耳鳴り苦痛度は、患者ごとの性格と関わっているのではないかと、私は想定しています。 そのような検証データは見つからないものの、医師によっては ”患者の性格” によって苦痛度も改善度にも影響があると言われます。

 

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耳鳴りと性格の関係を、ビッグファイブで考えてみました。

耳鳴りと性格の関係を、
ビッグファイブで考えてみました。

 

 

耳鳴り苦痛度は、患者ごとの性格と関わっているのではないかと、私は想定しています。

そのような検証データは見つからないものの、医師によっては ”患者の性格” によって苦痛度も改善度にも影響があると言われます。

 

個人の性格を評価するのに使われている ”ビッグファイブ” という性格分類を基に、「耳鳴りと性格の関係」を考えてみました。

ビッグファイブについて

「ビッグ・ファイブ (Big Five personality traits) 」とは、人の性格が5つの因子の組み合わせで決まることを説明する学説。

アメリカの心理学者であり、オレゴン大学の名誉教授ルイス・R・ゴールドバーグが提唱したものです。

人の個性を、5つの因子の組み合わせによって性格分類をする方法です。

信憑性のある性格分析と言われており、心理テストが世界中に活用されています。

ビッグファイブの5つの因子

5つの因子とは、「Openness(創造性 / 開放性)」「Conscientiousness(勤勉性 / 誠実性)」「Extraversion(外向性)」「Agreeableness(協調性)」「Neuroticism(情動性 / 神経症的傾向)」の5つです。

この5つの因子の高低が人によって違うため、人の性格や振る舞いに違いが出るのというのがビッグファイブのです。

創造性(開放性 Openness)

知的好奇心の強さや想像力の豊かさ、芸術的感受性、美的な新しい体験に対する開放度、想像力の豊かさを指します。

  高い性格   ▶︎ 想像力の豊かさから新しいアイディアを生み出すことが可能です。想像力豊かで革新的なタイプ。

  低い性格   ▶︎ 手堅い選択を好むため物事を慎重に進める傾向があり、物事を決められた通りに進めることを好む、保守的で慎重なタイプ。

勤勉性(誠実性 Conscientiousnes)

良心性、達成力の高さ、責任感の強さや自身の思考や行動をコントロールする力を指します。

  高い性格   ▶︎ 真面目で責任感が強いため、目的のために自身をコントロールすることができ、物事を達成させるのが得意です。こだわりの強い人や完璧主義が多いタイプ。

  低い性格   ▶︎ 計画性というよりは、感情的で直感的に行動できる傾向があり、気の向いたものは迅速に行動できるタイプ。

外向性(Extraversion)

社交性や積極性、外の世界への興味の強さ、活発さを指します。

  高い性格   ▶︎ 大人数での交流を好むのが特徴です。押しが強く、リスクやスリルを好むタイプ。

  低い性格   ▶︎ 比較的一人の時間を好む傾向があります。思慮深く、考えて行動するタイプ。

協調性(Agreauleness)

他者への思いやりや配慮、共感する力を指します。

  高い性格   ▶︎ 対立や争いを避け、他者に協力的に貢献することを好みます。他人に親切、争いや対立を避けるタイプ。

  低い性格   ▶︎ 個人的な感情に流されにくいため冷静な判断が可能です。周囲の人に全く関心がない、他人の気持ちを理解することが重要だと感じないタイプ。

 情動性(神経症的傾向 Neuroticism) 

情緒面や感情面がどの程度安定しているのかや、ネガティブな刺激への耐性を指します。

  高い性格   ▶︎ 不安や緊張を感じやすいのが特徴です。ストレスの多い状況では精神的にも身体的にも影響を受けやすいタイプ。

  低い性格   ▶︎ 感情が安定していて、悩むことやストレスを感じることが少ないタイプ。

耳鳴りに関わる性格の因子

耳鳴り疾患と性格の関わり

耳鳴りの疾患自体が、性格に影響されるという考え方もあるようですが。

耳鳴りの基本的原因が聴覚劣化や耳の疾患などと考えますと、耳鳴りの原因が ”性格” によるものとは裏付けられないという意見が多いようです。

ただ、難聴になった方が必ずしも耳鳴りにならない人も多く、もしかすると”性格”との関わりも気になります。

この性格と耳鳴りとの関わりは実証されたデータを見つけることが出来ない状況です。

耳鳴りの苦痛度と性格の関わり

では、耳鳴りによる精神的な苦痛度が ”性格” に影響されるかと言うと、私は大いに関係のあるものだと考えています。

しかし、”耳鳴り苦痛度と性格の関係” を実証されたデータも見つかりません。

他テーマの耳鳴り検証データ等の一部に、”耳鳴りと性格”についてのコメントが記されているものもあります。

所々から見つけたこれらのデータをもとに、私なりの ”苦痛度と性格の関係” を以前から注目していました。

これからの内容は、正式な実証データではないことを前提に読んでただきたいと思います。

各因子ごとの、耳鳴り苦痛度に関わる考え方

本来、因子の組み合わせにより個性を分類するビッグファイブなのですが、ここでは各因子項目ごとに”高い性格”と”低い性格”によって、耳鳴りの苦痛度との関係をまとめてみました。

 

<性格因子による耳鳴り苦痛度の関係>

         影響大  >  ◎  >  ○  >  △  >  -  >  影響小

性格の高低 高い性格 低い性格
創造性 - 〜 ○
勤勉性 - 〜 ○ △ 〜 ◎
外向性 -
協調性
情動性 -

 

 創造性

”高い性格”は、革新的であるが故に、耳鳴りを”気にならな人”と”気にする人”が両面的なあります。

”低い性格”は、保守的で慎重感があるため”気になってしまう人”が多くいるようです。

 勤勉性 

”高い性格”は、真面目に耳鳴りと立ち向かって苦痛度が高くなりますが、教育カウンセリングなどを受けて耳鳴りのメカニズムを理解することによって、自身をコントロールでき ”気にならない” 状況を確保できる可能性があります。

”低い性格”は、感情的に耳鳴りと向き合ってしまい、苦痛度がUPする傾向があります。

 外向性

”高い性格”は、交流感が豊かで耳鳴りの苦痛から逃れる性格です。

”低い性格”は、一人の時間を好む傾向で、耳鳴りにはよくない性格です。

 協調性 

”高い性格”は、医師のコンサルなどによって改善を図れる可能性があります。

”低い性格”は、うまくいくと冷静に立ち向かうことができる性格です

 情動性

”高い性格”は、不安や緊張を感じやすいのが特徴で、耳鳴り苦痛度が上昇してしまいます。

”低い性格”は、ストレスが少なく耳鳴りには上手に対応できる性格です。

「耳鳴りと性格の関係」は、私ののテーマの一つ。

以前から調べているのですが、あまり情報が少なく明確な内容をまとめ上げられませんが、中間情報として簡単に記載してみました。

今後も情報収集の上、もう少し明確な内容を再度提示したいと思います。

 

 

 

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