昼間の移動で、地下鉄銀座線に乗ってる座席に座っていたら。
隣の新橋駅で、中年のスーツ姿の男性が私の隣に座った。高級なブランドバッグを持っている人だ。
私はスマホのメールをチェックしていたら、とても懐かしい香りがしてきたのです。
あれ〜、この香り。私がずーっとつけていた ”エルメスのナイルの庭” ではないかなと、意識が香りに向いた。
間違えない。その香りは隣に座った男性がつけているのです。
何故か、親密感を感じて。香りの名前を確認したい気持ちになったのですが。
今は、私は香水をつけていないので。
余計なことを言わず、私の好んでいた香りを思い起こしていました。
でも不思議に、香水はつけている人によって微妙に香りが違うような気がするものです。
私は、若い時から香水好きで、調香師になりたいなんて考えたこともあったくらい。
だから、いろいろな女性物の香りもチャレンジしたり、いろいろな香水を楽しんでいたのですが。
私の若い時代は、香水をつけている男性はかなり少なかったようです。

コロナ前には、この ”ナイルの庭” のオー ド トワレを通常につけていました。
ナイルの庭(HERMES Un Jardin sur le Nil) は、ユニセックス対象で軽やかでつけやすいグリーンノートです。
陽光と生命力、自然の豊かさときらきらとした輝きのある庭。グリーンマンゴー、ロータス、シカモアウッドを思わせる香り。...と記されてあります。
ところが、コロナ禍で外出が少なくなって上に、私は耳鳴りにかかってしまい。
香水の香りが精神的に負担になってしまったのか、ここ何年間つけていませんでした。
隣席の方の香りを心地よく感じたのは、耳鳴りでの精神的な気持ちから脱皮しているのかもと思って。ちょっと明るい気持ちになりました。
香水をつける男性について

男性が香水をつけている方が、以前より大分多くなったような気がします。
男性の香水の目的を調査すると、 ”身だしなみのため” が圧倒的に1位。 ”汗や体のにおいを抑えるため” 、 ”イメージアップ、印象をよくするため” との回答が多いようです。
でも、私は実際そうなのか疑問なのですが。
一方、女性は、 "自分の気分を上げるため" が1位のようで。それは納得。
香水をつける男性の比率
香水をつける男性はどれくらいかのデータでは、男性は35%、女性は47%。
そんなに男性は香水をつけているのでしょうか(?)
三分の一の男性が香水をつけているのを、私はピンとこないのですが。1度でもつけたことがあるという解釈なのでしょうか?
でも、香水をつける頻度では、 ”ほぼ毎日” という人は男女ともに1割以下ということのようです。
香水をつける男性の理由
香水をつける男性の心理
好きな人ができた
香水をつけなかった男性が突然香水をつけ始めたら、好きな人ができた可能性があります。
”自分をよく見せたい” と思って、突然オシャレに目覚めて香水もつける人がいるようです。
女性にモテたい
特定の女性に好かれたいというよりも、多くの女性によく思われたい、モテたいと思って香水をつける人がいます。
香りは、外見と違ったインパクトがあるので、自分の存在を相手に強く印象づけるために使う人もいるようです。
体臭が気になる
加齢臭が出てきたりする年齢になって、周囲にもニオイを指摘されて香水をつける方もいます。
でも、今の時代での体臭処置は香水の利用とは思わないのですが。
香水の香りが好き
男性の中でも、香水の香りが好きで、「良いニオイだと」と思っている方も多数います。
いい匂いの中にいるとモチベーションや気分が上がりハッピー感があります。
私はズバリ、”香水の匂い” が好きで利用していました。
でも、急に男性が香水をつけ始めたら、恋のサインかも。
香水をつける男性の性格
ナルシスト・遊び人
女性から見ると、香水をつけている男性は、ナルシスト・遊び人と思われるかも知れません。
男性の深層心理には、 ”女性からよく思われたい” という心理があるのかも知れません。
身だしなみに気にする人
匂いがキツくなくて、多くの人に受け入れやすい香水をつけている男性は、身だしなみに気に遣っている性格だと思います。
相手を不快にさせないないために、日頃から外見や匂いを気にしているオシャレな人です。
自己主張が強い
香り自体は、ある意味自己主張かも知れません。
特に強調した匂いの香水をつけている人は、自己主張の強い男性だと言えるでしょう。
人に注目されたい、自己アピールをしたい方の主張方法かも知れません。
他人 (男女) の香水について
日本では、香水をつけるのはある意味、特殊に思っている人も少なくないようです。
”他人がつけている香水が気になる” と言う人は、9割という調査結果がありました。
自分では香水をつける人・つけない人に関わらず、 ”他人がつけている香水が気になる" と答えたのは、65.6%。
”ごくまれに”と答えた人を合わせると9割で。それは、好きな香り、苦手な香りを含めて気になっていると言うことです。
そして、他の人がつけている香水について、約4人に1人が ”苦手 (不快)” と回答されたようです。
香水を気になる人を対象に、他人の香りの印象は・・・
● 全般的に好きである:8.2%
● ケースバイケース(香りの強さや種類、状況によって異なる):64.8%
● 全般的に苦手(または不快)である:23.3%
● 特に何とも思わない:3.7%
香水に対して、あまり印象が良いものとは思えません。
香水をつける男性はモテると思いますか?
Q.男性が香水をつけるのはモテると思いますか?
● はい 女性:29.3% / 男性:29.3%
● いいえ 女性:70.7% / 男性:70.7%
男女共に70.7%が「男性の香水はモテない」と回答。モテると答えた人は、どちらもわずか29.3%という結果になった。
偶然、男女差がない。
”香水をつけている男性はチャラい” という女性の多数の意見があります。
それに、男性の香水には遊び人、ナルシストといった悪いイメージも。
このように、香水をつけている男性を苦手としている女性が多いことも事実のようです。
男性が香水をつけることに対するマイナスな意見も、理解しておくことも大事なのでしょう。
男性からも ”臭いだけ”、”気取り屋” といったマイナスな意見が多くあるようです。
私も香水をつけていて、周りの人からネガティブに思われていた人がいることも以前から考えていたのですが。

