八重桜が、ふわったしたピンク色に染めて、街を色づけている。 合わせて、ハナミズキが白色が爽やかな春を演出している。

桜が散ると、一気に百花繚乱の季節に。

 

八重桜が、ふわったしたピンク色に染めて、街を色づけて。

合わせて、ハナミズキの白色が爽やかな春を演出している。

 

昨年、ハナミズキの花が咲く頃、私の耳鳴りが一番辛い頃だった。

何日も眠れなくて、精神的にもどんどん悪化して。このまま、どうなってしまうのかなと不安の日が続いていた。その辛い時期に見上げていたのが、今見ているハナミズキ。

 

とても耳鳴りが辛い頃 .......

若葉を通して透けて見える、空に向かって咲いている白いハナミズキを見上げて。

どうにか心を癒そうとしていたことを覚えている。

でも私、爽やかに咲いているハナミズキだからこそ、自身の落ち着かない心にはどうしても受け入れられなかったのです。

逆に、その爽やかさが何故かイライラ感を助長するような気分で。

 

今年は、ハナミズキの咲くのがとても早い気がしませんか。

ハナミズキはゴールデンウイーク頃が満開のイメージなのですが。

もう、いくつかの個体は綺麗に咲き誇っています。

 

今年は、そのハナミズキを穏やかに眺めることが出来ています。

あかちゃんの指先ほどの葉が出て、枝が僅かにみどり付く。

そして知らないうちに、小さな蕾が上に向かった付く頃が私の好きな時期。

 

今年は、どうにかそれらの変化を見つめることができたことをありがたいと思っています。

去年の今頃を思い起こすと、苦痛度はだいぶ緩和してきたようだ。

 

 

ハナミズキは、別名、アメリカヤマボウシ。

ワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られている。

ハナミズキは、ミズキ属に属することと、花が日本のミズキよりも美しく目立つことから名付けられたようだ。

また、アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産であることと日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。

ただ、原産地の北アメリカで、ハナミズキは「Dogwood」(犬の木)と呼ばれているのです。この語源には諸説ありますが、一説には17世紀頃に樹皮の煮汁がイヌの皮膚病治療に使用されたためと言わています。

 

ハナミズキの花言葉は「返礼」「永続性」「私の思いを受け取ってください」。

 

1912年、日米友好を願ってソメイヨシノ約3000本をワシントン市へ寄贈しました。
その ”返礼” として1915年にアメリカから白いハナミズキが贈られたものだったからなのです。
その2年後には、赤いハナミズキも贈られました。
このエピソードから、日本のハナミズキには "返礼" という花言葉があるのです。

 

一年前を振り返ると、耳鳴りの精神的苦痛が緩和してきたのを実感している。

ハナミズキを見ながら私も「返礼」の気分です。