「1億売るオンナ」制作舞台裏⑥神様が舞い降りた瞬間!キャッチコピー
第6章 神様が舞い降りた瞬間!キャッチコピー
カバーデザインが決まったら、
次は表紙にのせるコピー文章をどうするかです。
ここは相当悩みました。
本制作のうち、一番ここが私にとって想い出深いシーンです。
「1億売るオンナの8つの習慣」は、タイトルにインパクトがあるので、あえてサブタイトルはつけない方向で決まりました。だからこそ、私の顔の横に書かれる、キャッチコピーに興味を沸かせる必要があったのです。
これが、決定され本にも掲載されているキャッチコピーです。
3万人の女性営業を支援し
成功事例を研究し続けてきた
コンサルタントが
「普通の人でも結果が出せるコツ」を
まとめて教えます!
しかし、実は一番はじめに提示されたコピーは以下だったんです。
年間6000人、のべ3万人の女性を
サポートしてきた営業コンサルタントが
「他人に差をつける、強力なワザ」を
いっきにまとめて教えます!
どうもしっくりこない。なぜなら、ソフトな女性らしさをデザインに全面的に出しているにも関わらず、「他人に差をつける、強力な」と挑発的になっている。
Oさんも相当頭を悩ませていた様子です。
~当時をふりかえって~ 編集担当者O氏コメント
※本物です
オビのキャッチコピーを考えた段階で、私は前回の記事にあったカバーラフ案の②を想定していました。カバーの地色はピンク。そして、太田さんの写真がど真ん中に入って、「1億売るオンナ」というタイトルをドカーンと打ち出しているデザインです。
↑②案
このデザインであれば、「他人に差をつける、強力なワザ」というフレーズがしっくりくると思っていました。
ところが、カバーが④の案に決まり、太田さんのソフトな女性らしさをアピールすることになり、キャッチコピーもそのままでいいのか、という議論になりました。
そこで私は、その日関わった研修受講生の皆さんに尋ねてみました。
「このキャッチコピーには、他人に差をつける、とありますが、実際皆さんは他人よりも勝ちたいと思いますか?」
するとこんな結果が出たのです。
20名のうち、手が挙がったのがなんと3~4名のみ。
あとの大多数は「周りと協力しながら楽しくやりたい」派だったのです!
↑いろいろな方のアドバイスを書き殴るわたし。
~当時をふりかえって~ 編集担当者O氏コメント
カバーのラフ案を絞り込む段階で、私も知り合いの女性著者に相談しました。この方は、士業者としてご自身も「集客術」の本を出しており、営業上手で知られています。
実をいうと、彼女も私と同じく②案を推していたのですが、著者の太田さん周辺が圧倒的に④を支持している、と伝えたところ、次のような返答がありました。
<引用開始>
④案でいく場合「他人に差をつける強力なワザ」は男性視点で、カバー全体のイメージは女性視点のような感じを受けます。
ターゲットは若い女子ですよね。彼女たちが知りたいのは他人に差をつけることなのかな。
売れない私から脱出する方法を知りたい? 売れる楽しさをもっと味わいたい?
<引用終わり>
この文面を見た瞬間、読者対象に対する明確なイメージを持っていなかった自分自身を猛省しました。
そして、「最近の20代は、男性だけでなく、女性もアグレッシブではなくなっている」という話をよく聞くなあ、と我にかえったのです。
そうか! 時代は完全に草食系になっていると頭ではわかっていても、本当に事実も然りと腹に落ちたのです。
さらに私は本文キャッチコピーについて、某ビジネス雑誌の記者W氏にアドバイスを求めました。
するとW氏はこう電話口で話してくれたのです。
「今の時代、昔のようなガムシャラさや上昇志向の人は少ない。他人に差をつける、は攻撃的過ぎなんじゃない?しかし、スキルアップも必要だし、結果も出さなくちゃいけない。もっと普通っぽさを出してみたら?」
キターーっ。
神様が舞い降りる瞬間とはこのような時を指すのでしょうか。
「普通に」は正しく、私の持論そのものです。
「周囲と戦わない」「女性なら女性の強みを活かす」については、私のデビュー作からずっと唱え続けてきたことです。
ガツガツ働くのではなく、けれどちょっとした工夫をコツコツ積み重ねて結果を出していく。
W氏のアドバイスはとてもとても参考になりました。
カリスマなんて不要なんです。それよりも、等身大のわたしらしさを活かしたい。
当たり前のように毎日唱え続けてきた信念、どうしても当事者になってしまうとわからなくなっていたのですね。
こうして本の一番伝えたい「普通の人でも結果が出せるコツ」が
誕生したのでした。
そして表紙の左下にのせるピンク色のマークについては、編集担当O氏から以下のような打診がきました。
写真の仕上がりが可愛すぎる(?)ので、
太田さんのリクルートの実績で補完して、
「かしこカワイイ」路線でいったほうがいいのではないか、
と考えています。
キターーっ(その2)。
「かしこカワイイ」。
それは、まさに私たち営業女子がなりたい姿そのものであったのです!
ウィットに富む営業ウーマンになりたい。けれど、賢いだけじゃイヤ。
同時に女性らしさ、可愛らしさも兼ね備えていなくてはいけないのです。
「かしこカワイイ」はそのまま本出版と同時オープンを予定していた「営業部女子課」(私が1年前から開催していた営業女子のための無料勉強会)のサイトのキャッチコピーとなりました。(Oさんありがとう、と深々頭を下げていた私。)
すべてのモヤモヤが解消され、すべてのことに納得できた数日間でした。
いよいよ本制作の締めは、「はじめに」「おわりに」の執筆です。
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「1億売るオンナの8つの習慣」 2010年11月10日発売!



