土曜ランニングの後で、近いうちにTさんのお宅の庭で ”夕方の飲み会” の計画をしていたのですが。 話題は、同じ屋外飲み(?)である ”路上飲酒” の話に振れました。 ベンチに座った4人はエビアンを飲みながら、ここでお喋りするのは楽しいけれど、夕方になってもお酒を飲む気にはならないと言う全員の意見。

土曜の朝のランニングの後、ベンチに座って。Tさんのお宅の庭で ”夕方の飲み会” の計画をしていたのですが。

Mさんの話題から、同じ屋外飲み(?)である ”路上飲酒” の話に振れてしまったのです。

 

ベンチに座った4人はエビアンを飲みながら、ここでお喋りするのは楽しいけれど、"夕方になってもお酒を飲む気にはならない" と言う全員の考え。

4人とも、屋外で一杯飲むのはとても心地よく感じているのですが。やはりテーブルがないのと、人通りの中にいるのは落ち着かないと言う意見です。

 

渋谷は通年路上飲酒禁止に

私たちがいる東京都渋谷区は、ハロウィーンや年越しイベントに限って禁止している渋谷駅周辺の路上や公園での飲酒について、対象エリアを拡大した上で通年で禁止する方針を決めたようです。

観光客らによる飲酒マナーの悪化を受けた措置で、今年の10月1日の施行を目指すと言う話題から始まりました。

 

Mさんが先日夜の渋谷駅近くに行ったとき、路上で歩きながら飲んでいる人、集まって飲んでいるグループがたくさんいたようで。

その様子が色々なネガティブな雰囲気だったことを話しだしたのです。

 

ランニング仲間のカナダ女性の話では。

カナダは、基本的に屋外での飲酒は禁止で。出身地域のトロントでも、外でお酒を飲む事が禁じられているそうです。 

だからこそ日本の路上で飲酒できることを、自国と違った街として興味を持っている人もいるようです。

 

路上飲みを楽しめる、話題の日本

海外から日本を訪れた観光客が、路上や公園、駅、電車内など公共の場で、缶ビールや日本酒などを飲んでいる人をよく見かけます。

数年前、米国のネットメディアが日本では路上での飲酒が合法であることを公開して、話題になたそうです。

インバウンドの一部の人は、ぜひ街中で飲んでみたいと言っている人も少なくないようです。

 

飲酒自体に寛容な日本の文化として、数字にも表れているようで。

米国の調査機関ピュー・リサーチ・センターは、世界40カ国の国民を対象に、飲酒は道徳的に受け入れられると思うかを調査。

日本は「受け入れられる」と答えた人の割合が66%で、2位のチェコ(46%)、3位のドイツ(41%)を大きく引き離し、断トツの1位だったそうです。

逆に、「受け入れられない」と答えたのは6%で、これも40カ国中一番少なかったようです。

現在は、ちょっと変わってきているかもしれませんが。

 

本来、日本は花見が屋外飲酒のメイン。

日本での屋外で飲食といえば、花見が思い浮かびます。この花見を日本人はいつから楽しんでいるのかと言うと。
江戸時代には、上野にある東叡山寛永寺の境内(現在の上野恩賜公園)では人が集まり大混雑してたそうです。

飲酒だけでなく桜の下に風呂を出して、入浴する人まで現れたと記されています。
京都でも、鴨川の水辺空間における納涼も楽しまれていました。鴨川の河原に毎晩数千、数万の人が繰り出して、敷物の上に腰掛けを並べ、小料理と共にお酒を楽しんでいたそうです。

日本の外での飲酒は、美しい自然との中ので飲むことが魅力なのでしょうね。

では渋谷の路地で飲んで、何が楽しいのかと思ってしまいますが。

 

世界でも、路上飲みを楽しめる街が色々

世界中を見回しても、外で何の心配もなくお酒を飲める場所はそんなに多くないようですが。いくつかの屋外飲酒が許可されている街もあるようです。

 

アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズのフレンチクォーターは、法律が緩いので、路上で自由にお酒を飲むことができるそうです。

