昨年の秋口から、休日や家にいる時は、 ”白湯(さゆ)” を続けて飲んでいるつもりだったのですが。

白湯を詳細に調べると、私は白湯と言いながら ”湯冷まし(ゆざまし)” を中心に飲んでいたようです。
白湯と湯冷ましについて、しっかり理解しようと思いました。
私は、水をやかんで沸騰したものを ”白湯”と考えていたのですが、家にいるときは、温度が冷めた ”湯冷まし(ゆざまし)” を飲んでいたのようです。
”湯冷まし” という言葉は使っていなくて、恥ずかしい思いです。
白湯と湯冷ましの違い
白湯の作り方は、非常に簡単です。 何も混ぜていない水をやかんや鍋に入れて沸騰させれば良いので。
沸騰させる分、水が少なくなるため水は多めに入れておくと良いようです。
沸騰が終わったら、そのお湯を50度程度まで冷ませば白湯ができあがります。
そして、常温まで戻ったものを湯冷まし(ゆざまし)というようです。
湯冷ましと白湯の違いは?
湯冷ましと白湯は同じ無味無臭のお湯ですが、両者を区別する違いは温度にあります。
湯冷ましは体温程度のお湯であり、白湯は約50℃のお湯です。
沸騰させ、水に含まれる不純物を極力取り除いたお湯であるという点では両者とも同じようなものではあります。
イメージ的には、湯冷ましは赤ちゃんの飲み物、白湯は大人の飲み物というところのようですが。私は赤ちゃんの飲み物を続けていました。
白湯について
白湯とお湯は何が違うの?
白湯とお湯の違いは、 ”一度沸騰させたものかどうか” で区別するのが一般的です。
つまり、水を約40度以上に温めたものが ”お湯” で。一度沸騰させたものは ”白湯” と呼ぶようです。
水道水を沸騰させずに温めただけのお湯だと、不純物が残っている可能性もありますから、確実に沸騰してください。
白湯のちょうどいい温度は?
白湯に適している温度は50度(~60度)。
飲んだときに、喉や胃のあたりが「ほんのり温かく感じる」程度が適温です。
水道水で白湯はダメな理由は何ですか?
水道水で白湯を作る場合は、塩素が入っていてカルキ臭さが残ってしまうため、やかん等で確実に塩素を抜く必要があります。
水道水は塩素などの不純物を取り除くために、沸騰してから10分以上沸かし続ける必要があります。
ミネラルウォーターで白湯は作れる?
白湯を作るには、水道水よりミネラルウォーターがおすすめのようです。
水道水は不純物を取り除くために、沸騰してから沸かし続ける必要がありますが、ミネラルウォーターはレンジなどで温めるだけで、沸騰させる必要がなく、簡単に白湯を作れます。
湯冷しにはどんな効果があるのですか?
便秘解消には、次のタイミングで白湯を飲むのがオススメです。
起床時に白湯を飲むと、寝ている間に冷えてしまった胃腸を温めることができるので、胃腸の動きが良くなって消化力が高まると考えられています。
また、夜の間に空っぽになった胃腸に水分を入れることで、臓器が刺激されて大腸のぜん動運動を促す効果も期待できます。
白湯を飲むデメリットは?
白湯を飲みすぎることは、下痢の原因にもなります。
白湯が体内の水分循環を活性化することは良いことなのですが、腸の動きにも影響を与え下痢の傾向がある方もいるようです。
過度に摂取した場合、腸の過敏さが増し、下痢のリスクが高まります。
湯冷まし(ゆざまし)について
湯冷ましにはどのような効果がある?
湯冷ましには便秘解消効果や水分補給ができるというメリットがあります。
便秘は内臓の冷えやむくみ、水分不足が原因で引き起こされる場合があるため、体を温めながら水分チャージできる湯冷ましを飲むことが改善につながるとされています。
また、不純物を一切含まない純粋な水でもあるため、湯冷ましは水分補給に最適な飲み物とも言えるでしょう。
人肌に温められているため、胃腸にも余計な負担がかかりません。
白湯は冷やして湯冷まし?
白湯を冷やしたものを湯冷ましとも呼ばれ、昔から薬を服用する時になどに飲まれてきました。
一度沸騰させることで不純物が取り除かれ、口当たりがまろやかで飲みやすいのが特徴です。
人肌程度の温度に冷ましてあることから、体への負担も少なく、体調のすぐれない人や子供でも安心して飲むことができます。
湯冷ましは何日くらい持つ?
湯冷ましは水道水に比べて保存期間が短く、1日以内が目安です。
水道水には殺菌効果のある塩素が含まれていますが、湯冷ましを作る過程で取り除かれます。
ふたのついた清潔な容器に入れた湯冷ましの保存期間は24時間以内。
そのため、時間が経つと水道水よりも雑菌が増殖しやすくなるのです。
24時間ごとにつくりかえてください。
冷ましたあとの湯冷ましの保存方法は、常温でも冷蔵でも、どちらでも大丈夫です。
作ってから24時間以上の湯冷ましは飲まないようにしてください。
白湯の作り方は?
■ やかんや鍋で沸騰させる作り方

