耳鳴りを ”ほとんど気にならない人” と、今まで数度ですが出会いました。 そのような人が、本当にいるのです。 先日、仕事関係者と話している時に。 「Quatroさん、最近は耳鳴りの状態どうですか?」と聞かれ。 「耳鳴りの音は変わりないのですが、精神的な苦痛は大分戻りました。」と答えると。

 

耳鳴りを ”ほとんど気にならない人” と、今まで数度ですが出会いました。

そのような人が、本当にいるのです。

 

先日、仕事関係者と話している時に。

「Quattroさん、最近は耳鳴りの状態どうですか?」と聞かれ。

「耳鳴りの音は変わりないのですが、精神的な苦痛は大分戻りました。」と答えると。

そばに一緒にいた男性が「Quatroさんも耳鳴りですか。私も耳鳴りで、お仲間ですね。」

と言われました。

話を聞くと、耳鳴りをあまり気にもしていないようで、医師には2回だけ行ったという。

私からみると驚きですが。

このように耳鳴りを気にしない人が、それなりにいることをここでも確認しました。

 

彼は、3年位前に耳鳴りが聞こえ、医師に行ったのですが悪い病気ではないことを確認したので、一応薬をもらって帰ってきたという。

自身の考えとして....... 耳鳴りは治らないので、医師にかかり続けることで返って精神的に悪化するのではないかと思ったという。

人間には、飛蚊症とかシミなどの加齢によって出来てしまうものはいろいろあるので、それが命に関わらないのなら、治らない疾患なら諦めるしかないと言う考えだ。

だから、危ない耳鳴りではないことを確認できたから我慢するしかないという。

 

かなり軽い耳鳴りなのだろと思って尋ねると。

正式な検査をしたわけではないのですが、話を調整しながら判断すると。私と同じ程度の耳鳴りの音量があって、十分な耳鳴り疾患のようだ。

 

でも、このような彼の考え方だったから、耳鳴りを初めから気にしないでいられたのかも知れない。

ある意味素晴らしい対応の仕方だと思った。

私はあまりにもデリケートに耳鳴りとの取り組んで、精神的苦痛を発生されたのですが、彼はそのような精神的な悪化はなかったようだ。

 

当初は当然気になっていたようですが、気にしないためにいち早く耳鳴りが馴化して、平常の生活が出来たという。

彼にも一時的に眠りに影響があったようだが、短期間で普通に眠れるようになったそうだ。

耳鳴り音は、未だ嫌な音ではあるけれど、その音で苦痛を感じるレベルにはならず、私みたいにうつ状態になることは一切なかったという。

医師が耳鳴り患者に言う「耳鳴りを気にするな。」を自ら素直に対応出来た患者だ。

持っていたPCを開いて、私が自作で作ったweb上の THI(耳鳴り苦痛度評価)に入力してもらったらほとんど”0”に近くて。やはり苦痛度はない。

THIを説明したら、「こんな検査あるんですか?」と検査経験はなかったようでした。

 

彼とは仕事がらみで、一応の性格などはは理解しているつもりなのですが。

大雑把なタイプではなく、それなりに繊細さがある。そして、レベルの高い知識もある方。

それでも、精神的な苦痛に達しなかったようだ。

このような考え方で対応すれば、耳鳴りはそれほど辛い病気ではなくなるのではないだろうか?

彼の発生直後の ”気にならない” 考え方や行動を探ったのですが、残念ながらヒントは見つかりませんでした。

やはり、その人の性格なのでしょうか?

 

耳鳴りを気にならない人のタイプ

耳鳴りを気にならない人々にはさまざまなタイプが存在しますが、一般的な特徴を挙げてみます。

私には、あまりピンとこない項目なのですが。

⑴ ストレス耐性が高い人

一部の人は、日常生活のストレスや不快な感覚に対して比較的強い耐性を持っています。

気にしないタイプの人は耳鳴りを含む身体的な不快感に対しても、あまり気にかけない傾向があります。

⑵ 健康意識が高い人

健康に対する積極的なアプローチを持つ人は、耳鳴りを含む健康上の問題に対してもポジティブな姿勢をとります。

彼らは医師の助言に従い、耳鳴りを ”気にしない” 状況を作ります。

⑶ 対処法を見つけた人

耳鳴りの一部の人は、それに対する効果的な対処法を見つけています。

たとえば、リラクゼーション法や認知行動療法などを用いて、耳鳴りの影響を最小限に抑えることを図ります。

⑷ 他の興味や関心に集中する人

耳鳴りがある程度のレベルであっても、他の興味深い活動や関心事に没頭している人々は、耳鳴りを気にすることなく生活しています。

彼らは自分の人生の他の側面に焦点を当て、耳鳴りをあまり意識しないようにします。

話をした”耳鳴りを気にしない”彼と、これらのタイプとは何か一致しないように思われるのですが。

あえて言えば、ストレスの耐性が高く、精神構造も強いのかなと思ういます。

それに彼は、その頃に仕事に集中せざる得ない環境だったと言っていました。耳鳴りどころではない時だったと言う。

耳鳴りで医師に行かないタイプ

ここで ”医師にいかない” と言う考え方は、数回の治療に行ったものの継続しない患者のタイプと考えます。

⑴ 自然治癒(馴化)を期待する

耳鳴りの苦痛は一時的なものであり、自然治癒的に馴化することが期待する考え方から。医療の介入を待たずに症状が改善されるのを期待する人がいます。

⑵ 医療の解決策が限られている

耳鳴りの慢性的なものに対しては、医学的な解決策が限られているとされています。

そのため、医者に行っても改善できないと思っている方がいます。

⑶ 医療への信頼が低い

一部の人々は医療機関や医師に対する信頼が低い場合があります。そのため、耳鳴りなどの症状があっても、医者に相談することを避ける場合があります。

⑷ 時間や医療費の制約

時間や医療費の制約がある場合、耳鳴りが軽度であると感じて医者に行かない人がいるようです。

耳鳴りが日常生活に深刻な影響を与えていないと考えて、時間やを医療費を費やすことに無駄だと思っているのです。

確かに、耳鳴りを医療機関によって改善効果を考えられない人が多いと思います。

それでも治らないので、ドクターショッピングをしながら良い医師に巡り合うことを期待しているのでしょうが。

ただ、耳鳴りの一部は危険度のある要因のあるものもありますから、それを払拭するための検査は必要だと思います

 

以前も同様に ”耳鳴りを気にならない人” と出会って、「私も耳鳴りはうるさいんだ。でも医者に行っても治らないから、うまく付き合うしかないよ。」と言っていた方もいました。

その方も、私と違って苦痛度がほとんどなかったようで羨ましく思いました。

 

少ない方ですが、 ”気にしない耳鳴り患者” とも出会うことがあります。

このような方の精神力を考えて、耳鳴りの辛さが軽減する ”耳鳴り対応の精神的な仕組み” を構築すれば、耳鳴りとうまく付き合えるかも知れません。