後輩と出かけて、帰りに始発の電車に乗り込んだのですが。
空席の車両に入って、私は何も考えずに7人がけのシートの中央に座った。
そして彼は、その隣に座ると。
「先輩、僕と同じ座席が好きなのですね。」と言われた。
私は、空席の場合には中央のシートにほとんど座ります。
多くの人がドア側の端のスペースを選ぶ方が多いのですが、私は優先して真ん中を選んでいました。
電車だけでなく、多くの環境でも中央の場所を選んでしまう性格です。
後輩も、私と同じ傾向の性格のようで。
私たちの珍しい座席選びにノって、ネットで情報を見つけながら電車でこの話題で盛り上がりました。
情報を探すと、68.7%の人がドア近くの端の場所を選ぶそうだ。
そして、中央を選ぶのは4.9%と20人に1人というわけです。
電車のシートを選ぶ比率
通勤電車の長い7人がけの座席の場合、左側ドア部(①席の脇)から乗ったと想定。
空席の場合、どこに座るかの集計データがありました。
結果は次のとおりです。

空席の場合、選ぶシート
座席 | 選考率 | 選ぶ順位 |
① | 68.7% | 1 |
② | 0.9% | 5 |
③ | 5.6% | 3 |
④ | 4.9% | 4 |
⑤ | 0.9% | 5 |
⑥ | 0.7% | 7 |
⑦ | 18.2% | 2 |
①席の席を選ぶ理由は .......
「端が好きだから」(40~44歳、男性ほか多数)
「一番近い端だから」(40~44歳、男性)
「横にもたれることができるから」(40~44歳、男性)
「ドア上の表示が見やすいから」(~19歳、男性)
「右手で携帯電話を使うので、右側に人がいない席だから」(45~49歳、男性)など。
⑦席の席(逆側の端の場所)を選ぶ理由は .......
「左側に衝立が来た方が寝やすい」(20~24歳、男性)
「端っこが好きなのと左利きだから左を壁にしたい」(45~49歳、男性)
「一番奥から詰めるから」(45~49歳、男性)などが理由です。
③席(左から3番目の席)を選ぶ理由は .......
「窓から外を見たいから」(30~34歳、男性)
「入り口付近に滞留する人が多く、それを避けるため。また端だと寄りかかってくる人がこちらの頭に触れるくらいになることもあるので」(45~49歳、男性)
「ドア横の席に座ると立ってる人が煩わしいのと、特に冬の場合は冷たい風を受けやすいのであまり好んでは座らない」(25~29歳、男性)
といった理由があります。
コロナ禍時期から ”人とは、なるべく接さない” ように、座席を空けて座る習慣が続いています。
そこで、7人掛けのシートは、①、⑦、③、⑤ のスペースが優先されるようです。
私は、中央の ④ に座ってしまうと、4人目に座る人は、誰かと接しなくてはならないわけです。そのために奇数番号が優先されているのかも知れません。
電車のシートを選ぶ心理
端に座りたがる人の心理

常識的で堅実な人。
それなりに自分の世界を持ちながらも、他人に合わせられるタイプ。
ルールを守り、その生活範囲で色々と楽しめる人です。
でも、自分と違うタイプや非常識なアイディアを持つ人に対して一瞬憧れを持つこともありながら、どこかで嫌悪感をいだきやすい傾向がある性格です。
パーソナル・スペースを確保したくて
パーソナル・スペースとは "個人が心理的に安心を得られる他人との距離" のことです。
端の座席には仕切り板がある車両が多いため、片側には絶対に誰も座らない状況が生まれます。
他の座席よりもパーソナル・スペースを確保しやすいのが端の座席の特徴です。
安心したくて
端の座席は仕切り板があることで、仕切り板側から襲われたりすることはほぼありません。
外敵から自分の身を守ることを、意識外に考えているのです。
端に座ることで深層心理で安心感を得ているのではないでしょうか。
両側からの圧迫がないように
最近は電車内でスマホを見てる人が圧倒的に多く、スマホを操作される人の肘がよく当たります。
真ん中寄りの座席に座ると、最悪両側から肘当ての攻撃を食らうこともあるようで。
とくに後から自分の横に座ってきたくせに遠慮なく肘を当ててくるヤツは邪魔者でしかない。
中央に座りたがる人の心理

