打ち合わせで、久しぶりに超おしゃべりな男性と出会った。繰り返し同じことを言わなくてもいいですよ。 無駄な比喩をしなくてもいいですよ。 だらだらと話を続け、間を空けない。 ・・・20分程度お話ししたら、とても疲れた気分でした。

 

仕事で、久しぶりに超おしゃべりな男性と出会った。

 

繰り返し同じことを言わなくてもいいですよ。

無駄な比喩をしなくてもいいですよ。

だらだらと話を続け、間を空けない。

・・・30分程度お話ししたら、とても疲れた気分でした。

彼は、十分なコミュニケーションをした気持ちなのでしょうか?胸を張って去って行ったのですが。

 

昭和の時代は、営業マンはおしゃべりが大事だと思っていた方もいたのでしょうが、最近は 「おしゃべり=コミュニケーション力」ではないことを多くの方は理解しています。

私は、お喋り量を 1/4 にした

私はもともと、仕事以外ではお喋り傾向ではなかったのですが。

と言って無口というわけではないです。

 

10数年前、”話す量" を半分にしようと決断しました。

思いの外、簡単にその行為は出来て。仕事も遊びでのお喋り量が半分に出来ました。

同じ言葉は繰り返さない。どうしても強調したい場合には「重ねて言いますが。」と加えて会話します。

話のセンテンスを短くして、相手からのリアクションなどが入れるように間を作って。

その結果、とても密度が高く明確な話し方に変わったような気がします。

短いセンテンスで話をすために不必要なものは省いて、中心になる課題にフォーカスするので相手は解りやすい。

適切な言葉を選んで、必要のない比喩などは使わないようにしています。

それを続け1年も経つと、従来の話し方がいかに無駄で、切れ味のない話し方だったと反省しました。

 

このような会話状態は、仕事では良いがプライベートでは楽しくないのではないかという考え方があるのですが。

普段の生活で、短いフレーズで十分に冗談も言えし、笑いも創造も出来ます。

最近の人気お笑いタレントさんは、だらだらとした笑いのワードを言わないですよね。

 

そして更に6年前、再度おしゃべり量を" 1 / 2 "にして。

結果、従来より" 1 / 4 "のおしゃべり量になったのです。

これは、私のちょっとした成功例だと思っているのですが。

自身の口数が制限されたことで、よりシャープなコミュニケーションができるようになったと思っています。

コミュニケーションとおしゃべりは違う

コミュニケーションとは、情報伝達や意思疎通などの表現、また意思を伝え合う、”相互”の交流を図る行動です。

コミュニケーション力のある人

 

コミュニケーション能力とは、他者との意見交換や情報共有を上手に進められる力です。 

コミュニケーション能力が高い人は、相手の気持ちを尊重し、言語と非言語を駆使して自らの考えを伝えられる特徴があります。

 一方、他者の意見に耳を傾け、共感や理解を示すことで円滑な人間関係を築きます。

 

コミュニケーションが上手な資質のポイントは ....... 

聞き上手で、簡潔に話す人。

コミュニケーションは複数の会話を積極的することが必要で、相手の話に耳を傾けることが人間関係を築き理解を深めるのに役立ちます。

そして、明確で簡潔な話によって相手に正しく伝えることができるわけです。

だから、

「喋ることと、聞くことのバランス」が大事。

話をすることが上手であることも必要ですが、相互のスムーズな話の交流がコミュニケーションには大事なので。

”話し上手 + 聞き上手” であることがコミュニケーション力のキーポイントです。

私は、仕事で「相手 60:40 自分」。プライベートで「相手 65:35 自分」のお喋りの会話比率を目標にしています。

そしてお喋りの時間比率は、これ以上にかなり短縮しています。

お喋りな (口数の多い) 人

 

お喋りなのにコミュニケーション力の低い人が結構多いのは、まわりへの配慮が足りていないことが多いようです。

「人の話を聞かずに自分の話ばかりしてしまう人」や「人の話を最後まで聞けない人」がまさに配慮が足りていない ”お喋りな人” です。

 

