食欲の秋。・・・私はそれほど食欲旺盛にはなっていないのですが。 この機会に、食生活を見直してみようと思います。 テーマは「耳鳴りに良い食生活」。

食欲の秋。・・・私はそれほど食欲旺盛にはなっていないのですが。

この機会に、食生活を見直してみようと思います。

テーマは「耳鳴りに良い食生活」。

 

耳鳴りに良い食生活

当然、バランスのとれた食生活が基本。

食べ物や栄養素は、特定の食品や栄養素を集中的に食べるのではなく、いろんな食材を少しずつ食べるのが効果的とされています。
それは、栄養素は他の栄養素と一緒に食べることでお互いに相乗効果があるからです。

耳鳴りを気にして、良いと言われる栄養素を集中する傾向になっていましたが、やはりバランスが大前提。

 

耳鳴りに良い栄養素

■ ビタミンB群

ビタミンB群は、耳鳴りの治療にも活用されるている栄養素。

特に、ビタミンB12は末梢神経の働きを良くするため、耳鳴りの改善に有効だと考えられています。

ビタミンB群は、たくさん摂取しても必要量以外は尿として排出されます。
毎食少しずつでも摂取する必要があります。

※めまいや耳鳴りの治療に使われるメチコバール(メコバラミン)などの薬は、ビタミンB12を製剤化したものです。

   食 材  

肉類(レバーやハツ)、貝類(しじみ、あさり、はまぐり、牡蠣)、魚類(まぐろ、かつお)、のり、納豆、ブロッコリー、ほうれん草

■ ビタミンC

疲れやストレスが原因で起こる耳鳴りには、ビタミンCが効きます。

体内で抗ストレスホルモンを生成するためのビタミンC。
ビタミンCによってストレスに強い体作りや疲労回復効果が期待できます。

   食 材  

果物類(柿が特に良い)、ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草

■ ビタミンE

ビタミンEは、血液をサラサラにして血流を促す効果があります。
耳の血流を促して、耳鳴りや難聴、メニエール病に良いとされています。

油と一緒にとると吸収が高まります。

   食 材  

ナッツ、いわし、ツナ、かぼちゃ、ほうれん草、豆乳

■ カルシウム

骨のもとになるカルシウムですが、めまいの原因となるメニエール病を引き起こす原因にもなります。

また、カルシウムは神経細胞を活発化させるのに栄養素ですから耳鳴りにも必須です。

   食 材  

牛乳、乳製品、ひじき、ししゃも、豆腐、納豆、小松菜、水菜

■ 葉酸

耳鳴りというと葉酸が注目される栄養素。

血流の悪化を改善して耳鳴りの改善を施すと言われます。
葉酸は、ビタミンB群の一種でビタミンB9。葉酸は「造血ビタミン」とも呼ばれ、血を増やす効果が高い栄養素です。
血液の全体量が増えることで多くの血が体を巡り、血流が改善されます。

   食 材  

きのこ類、枝豆、ほうれん草、のり、ひじき、きなこ

■ 亜鉛

亜鉛欠乏が原因で耳鳴りや難聴が起こるとも言われています。

亜鉛は体内で作ることができないので、不足しがちなミネラル栄養素。

毎日少しずつ摂取する必要があります。

   食 材  

牡蠣、レバー、牛肉赤身、卵、納豆、ナッツ

■ 鉄分(ヘム鉄)

特に、中年以上の女性の大半は鉄不足に陥っていわれています。
鉄欠乏症は、不眠、集中力低下、頭痛、イライラ、そして耳鳴りなどを引き起こします。

   食 材  

レバー、豚肉、牛肉、鶏肉、かつお、いわし、まぐろ

耳鳴りに良いサプリメント

 亜鉛

亜鉛は体内で作り出すことができない必須ミネラル。食事から摂取が必要ですが、欠乏傾向がある場合はサプリで補います。

 イチョウ葉

乾燥イチョウの葉から抽出されたサプリメント。フラボノイドとギンコライドという物質が含まれて、血管拡張作用、動脈硬化の改善、鎮痙作用、血糖値正常化、ガンの予防など多彩な働きがあるとされています。

 ローヤルゼリー

アミノ酸やビタミン、ミネラル類が含まれていて、耳鳴りを改善する効果のデータがあります。

 ハチの子(蜂の子)

ミツバチやスズメバチなどの幼虫やサナギは古くから貴重なたんぱく源。これも耳鳴り改善に良いと言われています。

私は怖くて食べられませんが。

私は、亜鉛とロイヤルゼリーをサプリメントとして、各々3ヶ月間ずつ服用しました。
私の感覚では、何となく効いたように思われます。亜鉛は再度服用しようと思っています。

耳鳴りに注意したい食生活

耳鳴りに悪影響を及ぼすと言われる食生活は次の通りです。

 カロリーを摂りすぎる

▶︎ 自律神経のバランスが悪くなって、生活習慣病が耳鳴りの危険因子となることがあります。

 お酒の飲みすぎ

▶︎ アルコールを摂りすぎると、内耳の機能を低下させることがあるため。
ただし、適量を守ればストレス発散の効果もあるため、適度な飲み方であれば大丈夫だと思います。

 塩分のとりすぎ

▶︎ 塩分をとりすぎると、内耳(内リンパ)にリンパ液がたまりやすく、それが原因で症状が悪化する場合があります。

 カフェインを含む飲み物

▶︎ 過剰に摂取すると血管収縮作用により血流を悪化させたり、眠りの質を下げたりすることがあります。耳鳴りには悪影響になります。

 アレルギー食材

 メニエール病の場合、食材がアレルギーの原因になっている場合があります。
食べて2~3日経ってから症状がでる「遅延型アレルギー」というものもあり、原因を特定することが困難な場合もありますので注意。

 その他の注意項目

・間食

・食事時間が不規則、早食い、外食が中心

・油分、脂肪分、糖分のとりすぎ

・ビタミン、ミネラル、食物繊維の不足

何度か、耳鳴りと食べ物の関連情報を、まとめて記載してきましたが。

このタイミングで、現在の食生活を見直して、耳鳴りに良い栄養素を摂りながら美味しい食生活を目指そうと思います。