しかし、開封済みのガラス瓶は禁じられているので、プラスチックカップで飲むそうです。

路上でツアーがあり、音楽もありで、街自体を楽しまれていています。その中を、ハリケーンと言うカクテルを片手に持ってそぞろ歩く楽しさが格別のようです。

 

スカンジナビア諸国のほとんどが、外での飲酒にそれほど厳しくないようです。

特にデンマークは、その中でも緩いほうだと言われています。

コペンハーゲンでは外での飲酒が合法なだけでなく、社会的にも認められていて、推奨されているくらいだと。

ビールを食品店で買って、他の観光客と同じウォーターフロントの景色を楽しみながらお酒を飲んでいるようです。

確かに、こんな光景を見ながらお酒を楽しんだら素敵ですね。

 

他にも。フランス、ドイツ、イングランド、ウェールズ、ニュージーランド、香港、中国などの一部にはOKのところもあるようです。

 

路上飲酒が厳しい地域は

アメリカのほとんどは路上飲酒禁止、ニューヨークも許可された場所以外で野外での飲酒は禁止されています。

ニューヨークで ”楽しい夜に、お酒を飲みたいのに飲めない!” と物足りない方も多いと思います。

日本と比べてアメリカは飲酒にとても厳しい国で。

ニューヨークでは、公共の場所でアルコール飲料を飲むことは違法。 アルコールの開いた容器の所持もNGです。

公園内、路上、または公共の場所での飲酒は違法行為に当てはまるようです。

NYに行った時、街中でお酒を袋に隠して飲んでいる人と何人か出会いました。

 

イタリアのローマでは、夜間の路上飲酒を禁止する新たな規制が施行されたようです。市内に警告を4カ国語で表示して、違反者には罰金が科されるようです。

 

シンガポールでは、22時半~翌朝7時まではお酒をコンビニなどで買うことができません。このルールを破ると罰金が科されます。お酒を飲んだら罰金8万円だそうです。

 

タイでは飲酒が法律で禁止されている場所があります。具体的には公園、駅構内及び電車内、学校、官公庁、医療機関、寺院などの宗教施設、ガソリンスタンドです。禁止場所で飲酒すると、6か月未満の懲役か最大1万バーツの罰金刑となります。

 

パリは、のんびりしながらお酒を飲むイメージを考えていたのですが、最近はアンチ・アルコールになりつつあるようです。

路上での飲酒は16時~翌7時まで、持ち帰り用のアルコールの販売は20時~翌8時まで禁止というようですが。

オリンピック開催でどの様に変わっているのでしょうか?

 

路上飲酒の楽しさは?

”路上飲みの楽しみは、 空間と一体化する感覚” だと言う作家の意見がありました。

確かに、屋外で飲むときは、 ”開放感” を味わえる感覚があります。窮屈なお店で飲むより開放感があって魅力的です。ただ、多くの人が通行する道路で飲むのは気になりませんか?

 

路上飲みは、軽い気持ちでお酒を飲めることが良いと思う方が多いようです。
それほど深い仲でない人たちと飲むのに、屋外なら気楽に飲めるかも知れません。
また、帰りたくなったらすぐに帰ることもできるし、途中参加も可能です。
サクッとお酒を飲めることが、路上飲みの魅力なのでしょう。

 

そして、路上飲みは何よりも、お金がかかりません。
コンビニで、缶ビールやおつまみを少し買うだけで済みます。お店で飲むよりかなり安く ”飲み” ができます。
一番飲みたい年頃の若者たちにとって、飲み費用がとてもリーズナブルなのはありがたいのに間違ありません。

・・・こんな話をダラダラしてしまった。
 

何で、路上飲酒の話がこんなに盛り上がってしまったのか?

この話ばかりして、私たちの ”飲み会の” の計画が進まなくて、来週に計画することにしました。

 

今日の私のランチは、イタリア料理店のオープンエアの席を見つけて雑談しながら ”屋外飲酒” もしました。

初夏を感じながら、楽しい時間でした。でも、暑かった!

 

帰ってきて、朝の会話の内容を確認したり調べていたら、ついでにブログのテーマにもなってしまいました。