久しぶりに旧玉川上水の緑道を歩いて行くと、京王線の笹塚駅近くについた。 耳鳴りがひどい時には、”抗うつライフスタイル”というテーマで、うつ症状が悪くならないように、よく歩いた緑道なのです。
久しぶりに旧玉川上水の緑道を歩いて行くと、京王線の笹塚駅近くについた。
耳鳴りがひどい時には、”抗うつライフスタイル”というテーマで、うつ症状が悪くならないように、よく歩いた緑道なのです。
駅近くに、THE TOKYO TOILET(ザ・トウキョウ・トイレット)の一つがあって、外国人の女性が数人集まってそのトイレを撮影している。
京王線の高架線の下に、高さの異なる円筒形のトイレに、黄色い楕円形の大きい庇を浮かし、外壁についた丸窓からは”うさぎ”がのぞいています。
耐候性鋼板パネル構造にし、鉄板を一旦錆びさせているため、いつまでも強度と風合いが保てるようにしているそうです。
コンセプトは「まちあかりのトイレ」。
まちの頑固おやじのように存在感があり、まちの人々を明るく見守ってくれると同時に、楽しさも感じるトイレにしたいと考えたそうです。
開口部は広くとり、重厚ながらオープンで、中は明るく清潔感あふれ、安全性も感じるトイレです。
デザインしたのは、日本トイレ協会の会長の小林純子氏です。
”THE TOKYO TOILET” は渋谷区の17カ所の公共トイレを、安藤忠雄さん、隈研吾さんなどはじめ、著名なデザイナーが設計したとてもユニークなトイレがたくさん。
昨年春に、プロジェクトは全てが完成しました。
私も、耳鳴り改善のウォーキングとして、THE TOKYO TOILEが全てが完成する前でしたが何箇所か周って、ブログに投稿したことがあります。
でもその頃は、トイレの写真を撮っている海外旅行者などは見かけませんでしたが。
THE TOKYO TOILET一覧
トイレの場所 / デザイナー
「THE TOKYO TOILET」は日本財団が渋谷区にプロジェクト展開しています
これは、素敵なプロジェクト!
私は渋谷区の住人で、これらのリニューアル前のトイレを何箇所か見覚えがあります。
そのころの公衆トイレは、出来るだけ入りたくない施設でした。
周辺には雑草の生えていて、清潔感がなくてその前を歩くのさえ嫌なものだったのですが。
これらのトイレが出来て、前を通ると新鮮な街並みを感じます。
渋谷区は、トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴と言っています。
誰もが快適に利用できる公共トイレを維持するため、トイレの設計だけでなく、プロジェクト全体を「デザイン」しているそうです。
清潔感を維持しているのが、公共トイレのが大きな価値だと思います。
清掃は1日3回行う通常清掃。1カ月に1回行う定期清掃。年に1回の特別清掃と3つの種類に分けて清掃をしている。
さらに月に一度、第三者機関であるトイレ診断士による診断を行っているそうです。
高橋ヨーコの写真集「The Tokyo Toilet Book」がこの春発売されました。
写真家・高橋ヨーコが見つめたアートな“公共トイレ”が一冊に。
街なかの公共トイレを誰もが驚く、新しい気づきの場へと刷新するべくスタートした〈THE TOKYO TOILET〉プロジェクトをまとめた写真集のようなガイドブック。
・・・どのトイレも建築として、アートとして、ランドマークとして素晴らしく、
どうだと言わんばかりに目立ちますが、不思議と違和感なく東京の景観に溶け込んでいます。
トイレを巡る、変わったツアー
"東京・渋谷区の公衆トイレを見て回る" という一風変わったツアーがあるのです。何故か、海外からの観光客が殺到(?)しているようです。
今年の春から、過去に例をみないインバウンドを追い風に東京観光として、このツアーが始まったようです。
ニュースにも幾度となく、とり上げられて話題にはなっていたのですが。
観光客は、どんなつもりで参加するのでしょうか?
参加者のメッセージは .......
「1回のツアーで、日本の有名な建築家の様々な作品を見られるというのが魅力的。こういうのって、今までにない経験だ!」
「13時間以上も飛行機に乗って、さっき日本に着いたばかりなの。でも、ホテルで休むのは後でいいの。とにかくトイレを先に見てみたかった!」
こんなコメントが記録されています。
このツアーの人気の裏には、映画「パーフェクト・デイズ」が関係しているようです。2023年『カンヌ国際映画祭』では、主演の役所広司さんが最優秀男優賞を受賞しました。
トイレツアーでは、映画の舞台となったトイレを案内していて、“聖地巡礼” 目的の観光客が増加しているということです。
ツアーの概要は .......
全コースで2~3時間。東コースは8か所・西コースは9か所の有名建築家・デザイナーが手掛ける公衆トイレを巡ります。6月の予約はほとんど埋まっているそうです。
公衆トイレを訪れる度に、スマホで写真を撮りまくる参加者たち。その姿は、まるで歴史ある世界遺産を目の当たりにしたかのような真剣さです。
トイレに入って見ようかと思ったら、撮影していて入りにくい感じでした。
確かに、素敵なデザインのトイレなのですが。少し歩くと、昭和の時代からある古いトイレがそのまま存在しています。
実際は、古いトイレの数は未だ多くて、虫が出てきそうで近づけません。
いつか、全てをリニューアルしたらお洒落な渋谷区になりそうです。