口数が多く誰に対しても話しかける人を「言語表現系」とよんでいる心理学者がいます。

言語表現系の人は、自分中心に話すことで自分の欲求は満足させているのですが、相手の欲求を満たせないタイプが大半だそうです。

自分の意見ばかりを主張して相手に話すタイミングを与えないため、結果的に相手側に不満を抱かせるケースが挙げられています。

質問を優先事項にすることが大事

 

自分の意思を伝えることが最優先にしないで相手に質問して、自身の口数を減らします。

それによって、自分は考える量が増え、頭の中に多くの問題点やアイディアが浮かぶようになり、結果的に密度のある会話が出来るようになります。

 

口数の「多い少ない」はコミュニケーションにおいて重要ではありません。

口数が多くないコミュニケーション上手な方がいます。その人は会話のなかでもキレのある発言や返答をすることが非常に多く、ダラダラ話をす人よりも存在感があります。

会話は、口数の多さはそこまで重要ではなく、大事なのは質であるわけです。

口数が多いほど言葉が軽くなり、人格そのものも軽い存在になってしまいます。

"お喋りの人" の性格は、

認められたい

人は他人からの評価が重要と感じて、頼れる人と思われたり、出来る人と評価されたいと思っています。

存在価値を認められたいと言う気持ちで自己主張する必要性を感じてお喋りに繋がってしまうのです。

理解して欲しい

周りの人から自分を知ってもらいたい思いは誰でもあります。

自分を理解してもらうためにはアピールが必要であって、そのアピール手段としてお喋りをします。

自分を理解してくれるまで、喋り続けてしまうのです。

沈黙が耐えられない

会話のない状態が続くと気まずい心理状態になって、取り敢えず何か喋りたくなる人がいます。

沈黙が特に落ち着かない人がいて、喋らずにいられなるようです。

沈黙が耐えられない人は、心理的におしゃべりになりがちです。

周りを楽しませようとする

周りの人が気になって良い関係を作りたいという気持ちで、よく喋ってしまいます。

善意から出るお喋りで、対応側としても拒否しづらい状況になってしまいます。

相手を楽しませようとする思いから喋る心理的原因となります。

ストレスを発散する

話すだけでストレスが解消されることもあります。これは特に女性に多く見られます。問題が解決しなくても、話すだけでストレス発散になるということがあるようです。

ストレスが溜まった時、取りあえず何でもいいから話をすることによって発散しくお喋りします。

かまってほしい

人は孤独では楽しくないので、交流がどうしても必要になります。

相手にして欲しい時、会話がきっかけにして人と近づきたく必要以上に喋りかけてくることもあります

寂しい気持ちもの人がよく喋ることがあります。

”口数が少ない” メリットは、

口数を少なくすることによって、いろいろなメリットがあります。

聞く側に回れる

聞く側は、冷静な考えをまとめながらのコミュニケーションができます。

そして、自分を主張するためには、積極的なお喋りが必要だと思いがちですが、無口ではない人が、聞く側に回るとより注目されます。

余計な事を言う確率が下がる

口数が増えれば、それなりに話のミスの可能性も増えます。

ついつい話さなくて良いことまで話してしまい、相手の気分を害したり信頼を失ったりしてしまうことの確率が減少します。

一言の重みが増す

話しまくっている人の、話はどんどんスルーされていきますが、口数の少ない人の言葉は重みが増します。

話す方も、言葉を選んで話すのでそれなりに注視した一言になります。

対人ストレスが少ない

ストレスはの大半は人間関係に起因します。周りの人に合せようとお喋りして、本来の自分でない表現をしてしまいストレスが溜まります。

一歩退いての立場ににるとストレスを少なくなります。

意外とビジネスに向いている

多くの人が、”ビジネスに向いている人=よくしゃべる人」と考えていますが。

現状のビジネスエリートは、「優秀な営業パーソンは口数が少ない」と唱える人も少なくありません。

 

 

 

でも耳鳴りの方は、お喋りしていた方が紛れます。

いろいろ頭で考えるより、口数多く意見をどんどん発した方が耳鳴りを逸らしてくれるので。

耳鳴りの辛い時は、口数多くしてくださいね。