私は、”強迫性障害”と言う言葉を1年前まで知りませんでした。 自分では、神経質でデリケートなタイプだとの意識はあったのですが、ある意味では、そのデリケートさをポジティブにさえ考えていたくらいでしたので。

私と強迫性障害 (1)

強迫性障害と言う言葉も知らなかった。

 

"belle-blue"は、耳鳴りをテーマとしたブログですので、今まで ”強迫性障害”についての書き込みを躊躇っていたのですが。

”強迫性障害”と”うつ病”との共存、”うつ病”と”耳鳴り”との共存が起こりやすいとされる背景から”強迫性障害”をテーマに記載してみるのも良いかなと思って記載することにしました。

 

私は、”強迫性障害”と言う言葉を1年前まで知りませんでした。

自分では、神経質でデリケートなタイプだとの意識はあったのですが、ある意味では、そのデリケートさをポジティブにさえ考えていたくらいでしたので。

 

耳鳴りが発生して ”うつ傾向” になり心療内科に通う中で、”強迫性障害”と言う言葉をネットで見つけ、なんと!私がその症状にかかっていることに気がついたのです。

 

耳鳴りについては、かなりの情報収集をしましたが、強迫性障害については積極的な勉強をしていないため、これからの内容は私の1年間の経験による私見を綴るものです。

 

"強迫性障害”と”うつ病”との関わり

うつ病と強迫性障害は、別々の精神障害でありますが、同時に発症することがあることが知られています。両者は異なる症状や特徴を持っていますが、いくつかの共通点や重なる要素があるため、同時に存在することがあるのです。

共通の症状 ]

うつ病と強迫性障害は、いくつかの症状を共有しています。不安感や神経質さ、過度な心配、睡眠障害、そして意欲の喪失などが両者で共通する症状として挙げられます。

脳神経学的な要因 ]

脳内の神経伝達物質のバランスが、うつ病と強迫性障害の両方に関与しているとされています。特にセロトニンという神経伝達物質が重要な役割を果たしており、その変化が両障害の発症に寄与すると考えられています。

ストレス ]

精神的なストレスが、うつ病と強迫性障害の両方に影響を及ぼすことがあります。過度のストレスや不安は、両障害の症状を悪化させる可能性があります。

同時発症 ]

一部の患者では、うつ病と強迫性障害が同時に発症することがあります。この場合、両者の症状が相互に影響し合い、病状がより複雑になることがあります。

 

強迫性障害はこんな病気です

自分の意思に反して、何かの考えが頭に浮かんで離れず(強迫観念)、その強迫観念で生じた不安を振り払おうと何度も同じ行動を繰り返してしまうこと(強迫行為)で、日常生活に影響が出てしまう状態の症状です。

 

例えば、手が不潔に思えて過剰に手を洗ってしまうことや、戸締りなどを何度も確認せずにはいられないなど。 

従来は、不安を主症状とする精神疾患である不安障害の一種とされていましたが、不安や恐怖よりも嫌悪感や道徳心と結び付いている症状が多いことから、現在では不安障害から独立した思考や行動の病気に分類されるようになっています。

強迫性障害と神経質の違い

私が、自分のことを神経質なタイプだと思っていたのですが、まさか強迫性障害と言う病気の範囲だとは考えませんでした。

しかし調べてみると、強迫性障害(OCD / Obsessive Compulsive Disorder)と神経質(ネガティブパーソナリティ障害)は、両方とも精神障害の疾患だと言うこと。

そして、二つは異なる疾患で私なりに比較してみました。

症状の特徴

強迫性障害不安や強迫観念(不快な考えやイメージ)があるために、その不安を和らげるために反復的な行動(強迫行為)を行う特徴的な障害です。例えば、手を何度も洗う、物を確認する、特定の順序で物事を行うなどがあります。

神経質神経質は、自己評価が非常に低く、自己批判的であることが特徴的なパーソナリティ障害です。他者との関係でも不安や緊張が支配的で、対人関係において過度に疑い深いことがあります。

心的ストレス

強迫性障害強迫観念や強迫行為が理性的でないと理解していることが多く、これらの行動が時間を奪い、日常生活に支障をきたすことがあります。

神経質自分に対して過度な厳しさを持ち、自己評価が低くなりがちです。これにより、人間関係や社会生活でのストレスが高まることがあります。

脳神経学的な特徴

強迫性障害脳内の神経伝達物質に変化が見られることがあり、遺伝的な要因も関与していると考えられています。

神経質神経質の症状は個人の性格特性に起因する場合が多く、特定の脳神経学的な変化との関連はあまり明確ではありません。

 

簡単に言えば、強迫性障害は不安によって引き起こされる反復的な行動(強迫行為)が特徴的な障害であり、神経質は自己評価が低く対人関係で緊張や不安が強いパーソナリティ障害です。

 

これらのことを考えたところ、私は明らかに強迫性障害の範囲の疾患だと解ったのです。
逆に神経質的な傾向は少ないように感じたのです。

 

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