とても大胆で、生まれ持ってハートが強く、オープンな人。
女性であればキモが座っている姐さんタイプ(?)です。
自分の道を自力で開けるような強さを持つ、それに面倒見のいい人が多いでしょう。
反面、自己中心的であったり、自己犠牲的であったりする場合もあります。
ある意味、豪快さなので、人から誤解されたり、敵を作ることもしばしばあるようです。カリスマ性を持つ人が多いのもこのタイプの特徴です。
両隣に座られたくない(排他的)
7人座席の両端だけ埋まっている場合、真ん中に座れば自分のすぐとなりに人が座る確率は低くなります。
混雑時は使えない考え方ですが、空いてる電車で真ん中に座ってる人がいたら、わざわざそのとなりを選んで座ろうなんて人は少ないので。
それを見越してあえてド真ん中を陣取っている可能性が高いです。
自分のスペースを広く取りたい(自己中心的)
たまに、真ん中に座る人って男性で大股開きで座ってる人が多い気がします。
「この3つは全部俺の座席や!」といわんばかりの態度で、両隣の座席に足をはみ出させて座っています。
そのような大袈裟なことしなくても、中央位置はなんとなくスペースを広く確保できる意識があるのかも知れません。
何も考えていないで
そして、思い当たるのは何も考えていない人。
座席が空いてるから適当に座っただけで、空席があれば誰かのとなりであろうと躊躇なく座れるタイプも時々います。
真ん中より端に寄った席の心理

この席を好むのは、がんばり屋さんで秀才タイプ。
努力で何事も勝ち取っていく優等生タイプと言えるようです。
目標を持って努力し続け、自分を高められる反面、ストレスを抱え込みやすく、無理をしがちです。
何事でも ”できない” ことを嫌いますから、自分にも他人にも手厳しい一面を持っている性格。
自分に対する劣等感や無力感がベースになって、その反動でがんばり続けている場合があります。
もっと自分を心から愛し、評価を高めていくことが人間関係を築くことが目的。
よく考えて座席を選ぶ
多くの人は、無意識的で座席の場所を選んでしまいますが。この性格の人は、空席の中から自分の快いと思われる順番を比較した上で、選びます。
そのため、その時の自分の状況や、座っている人の背景を考えて細かく席を選ぶタイプです。
電車では座らない方がいい?

自分流を貫く人で、とても我慢強いタイプ。こだわりと信念の人です。
他人と自分との間に一線を引き、距離を置きがちな傾向があります。
簡単には心を開きませんが、いちど他人の価値を認めると、その人を絶対的に肯定していく側面もあります。
直感力や感性、芸術的才能に優れているタイプ、完璧主義者や理想家の場合も多いです。
通勤時間をムダにしないためには、どうすればいいか。脳内科医の加藤俊徳氏は「通勤電車は脳の活性化のためには”最高の空間”です。端の席を避ける、車内では座らない、本や新聞を読まずになにもしない、といった過ごし方がいいでしょう」という。
車内で、立つ vs 座る。二つの動作のうち、どちらが脳を活性化するでしょうか?
正解は「立つ」動作です。
人間は「立つ」ことで、運動系脳番地だけでなく脳の小脳や前頭葉の視覚系や思考系にある姿勢保持を調節するための「脳番地」を働かせています。

脳番地とは、脳の働きを大まかに8つの機能(運動系・記憶系・感情系・伝達系・理解系・視覚系・聴覚系・思考系脳番地)に分類し、名付けたものです。脳番地を意識することで、脳全体の成長、能力開発ができるようになります。
電車の振動によって身体が左右に揺れても、体勢を崩すことなく立っていられるのは、右足は左の頭頂部、左足は右の頭頂部にある運動系脳番地を活発に動かしながら、それを大脳の右脳と左脳をつなぐ「脳梁」と呼ばれる神経線維の束や小脳を働かせて、左右の足への力の入れ具合を微妙に調節するからです。
このように、電車内で「立つ」ことにより脳のさまざまな部分が活発に働いてバランスをとることで、脳全体が刺激され、脳の活性化を促進することができます。
後輩と色々な情報を集め、私たちなりの解釈でまとめたものです。