まず、やかんや鍋に水道水を少し多めに入れます。
フタをして、強火で沸かしましょう。
お湯が沸いて泡がフツフツと立ってきたら、フタを外してください。
そして、少し火を弱くして、空気に触れさせながら10~15分程度沸かします。
お湯が沸いてすぐには不純物が蒸発しないので、少し時間はかかりますが、沸かし続けることが肝心です。しっかりと沸かしたら、火を止めて飲んで温かいと感じる温度まで冷ましましょう。
■ 電子レンジで温める作り方

電子レンジで温めるのは、浄水器やペットボトルの水の場合です。
電子レンジOKのコップに200ml程度の水を注ぎ、電子レンジに入れてください。600Wならば1分半、500Wならば2分ほど温めるのが目安です。
わざわざやかんや鍋で沸かす時間がない人でも、飲みたいときにすぐ飲めるおすすめの方法です。
■ ポットで温める作り方

浄水なら、ポット、電気ケトルでも白湯を作れます。
沸騰させるタイプのケトルであれば沸騰させ、温度設定ができるタイプであれば、飲みたい温度に近い温度に設定して加熱のスイッチを押してください。そして、飲み頃の温度まで冷ませば白湯のできあがり。
また、水道水をやかんや鍋でたくさん沸かしておき、ポットで再加熱したり、保温マグに入れておいたりするのもおすすめです。
飲みたいときにすぐ白湯が飲めて便利です。
コンビニで白湯が売れている

アサヒ飲料の『白湯』が売れたのは、2022年11月の再販時に刷新したという。
商品名を『富士山のバナジウム天然水 ホット』からシンプルな『白湯』へ変えることで、白湯であることを全面に推しだした。
これにより、天然水を50~60℃に温めたいわゆる普通の “お湯” を、健康と美容に良い『白湯』という飲み物にブランディングしたのだ。
当初は冬季限定販売の予定だったが、販売から1か月で販売計画の約3倍の売り上げを記録し、店舗の要望が多かったことから春から夏にかけても売り場に並び続けた。
これが功を奏し、CMなど大々的な広告はほぼゼロにも関わらず、認知と売り上げの拡大につながったという。
今では、健康志向の高い令和世代の心を掴む売れ筋ドリンクとして通年販売されています。
寒い時期に、湯冷ましで頑張ろう
耳鳴りを抑えるために、水分補給を促して積極的に頑張っています。
夏場にはペットボトルでごくごく飲んでいたのですが、寒い季節は飲み方が変わっていています。
この冷たい季節には冷たい水が飲みにくいので、 常温の水を取るようにしましょう。
そして、この時期胃に水が溜まるような速いペースで一気に多くの水を飲むのではなく、一口に含ますくらいの飲み方を繰り返しています。
そのために水を入れたコップを身近なところに置いておくのが良いのでしょうね。