この季節になると、耳鳴りを改善するためのツボ押しを始めています。 耳鳴りが消失することはありませんが、私なりに耳鳴りとの関係が楽になるように感じていて、寒くなる季節には積極的にツボを押しています。 ツボ押しのブログは何度か記載しましたが、このタイミングにご一緒にいかがでしょうか? 今回は、耳鳴りを得意とするという整体師の方から時間をかけて、きしっと押してもらいながらしっかり話を聞いてきました。

 

この季節になると、耳鳴りを改善するためのツボ押しを始めています。

耳鳴りが消失することはありませんが、私なりに耳鳴りとの関係が楽になるように感じていて、寒くなる季節には積極的にツボを押しています。

ツボ押しのブログは何度か記載しましたが、このタイミングにご一緒にいかがでしょうか?

今回は、耳鳴りを得意とするという整体師の方から時間をかけて、きしっと押してもらいながらしっかり話を聞いてきました。

従来押していた定番のツボだけではなく、意外な場所も効果があるように感じ、多めのツボをまとめました。

ツボを押すことで耳周辺の血流が改善されて、耳鳴りが改善される可能性が高まります。ツボ押しをするときは、力を入れずにゆっくりとやさしく円を描くように行ってください。

耳鳴りのツボ

いくつかの耳鳴り改善のためのツボの定番があります。

今年はツボの範囲を広げて、それなりの”良い感じ”があったので、ご紹介したいと思います。

皆さまの調子に合うツボ押しを見つけて、寒い期間に継続してみてください。

 

■ 聴宮(ちょうきゅう)

 

[ 位置 ]

耳の前にある三角形の突起物の前にあり、口を開けるとくぼむ部分。 その凹んだ部分が聴宮のツボの位置です。

聴宮は、耳の穴の前にある耳珠という軟骨中央の前のくぼみにあります。

聴宮という名前ですが、「聴」は聴くという意味、「宮」は重要な場所、要所という意味であることから、物音を聴く耳にとって大切な働きをするツボであり、耳鳴りや耳閉感、難聴などの症状に効くツボという意味のようです。

[ 効果 ]

耳鳴りや、音や声が聞こえにくいなどの耳の症状に対して用いることが多い定番のツボです。

疲労、ストレス、加齢などが原因の耳鳴りは、このツボを刺激するとで症状軽減が期待できます。 

その他の疾患にも効果があるようで、頭痛や歯の痛みに悩んでいる人にもオススメです。 

[ 押し方 ]

左右のツボに両手の人さし指をあてて、頭の中心に向けて押します。

 

■ 翳風(えいふう)

 

[ 位置 ]

耳の下、顎の後ろのくぼみ。 

「翳(えい)」は羽でできた大きな扇子を表しており、耳の形に似ています。 

また、この場所は悪い風の気を防ぐところとされています。

[ 効果 ]

翳風ツボは、全身の気の流れや血流が改善されます。 

ほかにも、頭痛、肩こりのほか、くま・くすみ、顔のむくみ、目の充血、聾、咽頭部の腫脹・疼痛、口の目の歪み、歯の痛み、頬の腫れ、耳鳴り、難聴などの頭の五感疾患を治療してます。

[ 押し方 ]

親指で翳風を反対の耳に向かって押します。目安は3秒かけてゆっくりと押します。これを3セット行いましょう。

このツボがある場所は、リンパ腺や神経が密集しているため、あまり強く押しすぎないように注意!

