私事でありますし、記事にするような事ではないので
躊躇しましたが、ココを見に来る友人知人。
さらにはブロ友さんにも父の事は何度かほのめかしていたので
お知らせ記事として書き記しておきます。
4月18日 17時54分。
尊敬する最愛の父が永眠しました。
くしくもその日は嫁の誕生日・・・。
忘れられない日を選んだのでしょうね。
父は60歳の時に、いわゆる脳梗塞で倒れましたが奇跡的に助かり
日常生活が自分でできるまでに回復。
母と二人、美術館巡りなどしながら穏やかに暮らしてました。
父はとても温厚で優しく、聡明でもあり、柔道でも4年連続全国大会優勝の
輝かしい成績があり、定年まで一流企業勤務。
温和篤厚な人でした。
母との夫婦仲もとてもよく、喧嘩をしている所など一度も見た事はありません。
病院で臨終の際も、母が医師に向かい泣きながら
「とても幸せでした。いい人でした」
と言ってました。
拙者はわずかな差で死に目には立ち会えませんでしたが、駆け付けた時には
まだ父の体は温かかったです。
あんなに大きかった父が、病に倒れ、こんなに小さくやせ細って・・・
痛かった?苦しかった?
もうこれで苦しむことも無くなったね。
間に合わなくてごめんね。
お疲れ様でした。
動かなくなった父を見ながら心の中でつぶやきました。
拙者は一人っ子。両親にとても大切に、そして甘やかされて育てられました。
拙者がもっとまともであったなら、父はもっと幸せな人生だったであろうと
思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
男は人前で泣かず、心の中で静かに泣くものであるというつまらない
思い込みがあるので、通夜、葬儀の時もずっと堪えていました。
棺桶の蓋を占める時に父の3歳年上の兄が、
「忠、さよなら!」
と、父の名前を泣きながら叫んだ時、思わず泣き崩れそうになりましたが
ぐっとこらえました。
男がめそめそするな! と、父に怒られそうで・・・
父の亡骸を眺めながら、すみませんでしたと謝ろうと思ったのですが、
何故か ありがとうという感謝の気持ちばかりが思い浮かんできました。
孝行したいときに親は無し。 言葉の意味は分かってましたが、結局何も
親孝行できませんでした。
ふがいない息子で申し訳ない・・・
せめてこれからは残された母に孝行します。
通夜の日も葬儀の日も、人に迷惑をかけるのを嫌う父らしい、
とても暖かく穏やかで優しい日でした。
本当に父らしい、和気香風の日でした。
去年の暮れから危ないと言われてましたが、参列する人達が寒いと
申し訳ないと思い、暖かくなるまで頑張ったのかもしれません。
拙者はあなたの子に生まれてとても幸せでした。
生まれ変われたとしたら、またあなたの子供として生まれてきたいです。
もしその願いが叶ったならば、今度こそは立派な息子になります。
大きな愛で大切に育ててくれてありがとう。
本当にありがとう。
どうか安らかにお眠りください。
親がご健在の方は、どうかいなくなる前に親孝行をして下さい。
いなくなってからだと、拙者のように後悔しますよ・・・
香典も一切お断りし、ごくごく身近な少数で家族葬を行いましたので、
知らせなかった友人のみんな、ご理解下さい。
コメントも残してませんが、ちゃんと読んでましたので
お許しください。
最後に、yan…と名乗る馬鹿が、色々な人の所に嫌がらせのコメントを
書いて回っていました。 目にした方も多数いると思います。
拙者の所にも何度も何度も死ねなどのコメントを書いてきました。
人が死ぬという事がどういう事か知ってますか?
大切な人が死に、悲しむ人がいる事を知っていますか?
どんな恨みがあるのか知りませんが、軽々しく死ねなどと書く事は
人としていけない事である事を理解できるようになって下さい。
あなたは父親が死にそうで辛く悲しんでいる拙者に向かって、死ね死ねと
毎日コメントを書いていたのです。 気が済みましたか?
人間の心があるのなら、他にも死ねとコメントした人に謝罪の一つも
したらどうですか?