「1億売るオンナ」制作舞台裏⑦感動!「太田さんの体温が伝わる本に」
第7章 感動!「太田さんの体温が伝わる本に」
全力をかけた表紙のキャッチコピーが決まると同時に、本文の最初と最後に挿入する「はじめに」と「おわりに」の部分の執筆が最後にやってきます。これは、文章全体のバランスを考えて書くので、いつも最後に執筆するものです。(これを知らなかった当初は、私は「はじめに」を本当にはじめに執筆していました)
特に「はじめに」は、読者さんが「この本を最後まで読もうか、どうしようか」とジャッジを下す核の部分です。研修も講演もそうなのですが、いわばツカミが面白いとその後も満足度も高くなる。とても大事な部分。
大事な部分だからこそ、考えすぎてしまい書き出せませんでした。自分の言いたいことだけを言ったって、当然一方通行の自己満足で終わる。しかし着飾ってもしょうがない。嘘は書きたくない。そんな折に、編集者O氏より週末、こんなメールが届きました。
(ちょうどO氏は私が過去に出演したフジテレビ系の情報番組『にじいろジーン』の「輝くオンナの人生劇場」にて、私の過去人生の再現VTRを見終わった後であった)
太田さんの出演部分、見させていただきました。
さすがに、ウルっときました。
まえがきにも、この番組に出演したことと絡めて、等身大の太田さんを少しだけ書いてもらいたいです。
太田さんの体温が伝わる本にしたい、です。
そのほうが、読者に届く本になると思います。
ぜひ、背伸びをせず、自然な姿を描いてください。
O氏は、その番組を見て感激してくれたようです。確かに、番組放映直後から、「勇気をもらえました!」「感動しました!」といった反響が続出でした。
私の中で、大学3年生の出産時から今に至る13年間がフラッシュバックされました。平凡な人生で十分と思っていた私が、様々な困難を超えて考え方が変わったこと。そして母子ともに、地味だけれどコツコツ小さな努力を重ねて生きてきたこと…。
涙が出てきました。
なぜ私は「女性」でなくてはいけないのか。
なぜ「営業」でなくてはいけなかったのか。
その想いを素直に伝えようと決めました。
私はO氏にメールを返信します。
>Oさんのメールの通り、原点に返ってみると
>私が一番伝えたいのはやはり等身大の想いです。
>なぜ女性なのか、なぜ営業なのかは、私のルーツにも深く根ざしているんで。
私はO氏の言葉から突き動かされるように「はじめに」を書き上げました。
発売までもうすぐです。
~当時を振り返って~ 編集者O氏コメント
※本物です
「著者の体温が伝わる本」は、いまやビジネス書では基本中の基本である、と私は考えています。
『にじいろジーン』という番組で紹介された太田さんの半生を見て、この中身を少しでも本に反映させたい、という思いに駆られました。
「太田さんという著者は、どんな思いで生きてきて、なぜいま、女性営業を応援するコンサルタントをやっているのか」
これこそが、読者が一番知りたいことであり、「著者の体温が伝わる本」が広く求められる理由でもあります。
何が書いてあるのか、という以前に、どんな人が書いているのか――。
巷にあふれるたくさんの本の中から、読者が「この本を買いたい」と選んでくださる大きなポイントが、ここなのです。
太田さんからいただいた原稿は、私が期待したドンピシャリの内容でした。
テレビの映像を見ていなかったら、単なるノウハウ書にとどまっていたかもしれません。でも、そうはしたくなかった。
「はじめに」と「おわりに」がビシっと決まって、この本にいのちが宿りました。
≫次へ 「1億売るオンナ」制作舞台裏⑧最終章 発売日をむかえるまで
「1億売るオンナの8つの習慣」
2010年11月10日発売!
