『トラ美先生の建築ツアー』と題して、建築を楽しむポイントなどをお伝えしています。




昭和の喫茶店や食べ物、音楽などが人気ですね。建築の中で"昭和らしさ"を演出してくれるパーツとして、今回「建具(たてぐ)」をpickupします。

建具とは、ドア、窓、襖などのこと。
なかでも昭和40年代に流行った“木製ガラス障子”は、若い人には“斬新、かわいい”、年配の方には“懐かしい”と人気だそうです。






ガラス障子に使用するのは「型板ガラス」。片面に柄と凹凸があり視界を遮る効果があります。
なんといっても柄が豊富で名前もなかなか粋。『銀河』『古都』『からたち』『きらら』『さらさ』他多数。
私の実家の居間の建具にも『銀河』が貼られていたような…。






ストライプのものは『モールガラス』といい、こちらも人気。





写真は1年前に尋ねた沖縄の茶処『真壁ちなー』です。南部で奇跡的に残った戦前の建物。赤瓦の下のモールガラスの建具がお客さんを出迎えてくれ、中に入るとこれまた素敵!
外と中をやんわりと繋ぐ、人のぬくもりも感じられる温かなガラスでした☆

久しぶりに昭和の喫茶店にも入りたくなりますね♪