丸井の裏扉を出ると、最近通ることのなかった私にとっては昭和の街に出て。 古くからあった店が、あちらこちらで出会って懐かしい。 新宿通りと甲州街道の間の、それ程広くないエリアを漫ろ歩きしました。

プライベートで使っているMacBookが電源が入らなくなってしまった。

あわてて、新宿三丁目にある丸井の1階にあるAppleショップに行ったのですが。予約時間待ちは2時間以上。

迷ったのですが、戻らずに 時間潰しをすることにしました。

 

丸井の裏扉を出ると、最近通ることのなかった私にとっては昭和の街に出て。

古くからあった店が、あちらこちらで出会って懐かしい。

新宿通りと甲州街道の間の、それ程広くないエリアを漫ろ歩きしました。

 

出たところに、名曲喫茶 "新宿らんぶる"。

すごく昔、入ったことがあるのですが、地下にソファーを引き詰めたお店。

店の前を通ることはあっても、今日のように気にして見入ることはありませんでした。

”らんぶる” とは、フランス語に由来し「ぶらぶらする」という意味から名づけたようです。

ここを起点に、ぶらぶらの暇つぶしを始めました。

らんぶるの道路を新宿駅側に歩いて逆側にあった純喫茶「西武」。今年の夏に、この喫茶店の閉店がTVニュースにもなったくらいの老舗。

東京オリンピックが開催された1964年創業の喫茶店。

ステンドグラスのあるレトロな空間。オムライスやプリン・ア・ラ・モードといった昔懐かしいメニュがあるお店です。

見上げると、ビルの2階に看板は残っていました。

 

私にとってこのエリアは、競馬絡みの場所なのです。

ネット投票がない頃は、甲州街道を渡ったところにある新宿場外馬券場によく来ていたので。

 

場外馬券場から、甲州街道のガードを潜ったところにある ”石の家” という中華店。

よく行きました。

競馬新聞を開いてレースを検討しながら、ビールと中華をよく食べたお店。

競馬好きな数人のタレントさんと、この店で出会ったのを覚えています。

今日も、お客さんがどんどん入っていきます。

 

馬券を買った後に、裏通りにある”タイムス”という喫茶店に行きます。

土日は、2階フロアに競馬ファンが集まっていっぱい。

大型モニターを設置して競馬中継を放映して、店は午後から混雑して。競馬開催日は特別料金でもよく行っていました。

今も、競馬ファンが集まっているのかな?

 

裏通りを歩いていると、こんな裏通りにも観光客が結構いるんです。

最近出来た、私が入ったことのない小さな飲食店に入って行きます。覗いてみると若い外国人の方が沢山。

 

道を抜けたところに、あった。小さなお好み焼き屋さん”百花”。

競馬に負けると、この店に入ります。

二人のガールフレンドと、狭いテーブルでお好み焼きを焼いた時の事を思い出しました。

一人は、背の高くて穏やかな女の子。

一人は、背の低くて話好きな女の子。

二人ともビール好きだったな。

 

同じエリアを何周もしながら行き着いたのは、二店の天ぷら屋さんが左右にある道。

母親と二人で行くと、いつもどちらの店にするかともめるのです。

私は、”船橋屋”派。母は ”つな八” 派。

”つな八” は老舗の庶民的な天ぷら屋さんで、刺身などのメニューも揃っている。

そして、母のお気に入りは裏メニューの ”さつまいも揚げ”。

丸ごとのさつまいもを、30分もかけて揚げるのです。皮がカリっとして、中身は甘くてホクホクしていて、とろけるような食感。

最近は、表メニューになったようですが。

 

船橋屋の天ぷらは、味わいがあって香りの良い「胡麻油」が好み。特別な製法で作った胡麻油で揚げた天ぷらがとても美味しい。


確か、つな八は大正時代に、船橋屋は明治時代に創業。

そうだ、時間あるから天ぷらを食べようかな?

 

変わり者の私は、思い出のある二件の天ぷら屋さんのある道を抜け出して。

新宿通りに出ると、伊勢丹の7階のにある昭和創業の ”天一” に入って軽い食事をして時間調整をしました。

今日は、昭和時代の "らんぶる" だから(?)です。

 

Macのスタッフさんはとても親切で、一応調整もできました。よかった。

それに、commandキーが破損していたのも取り替えてもらって無料ですよ。

今、ブログ書き込みに使っています。