 

■耳門(じもん)

 

[ 位置 ]

ツボは顔の横側、頬骨弓の先端と耳の間にあります。
頬骨といわれている顔の骨を、耳の方へ向かって触っていくと、耳の前で窪みがあるのが分かると思います。その窪みが「耳門」です。

[ 効果 ]

ツボは、耳の疾患全体に効果があると言われています。
耳鳴り、難聴、首顎痛中耳炎などの炎症性の疾患など、
耳関係の広い疾患に使えます。

[ 押し方 ]

人差し指か中指で、上に向かってゆっくりと押し上げるのを10回行います。 

耳周辺の筋肉が引き締まり、顔のむくみ改善やリフトアップにも効果があるといわれています。

 

■完骨(かんこつ)

 

[ 位置 ]

髪の毛の生え際あたりのへこんでいる部分にあるのが完骨です。

耳の後ろの出っ張った骨から 1センチほど下から内方へ少し外れた 髪の生え際あたりで凹んでいる部分にあるのが完骨と言うツボです。 

[ 効果 ]

ツボは、耳の疾患に効果があります。
耳鳴り、難聴、首顎痛中耳炎などの炎症性の疾患など、耳関係の全般に使えます。

その他内臓への血流を良くして副交感神経を整えてくれるツボにもなります。 

また、顔まわりの血流を促進するので、吹き出物など顔周りのトラブルにも効果があります。 

頭痛、めまいがひどい方、不眠でお悩みの方も積極的に押していきましょう。

[ 押し方 ]

場所は、耳のすぐ後ろにある出っ張った骨のすぐ下です。 この部分を親指で上に押し上げるようにゆっくり押してください。

 

■瘈脈(けいみゃく)

 

[ 位置 ]

瘈脈(けいみゃく)は耳の後ろの付け根にあるツボです。 

まず、耳の後ろに指をあて、指を耳たぶに沿って下に動かし、くぼんだ部分が瘈脈とわかります。

[ 効果 ]

 「瘈脈」のツボは耳のまわりの血行を促進。 顔の浮腫、めまい、耳鳴り、立ちくらみ、頭痛に効果があります。

更年期によくある耳閉感は、耳鳴りの原因のひとつで。耳たぶを前後に動かしてこのツボを刺激し、耳のまわりの血行を促進してください。めまいなど、耳が関係する不調全般におすすめです。

過度なストレスがかかると、耳の裏が詰まったように硬くなることがあります。

[ 押し方 ]

耳の裏を押す時には、軽く握ったこぶしの指の背で押すと良いです。 息を吐きながら、左右同時に痛くない程度の力で押してみましょう。

 

■角孫(かくそん)

 

[ 位置 ]

「角孫」ツボは、左右の耳の上側の生え際あたりで、耳を前に折り曲げたときに、耳の一番上が当たるところにあります。

[ 効果 ]

「角孫」ツボは、耳、目、歯の病気に効果があるツボとしても有名で、特に「耳鳴り」に効果があるツボとしても知られています。

このツボは、頭皮全体の血流をよくすることで、髪に栄養をしっかり届ける効果があるツボで、抜け毛予防に効果が期待できます。

頭皮全体の血流をよくすることで、髪に栄養をしっかり届ける効果があるツボで、抜け毛予防に効果が期待できます。

顔のむくみに改善が可能と言われています。

[ 押し方 ]

 角孫を押すと、ずーんと響く感じや、痛気持ちいい、なんともいえない感覚があります。 目をつぶってリラックスしながら、頭皮を後ろに引き上げるようにして回しながら押すと効果的です。

 

■ 天柱(てんちゅう)

 

[ 位置 ]

天柱ツボは後頭部、髪の生え際、中央のくぼみから左右に触れる太い筋線維の外側にあります。

[ 効果 ]

肩こり・眼精疲労・めまい・冷え・自律神経の安定に効果的。 

頭重感やぼんやりするとき、肩こりで頭に血流が不足している場合などにまず試してほしいポイントです。

緊張型頭痛による、後頭部や側頭部の痛みに効果的。 「天柱」は、痛みに関係する神経が集まっている場所にあたり、西洋医学でも疼痛の緩和に活用されています。

耳鳴りにも十分効果のあるツボです。

[ 押し方 ]

うなじの生え際の両側のへこみの部分です。少し押しにくいですが、寝た体勢でツボ押しするのがおすすめです

 

