先日、会話の中で著名な女優さんの名前が出てこないで、”ヤバイ、まさか認知症の傾向”でも。 認知症は、年齢に関係なく発生することもあるのだから。 それが、耳鳴りが影響しているのではないかと気になった。

先日、会話の中で著名な女優さんの名前が出てこないで、”ヤバイ、まさか認知症の傾向” でも。

認知症は、年齢に関係なく発生することもあるのだから。

そして、耳鳴りが影響しているのではないかと気になった。

誰でも、物忘れはするのですが、認知症との違いは。

物忘れの範囲が「一部」か「全体」か実際に経験した出来事の一部を忘れるのは正常な物忘れですが、出来事の全てを忘れている場合は認知症の可能性があります。 名前を聞いて「思い出せる」か「わからない」か歌手や俳優などの名前がすぐには出てこなくても、しばらくすると思い出せれば、それは正常な物忘れでしょう。

最近は、積極的に記憶しよという気持ちが少なくなっているのでは。

それは、手元にあるPCやスマホで、すぐに検索できるからで、いちいち覚えようとしなくなっているようだ。

だから記憶をするという脳が劣化しているような気がして、これもヤバい!

検索に頼らず確実に”記憶”する意識を強めるように心がけよと思っています。

 

もう一つの問題は、耳鳴りと認知症の問題。

行きつけの耳鼻咽喉科の待合室のモニターに先生が「耳鳴りと認知症の問題」を講演している映像が流れていた。

待ち時間に見ていた「難聴と認知症は深い関係がある」と言う内容をまとめてみると・・

難聴が、認知症に大きく影響する

難聴のために、音の刺激や脳に伝えられる情報量が少ない状態にさらされてしまうと、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになっているようです
また、難聴のためにコミュニケーションがうまくいかなくなると、人との会話をつい避けるようになってしまいます。
そうすると、次第に抑うつ状態に陥ったり、社会的に孤立してしまう危険もあります。
実はそれらもまた、認知症の危険因子として考えられています。
だから、「難聴が最も大きな危険因子」だと言われているのです。

ただ、この事実は、難聴に対処することで認知症が積極的に予防できることも意味しています。
つまり、補聴器をつけるなどして難聴に正しく対処し、適切な「聞こえ」を維持して脳を活性化し、さらに家族や友人とのコミュニケーションを楽しんでいれば、認知症を予防したり、発症を遅らせる可能性が高いというわけです。
聴力の低下を感じたら、決して放置せずなるべく早く対処しましょう。補聴器をつけることに抵抗を感じる人がいるかもしれませんが、「よい聞こえ」を取り戻すことは、認知症を予防することにもつながります。

認知症を予防したければ、一番効果があるのは「耳の聞こえ」を守ることだということだそうです。

では、耳鳴りと認知症の関係は?

治療を終えて先生に質問しました。

「難聴のない耳鳴りは、認知症を起こす影響はあるのですか?」

 

先生は、しっかり答えてくれました。先ほど見ていた動画の講演の延長のような口調で。

 

現状、耳鳴りと直接的には認知症との関わりはデータ的にはありません。

ただ、難聴で耳鳴りのある方と、耳鳴りのない方と比較すると、耳鳴りのある方が認知症傾向にあるようです。

気をつけなくてはいけないのは、耳鳴りによって生じる ”うつ症状” が認知症にはかかわる可能性があります。

 

最後に、「あなたは全然大丈夫。これだけ倫理的に話ができるのだから。」と言われ安心して帰ってきましたが。

耳鳴り → うつ → 認知症」という関わりは、耳鳴り患者にとって気になります。