、どうも私はその波に乗れず、読むのもメチャ遅いんです。
この自分の遅さに辟易してどうにか速く読めないかなと試行錯誤してみましたが、
ナナメ読みで終わってしまい何にも内容も覚えちゃいない(苦笑)
完璧に私の速読が間違っているのでしょうけど!
けれど、非効率だけれど遅い読み方も結構好きだったりするんです。
何度も気にいった表現とかに感情移入しちゃう性格なので。
非効率もときには幸せの基準と合致します。
そう思うと、自分の怠けもときには許しちゃおうかな~、とも思ってしまいます(笑)
(ちょっと違うかな)
