私の耳鼻咽喉科での疾患名は「難聴性耳鳴り」と記されているのですが。私は聴力検査で明らかに難聴の範囲ではないのです。 そこで、「無難聴性耳鳴り」を検証しようと思いました。 聴力検査で難聴がない状態で耳鳴りを生じる場合、「無難聴性耳鳴り」と分類されます。
私の耳鼻咽喉科での疾患名は「難聴性耳鳴り」と記されているのですが。私は聴力検査で明らかに難聴の範囲ではないのです。
そこで、「無難聴性耳鳴り」を検証しようと思いました。
聴力検査で難聴がない状態で耳鳴りを生じる場合、「無難聴性耳鳴り」と分類されます。
難聴があれば、それが耳鳴の原因だということになりますが。1割ぐらいの人は難聴そのものが見つからないで耳鳴りが生じる。
それはいくつかの理由が指摘されています。
1)他覚的耳鳴り

体内には筋肉、循環器系などさまざまの振動源があります。
この振動が内耳に到達して耳鳴をおこすことがあって。
この症状は、聴診器やオトスコープをもちいて聴取する事ができます。
このような場合、聴覚障害の有無は耳鳴と直接関係はなく、聴力が正常で耳鳴りのみ存在する事がおこりうるわけです。
各種検査で、他覚性耳鳴りでないことを確定してます。
2)聴力検査で調べてない周波数帯に難聴

耳鼻科の聴力検査とは7つの周波数帯域のみを検査しています。
たとえば、4000Hzの次は8000Hzの検査を行いますが。その間のヘルツに関しては調べていないわけです。
まれではあるのですが、6000Hzに難聴がある人がみつかることがあります。普通の聴力検査をすり抜けてしまうわけです。
これらのすり抜けをなくすには、自記オージオメトリーという検査をするのが適当で、周波数が順に変わっていくのを連続して聴力検査ができます。これで難聴がみつかるかもしれない。
聴力検査はかなりの実施したが、当然7つの周波数域の検査のみ。
検査する7つの周波数の間の域に難聴がある可能性もあると言うこと。
自記オージオメトリーと言う検査は知らなかったので、医師に質問しようと思っている。
3)難聴に至るまで障害が重くなっていない

最初に耳鳴で受診し、その段階では難聴がなくても、その後経過をおって難聴がでてくる場合があります。
定期的な聴力の結果をが大切だと言われるゆえんでもあります。
例えば、聴神経腫瘍の場合も早期には耳鳴だけで見つかり、腫瘍が大きくなれば難聴もでてくることはまちがいない。
症状が過程で難聴よりも耳鳴りの症状が先行することがあるようです。
耳鳴りになって、約16ヶ月経ったので、もし別の障害があれば、もう表れているものと考えられる。
4)心因的なもの

耳鳴りの原因は内耳にはなく、脳の音のバランスの不調によって起こる人がいる。
ストレスだったり、うつ病だったり、精神的な問題により脳の変調をきたし、それが耳鳴という形で表面化していく。
このようなケースには、抗うつ治療で耳鳴りをおさえるのには効果があるようですが。
このような心因的な理由から耳鳴りが発生する場合も考えられ、その患者は難聴は認められません。
昨年、耳鳴りと同時にうつ状態が発生。
耳鳴りとうつの関係が、どちらが起因だということを、心療内科の先生とも話したことがある。
私は、耳鳴りが起因としてうつ症状が発生したものと思っていたが、医師は、うつ症状から耳鳴りが発生した可能性もあると言われました。
無難聴性耳鳴りも慢性化の可能性も高いと言われ、慢性化した私の耳鳴りが、”難聴性耳鳴り” か "無難聴性耳鳴り" かの判断が出来ない状態ですが、つきとめたいと思っています。
医師は、おそらく一般的な「難聴性耳鳴り」と決めつけられるでしょうが。