■ 風池(ふうち)

 

[ 位置 ]

首の後ろにある大きなくぼみの外側髪の生え際あたりにあるのが風池です。 背中上部、両方の肩甲骨の間にあります。

[ 効果 ]

「風池」は、眼精疲労の効果の高いツボ。 その他肩こりや頭痛の解消に役立ちます。 

自律神経を整え、目の疲労も緩和して首・肩周り、頭部の血行を改善する効果が期待できます。

「風池」は体内に入った風の邪気(風邪)が最も溜まりやすい場所でもあり、風邪による頭痛や咳、節々の痛みに効果があります。 

 また血液の循環を良くするので耳鳴りにも大いに効果があります。

[ 押し方 ]

 少し上を向いた時、背骨から上がって指が止まるくぼみ(風府(ふうふ)と、耳の下を結んだ中間点を押してください。 

めまいを引き起こす余分な熱がたまっていると、押すと痛みがあります。

 

■ 百会(ひゃくえ)

 

[ 位置 ]

耳と耳を結んだ線と、額の中心から後頭部に向かう線がちょうどクロスしたところ。 少しくぼんだようになっています。

[ 効果 ]

百会は「百 (多種・多様)」のツボの道が「会 (出会う・交わる)」という意味を持っていて、様々な症状に効果があるツボ。 

頭痛・肩こり・目の疲れのほか、自律神経の働きも整えてくれるので、ストレスや不眠にも役立ちます。

耳鳴りにも、大きく影響を与えてくれるようです。

[ 押し方 ]

ゆっくりと深呼吸しながら押します。 百会のまわりの痛い部分や硬いところもほぐします。

「百会」のツボの位置は、左右の耳の穴を結んだラインと眉間の中心から頭のてっぺんに向けたラインが頭上で交わるところの頭頂部の真ん中。 

両手の中指を立てて百会に当て、息を吐きながら、「気持ちいいと感じる強さ」で真下に向かって押してください。

 

■ 中渚(ちゅうしょ)

 

[ 位置 ]

「中渚」はツボは手のツボです。 

軽く手を握った時にできる薬指と小指の間の凹み。

[ 効果 ]

主に頭痛、更年期の”めまい”に効くツボです。

難聴、耳鳴り、肩、腕が痛み、指が屈伸できない、背膂を痛みなどを治療します。 

回転性めまい、立ちくらみ、耳鳴り、眼の充血、頭痛腰の痛み改善、などなどに効果を発揮します。

[ 押し方 ]

ツボの場所は手の甲にあるツボで、薬指と小指の間を手首の 方にたどっていき、 指先から3つ目の関節を 越えたあたり。 軽く手を握った時に小指と薬指 の関節にできるくぼみに位置します。

 

■ 太谿(たいけい)

 

[ 位置 ]

足の少陰腎経の属するのツボ。 くるぶしの内側の出っぱりとアキレス腱の真ん中の、くぼんでいる部分です。

[ 効果 ]

冷え性の改善に効果があるツボです。 特に足の冷えに効果があります。 

生理痛にも効果があります。 こむら返りの予防、むくみ解消の効果も期待できます。

主な治療効果は、滋陰補腎、眩暈、咽喉腫れ痛、歯の痛み、耳鳴り難聴、咳息切れ、胸痛咳血、月経不順、不眠健忘、遺精、浮腫み、婦人科疾患、前立腺肥大などの疾病症状です。

[ 押し方 ]

くるぶしとアキレス腱の間のくぼみを、親指と人差し指で足首をつかむようにして持ち、親指で押します。 

足が冷えている場合、お風呂や足湯で温まってからツボ刺激すると、より効果的です。

 

 

いろいろな場所のツボを押していると、耳鳴りだけではなく、体の色々なところが軽くなる気持ちになります。

ストレッチより楽な感覚で実施できるので、気楽に続けられそうです。