一方、 ”モテる” と回答した女性からは、 ”良い香りだと感じがいい” 、 ”おしゃれ” 、 ”フェロモンを感じる” といった回答がありましたが、
それでも "強すぎる香りはNG" とのこと。
ほのかに香るくらいがちょうどよく"香りに気を配れる男性" であれば好感度がアップするとのことのようです。
他にも、”体臭よりはましだ” という意見があがっていた一方で "汗と混じると悪臭になる" という指摘も。体臭が気になるからといって、やたらに香水を使うことは避けたいことかも知れません。
男性の色気やオシャレ感を演出する香水ですが、一歩間違えると周りに不快な印象を与えてしまうことも。
香水をつける際には分量や、つける場所にくれぐれも注意したいものです。
女性からモテるために香水をつけようとする男性が意外と多くいますが、香水がプラスに働くことはほとんどないと言うことです。
むしろ香水の匂いが強すぎると引かれますから、香水をつけない方が安全なのかも知れません。
男の香水は、あくまで趣味の一部と思っておいた方が良いのかも。
※マイナビニュースの男女300名アンケートから引用
>※マイナビニュースの男女300名アンケートから引用
女性にウケる、おすすめの香り
女性が男性の香りに対して、香水よりシトラス・石けん・フローラルの香りに評判が良いようです。
爽やかで、軽い香りと言うことなのでしょうか。
● シトラス
オレンジ、ライム、レモン、グレープフルーツといった柑橘系で構成された香り。爽やかな印象を残したい人におすすめの香り。
● 石けん
多くの石けんの香りは花の香りで構成されることが多い。清潔感のある印象を出したい方にはおすすめの香り。
● フローラル
特定の花や複数の花をモチーフに作られた香り。苦手な香りだという人は少ないため、男女ともに万人受けする香り。柔らかな印象を出したい方にはおすすめ。
それに、まだ香水に慣れきれていない日本では、フレグランスからスタートするのが良いかも。
”フレグランス”は、香り製品全般を指す用語として幅広く使用されています。
一方 ”香水” は、フレグランスのなかでもとくに香りの濃度が高いものを指すものです。
日本では、香水のことも ”フレグランス” と言う人も多いようですが。
家に帰って、 ”ナイルの庭” を軽くつけてみました。
つけた瞬間、何年か前の香りの印象と微かながら違うような気がする。
従来の量よりかなり少なくつけたのに、とても濃厚さを感じたのです。
久しぶりにつけたせいか、古くなった香水の影響のせいなのでしょうか?
でも香りの中で、楽しい出来事をたくさん思い起こしました。