引退宣言
TVや新聞で話題の野茂投手の引退劇、
色々と感慨深いものがあったので・・・
95年、メージャーリーグへの門を叩く。
当時の年棒は約1000万と、日本の年棒の15分の1だったそうだ。
しかし米野球への開拓者は自らの右腕だけを頼りに渡米、
そして見事なまでにアメリカンドリームを果たしていった。
一世の風靡を巻き起こし、NOMONOMO!フィーバーだった。
しかし、順風満帆では決してなかった。
栄光の陰に数々の挫折。
しかし決して諦めない不屈の精神でさらなる挑戦へと進む姿に、
幾人の人が自分の姿を重ね合わせながら勇気をもらっただろうか。
野茂投手の後に、イチローも松井も、松坂も日本人選手がメジャーの扉を叩いた。
まさしく、米野球への草分け的存在だった。
引退宣言に、野茂投手が放った言葉。
「中途半端にしていてもしようがないし、けじめをつけないといけない。
ファンにも報告しないといけない。どこも獲ってくれる球団はないと思う」
個人的には、新しいフィールドでのパイオニアである野茂投手の引退は
残念で仕方がないですが、
野球への未練や悔いは、そのまま日本野球へと受け継がれて
また新しい世代へとDNAは宿っていくのではないかと思う。
私は自分の好きな仕事を現役引退するなんて体験したことがないので
どのような心境なのだろうかとふと想像してみた。
とある有名コーヒーチェーンの名誉会長と会食させていただいたとき
お聞きした言葉。
「もう仕事はしたくない。私は今まで人よりも倍以上の仕事をし過ぎてしまった。
だから引退を決意したとき、全身からスーッと何かが抜けていった。」
さすが達観した末のお言葉だ。
極めた心境とは、このようなことなのだろうか。