耳鼻咽喉科の3人の医師にお世話になっているのですが、一人の先生が独立してクリニックを開設するため、新しい医師にバトンタッチすることになりました。

耳鼻咽喉科の3人の医師にお世話になっているのですが、一人の先生が独立してクリニックを開設するため、新しい医師にバトンタッチすることになりました。
新しい若手の先生に、このような話を聞いてもらいました。
『・・・
カルテに、今までの治療の状況が記さらていると思いますが、直接、先生にお話ししてもよろしいでしょうか。
耳鳴りの経緯は・・・
昨年1月中旬に、家で低周波音が気になったことから始まりました。
3月初めに、左耳にキーンという耳鳴りが発生。初日は3分くらいだった耳鳴りが次第に時間は長くなり、現在は1日中聞こえています。
その頃から精神状況はかなり悪化して、丸1週間眠れない週もあるくらいで、完全にうつ状態になってしまいました。
苦痛度の軽減と、うつ症状からの脱皮したのは、今から考えますと2つの要因があったと思います。
相性の良い心療内科の医師の治療と、耳鳴り専門医からの教育的カウンセリングが大きく影響したと思っています。
心療内科の医師は、昨年7月の初旬。
初診時、1時間30分も時間をかけて話をして下さって、この医院の帰りに、忘れていた笑顔が一瞬戻ったのが今でも覚えています。
SSRIを処方されたのですが、薬が怖くて。自分で作った「抗うつライフスタイル」という”うつ改善”の生活様式によって治してみたいと提案しまいた。
1ヶ月改善しない場合に、SSRIによる薬剤治療することで了解を得られました。
この「抗うつライフスタイル」が私にはとても効いて、薬を飲まないで現在に至っています。医師は、この改善に驚いています。
その後、1週間1度通院。結果的に「認知行動療法」的治療が効果的にも思われます。
何箇所かの耳鼻咽喉科にかかりましたが、多くの医師が言うことは.......
「心配すると耳鳴りは悪化する。」
「気にしてはいけない。」
一方で、医師は耳鳴りの症状などを、充分理解できる内容で説明してくれなくて。
患者としては不安だけが増大していきました。
心配しないためには、心配しないエビデンスが欲しい。
気にしないためには、気にしない理由を充分理解したい。
・・・と私は思いました。
そのような中で、秋から治療を受け始めた耳鳴りの専門医が教育的カウンセリングを施してくれ、もやもやする気持ちから脱皮してきた気配を感じたのです。
長い不安の中から、抜け出した気分でした。
その後、耳鳴りの音量は変わらないものの、苦痛度が次第に減少してきたのを実感してきました。
THIの評価は、苦痛度とかなりマッチングしているデータだと思っています。
今年の1月頃は、耳鳴りがこのままフェードアウトするのではないかと期待していたのですが、何故かこの1ヶ月くらい苦痛度が増えて、精神状態も悪化している傾向にあります。
・・・』