耳鳴りは、慢性になったら ”耳鳴りを逸らす”ことが大切。
耳鳴りを逸らし苦痛度を軽減して、より穏やかな生活を過ごせることが改善に結びつきます。
逸らす行為は、耳鳴り以外の事柄に集中すると言うことです。
それらの方法は、個人ごとに逸らしやすい行為が様々ですが。
耳鳴り騒がしい時は、個人で聴いている耳鳴りから逃れ、集団の世界に入り込むことが大事だと思っています。
だから耳鳴りを逸らすのには、家にいないで外に出ること。
人とのコミュニケーションを積極的にすることなど。
自分だけの世界から離脱することが課題になっているわけです。
でも一日中、人と接触し続けることは出来ませんし、単独で家や部屋に居る時間もあるわけで。
そのような時、耳鳴り疾患のある方は、静かな環境にいてはいけないと言われています。
TVをつけたり音楽を流したり環境音を対応して、耳鳴りがピックアップしないような状況を作るように提案されているのです。
私の提案は、他の世界に自分自身が入り込むこと
家で一人で過ごす時、このような状況の中で、「その音のある世界に自分自身が入り込む」ことが必要だと思うのです。
音のある別の世界を「第三者的な世界と感じてはいけない」「俯瞰的に見たり聴いたりしていたはいけない」と言う考え方です。
自宅で聞いたり見たりするエンターテーメントは、特別に興味のある番組以外は、あくまでもBGM的な感覚で、意識的に主流の世界ではありません。
結果的に、音楽、TVの音なども、一部の役割程度であって、耳鳴りを安全に逸らしてくれません。
それでは、耳鳴り対策にはならないのです。
ちょっとでも。興味があれば積極的に、その世界に入り込みましょう。
会場に行くと、意外と耳鳴りが聞こえない
耳鳴りになって、コンサートや映画鑑賞を避けていた時期があったのですが。
行ってみると、意外に開始前も耳鳴りを忘れていることがあります。
それは、これから始まる興味のあるイベントに頭脳がフォーカスしているものと考えました。
音のほとんどない展示会でも、耳鳴りをほとんど忘れているのです。
会場に到着した時から、興味のあるターゲットへの思考が集中しているのだと思います。
これが大事な、逸らしのテクニックです。
ちょうど、パリのオリンピック。
それなりに興味のあるスポーツが、皆さんそれぞれあると思います。
TV中継を見ている方も多いと思うのですが。
このオリンピックを、第三者的であったり俯瞰的に見たり聞いたりしないで、その世界にのめり込めば、耳鳴りを逸らすことが出来るはずです。
部屋の中のTVと言う機器を見たり聞いているのではなく、その画像の中に自身がその世界入り込んでみてください。
耳鳴りも逸らすこともできるし、自分なりの耳鳴り逸らしのテクニックを見つけることが出来るかもしれません。
世界に入るには、大きい画像と大きなボリューム。
小さいTV画面では、部屋の中の一部のTVモニターを ”形” として意識してしまいます。
周りの環境を意識を薄くするようには、なるべく大型のTVモニターが効果があるようです。
もし小型ならモニターならグッとに近づいて、周りの環境を意識から外してください。そして、興味のあるタイミングに画像の世界にのめり込んでください。
そのためにスマホの小さな画面は、他の意識を共有しながら見てしまいがちのサイズです。その世界に入り込みにくいかもしれません。
一方、音の小ささも集中力を欠きます。
盛り上がった瞬間には、”耳鳴りの音を完全に消える程度の音量” が聞こえることが必要です。
音も画像も小型より大型であって、視覚・聴覚によって心まで揺らしてくれることが必要なのでしょう。
一般的な耳鳴り逸らしと言うと・・・
音楽を聴く: リラックスできる音楽や好きな曲を聴くことで、耳鳴りの存在を忘れることができます。
TVを見る: TVの音や映像に集中することで、耳鳴りの音を遮ることができます。
ホワイトノイズ: ホワイトノイズを発生させる機器やアプリを利用して、耳鳴りを感じにくくすることができます。
瞑想やリラクゼーション: 瞑想や深呼吸の練習をすることで、ストレスを軽減し、耳鳴りの症状を和らげることができます。
・・・と言うような耳鳴り逸らしが提案されます。
私もこのブログに同様の書き込みをした経験があります。
効果のないものとは思いませんが、極めて強い逸らしの効果を求めるために、興味のある世界へのめり込んでください!
