「1億売るオンナ」制作舞台裏③『太田さんは文章力と語彙力がないよね』
第3章 『太田さんは文章力と語彙力がないよね』
原稿を編集者さんへ預けたら、しばし休憩。
実はこの休憩期間が私にとって、一番平和だったりします。
それから編集者さんから、内容について様々な疑問出しがやってきます。
あるとき、編集者O氏は私にこう指摘しました。
「太田さんは文章力と語彙力がないよね。
急いで書いたのだろうな、というのはわかるけど…」
グサッ。
しかし、真実だからマジに受け止める。
確かにゲラを再読すると、「???」だらけ。
当の本人である私でさえ、意味不明な箇所がチラホラ。
それもそのはず、スピード重視を優先させる余りに
論理構成が正しくなっていない。
プロとして、猛省です。
続いてOさんは、私のクセ、改善策を具体的に教えてくれました。
文章構成のコツ、論理展開術から語彙力アップのための習慣など
目から鱗の勉強法ばかりです。
普段私たちは、出来上がった本の文章しか知らないので気付きませんが、
編集作業の偉大さを身に染みて感じるのが、このときです。
同じ言葉を使っていても、料理次第でまったく違うものに生まれ変わる。
私は作家でも何でもありませんが、どうせ書くなら良い文章を書きたい。
はじめて私は、「文章力向上」を宣誓したのでした。
丁度その晩、お取引先様と編集工学で著名な松岡正剛さんのお話で
盛り上がったこともあり、
すぐ松岡先生の本を購入、読み始めました。
偶然は重なります。
年齢を重ねていくと、そして私のように起業年数を重ねていくと、
悲しいことに叱ってくれる人がどんどんいなくなります。
だからこそOさんの言葉のように、
周囲からのご意見はとても有難く、貴重です。
当時を振り返って~編集者O氏コメント~ ※実物です
太田さんのデビュー作(「売れる女性の営業力」)を拝読し、
内容の濃さに感心していた私としては、
原稿を読んで、「あれっ?」という印象がありました。
文章に若干、読みづらさを感じたのです。
大急ぎで書いたためでしょうが、
つながりがおかしい箇所が散見されました。
ただし、後半の章になるにしたがって、
文章のレベルが上がっていきました。
もちろん、内容自体はもともと素晴らしかったのです。
たとえば、当初、第4章に入れる予定だった
「手紙&メールの習慣」は参考になることばかりで、
私自身もすぐ実践したい実例が詰まっていました。
文章表現については、時間に余裕があれば、
いったんフィードバックして太田さんに手直しをしていただくのですが、
日程を繰り上げていただいた「弱み」もあったので(苦笑)、
私のほうで少しお手伝いすることにしました。
太田さんは、今後、著書を出し続ける潜在能力を十分お持ちですから、
「もっと上手に書けるようになってくださいね」と、
やや厳しめにアドバイスした記憶があります。
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