「今日の夜、近所の方々とラフな飲み会があるのですが、もしお時間があれば参加しませんか。」と誘われた。 喜んで、参加させていただくことにした。

毎週土曜日に、ランニング友と朝ラン。

ここ5週間、土曜日は天気が良く続けています。

独りで走るより、仲間がいることで怠けないで頑張っていられるので良い習慣になって。

 

ランニングを終えって、いつものようにベンチでエビアン飲んでいる時。

「今日の夜、近所の方々とラフな飲み会があるのですが、もしお時間があれば参加しませんか。」と誘われた。

喜んで、参加させていただくことにした。

彼の家の場所を案内してもらうと、なんとすごい豪邸。私も前を通ることがある立派な家に住んでいる方がランニング友だったのだ。

 

夜というより、まだ夕方の6時を過ぎた頃。

夏に合うシャープな泡がお気に入りの ”ルイ・ロデレール” を2本持って訪問しました。

玄関を入ると、大きなエントランススペースの間があって、そこを横に通り抜けて庭へ出ることができるんです。

庭に、テーブルがいくつも置かれ、多くの食事が用意されていました。

まるで洋画に出てくるようなガーデンパーティの光景。

リゾートホテルでこれに似た環境と出会ったことはあったものの、個人宅でのこのようなパーティの参加はあまりなく、かなり贅沢な世界に入った感じでした。

15人くらいの人がカジュアルな姿で集まっている皆さんに紹介してもらいました。

 

その中のいた外国の若い女性と、一瞬見合って驚いたのです。

数秒後、お互いに気がついて、彼女が駆け出して私に飛びついてきました。

周りのみんなが、何があったのか注目される中で。

 

彼女は、1ヶ月前くらいに熱中症で倒れた女性なのです。

救急車を呼んで、病院に行って無事だったことを電話で聞いていたけど。

一緒に来てきた母親に、助けてもらっ方だと伝えて。二人でお礼を繰り返された。

えぇ。ここで会うとは?!

親子は近くに住んでいて、ランニング友と親しい交流があるようです。

考えてみれば、近くの住宅地の人なのだから、それ程偶然とは言えない出来事なのですが。それでも、やはり驚きました。

 

こんな出会いがあったからか、初めて会った皆さんとスムーズに交流できて、代わる代わる声をかけてくれました。

カナダ人だという外国の親子は日本語がペラぺラで、いろいろなことを話してくれました。

ランニング友さんのこともよく知っていて。

ここは、もともと彼の奥さんの親の実家だったそうです。その親は海外での生活が長く、洋風の家を建てた様で。

でも、親が亡くなり、奥さんも若い歳で亡くなって、ランニング友はこの大きな邸宅で一人暮らしだということです。

彼が近づいてきて、「そうなんです。一人暮らしが長いんです。」と寂しげに言っていましたが。多くの人と楽しく交流している社交的な人。私もランニングしている時に声をかけてくれたのも彼だし。

 

イタリアンレストランの料理人が、ここの現場で調理して。美味しそうなメニューがテーブルにたくさん用意されていて、私もたくさん頂きました。

勿論、ワインも。

 

私の隣にいたカナダの女性は「行ってきます。」と言って、みんなの中央で語りかけました。

「何にを弾こうか考えたのですが。今日が誕生日のアラン・メンケンさんの、皆さんがよく知っている楽しい曲を弾きます。」

弾き始めた曲は、聞き覚えのある曲。

歌詞がなかったので、ようやく後半で気がついた "美女と野獣"だ。

続いて、”リトルマーメード”。

後で知ったのですが、アラン・メンケンはディズニー映画の映画音楽で有名な作曲家。

ディズニー映画の曲を弾き続けてくれました。

明るい曲をバックグランドに、皆さんの会話も明るく聞こえます。

私も多くの方と気軽に会話を楽しめました。

中年の男性がやってきて、「今度、私もランニング参加していいですか?」と話しかけてきました。

「もちろん。ウエルカムですよ。」

パーティは10時半くらいにフェードアウト。

私は、家までゆっくり歩いて帰った夜。楽しい土曜日でした。