私はオリンピック競技の世界に入り込んで、耳鳴りを逸らせてみました。
日曜日、阿部兄弟が金メダルを狙っての柔道競技に、私は完全にオリンピックの世界に入り込んで、その長い時間帯を耳鳴りを意識しないでいられました。
私の場合は、耳鳴りが大分慣れてきたことによって、より逸らしが効果的だと思うのですが。
兄の阿部一二三選手と史上初となる兄妹そろってのオリンピック2連覇を目指しましたのですが。
柔道女子52キロ級で阿部詩選手は、2回戦で世界ランキング1位の相手に一本負けで敗れてこの種目、まさかのメダルなしに終わりました。
阿部詩選手は一本負けを喫したあと頭を抱えながら立ち上がり、目を大きく見開きました。
そして、礼を終えて、相手の選手と握手をかわしましたが、試合会場をおりる前に再び礼をすると、直後に顔をゆがめてうずくまりました。
大きい鳴き声が聞こえる中、私は耳鳴りを完全忘れていたのです。
一方、兄の阿部一二三選手は頑張りました。
前回・東京大会に続く金メダルで2連覇を果たしたのです。
初戦の2回戦は合わせ技一本で勝って準々決勝に。
準々決勝では世界ランキング7位のタジキスタンの選手と対戦し、開始40秒すぎ袖釣り込み腰で技ありを奪い、開始2分40秒すぎには大内刈りで再び技ありを奪って、合わせ技一本で勝ち、準決勝に進みました。
準決勝では、世界ランキング1位のモルドバのデニス・ビエル選手と対戦し、延長戦までもつれましたが、延長戦の開始9秒すぎに払い腰で技ありを奪って勝ち、決勝進出を決めました。
決勝は世界ランキング8位のブラジルのウィリアン・リマ選手と対戦しました。
阿部選手は開始1分48秒に隅落としで技ありを奪い、さらに開始2分36秒には袖釣り込み腰で再び技ありを奪って、合わせ技一本で勝って金メダルを獲得しました。
私は、この世界に入り込んで競技を楽しんでいたら、一度も耳鳴りを思い起こすことがありませんでした。
続けてのテストは、サッカー競技
27日に行われた、パリ・オリンピックのサッカー。
グループD第2節のU-23日本代表 vs U-23マリ代表が行われ、1-0で日本が勝利したのですが。
あえて生放送ではなく、録画の世界に入っても耳鳴りを忘れていたことを確認しました。
小久保玲央ブライアン(日本) 圧巻のパフォーマンスが凄い。
何度も一対一の局面を迎えたが、全てセーブしました。
最後のPKは、GKチームが作り上げた信頼感と、小久保の気迫が相手の失敗を生み出した。
正に守護神と皆んなに話題になった画面です。
結果を知っていたサッカー競技でも集中すれば、耳鳴りは現れることがありませんでした。
耳鳴りは、個人的な状況の差が大いにあるもので、私の症状と同様に誰もが耳鳴り逸らしが出来るわけではないでしょうが。
誰でもが、それなりの効果があるものと考えます。
オリンピックの機会に、耳鳴り逸らしを試して?
お気に入りのスポーツに集中して、画面を見る俯瞰的な感覚ではなく、その世界に入り込んで応援したり、楽しんだりしてみてください。
きっと、耳鳴りを逸らせる方もいるかもしれません。