「今日来られる?紹介したい人がいるから。」と電話。 何だか分からないけれど、最近行っていなかったのでお店に寄ってみた。 早い時間のオカマバーは、小さい店なのにガラガラ状態。

「今日来られる?紹介したい人がいるから。」と電話。

何だか分からないけれど、最近行っていなかったのでお店に寄ってみた。

早い時間のオカマバーは、小さい店なのにガラガラ状

態。

 

「こっち。」と呼ばれた一つだけあるテーブルに、ママと女性が二人。

このお店は、結構女性も出入りしている。

「お仲間よ。」えっ、何のお仲間?

「耳鳴りのお友達。」

一人は、コロナの後遺症で。もう一人は理由はわからないけれど、最近耳鳴りになってしまったという。それにしては、楽しく飲んでいる。

 

「うちに来ないと皆んな耳鳴りになるんだから。」

 

二人の女性も今日初めて会ったようだ。

耳鳴りの先輩の私を紹介してあげると言う、営業的な仕組みのようだ。

時々、営業促進に妙なことをするママだから。

 

私は、お酒を飲んで、調子に乗っちゃって.......かなり饒舌に耳鳴りの話をしてしまった。ちょっと反省だけれど、飲み屋さんだから、まあいいか?

 

話を聞くと、二人ともそれなりに辛い状態のようだ。

私の8ヶ月前と同じように、リーゼとマイスリーを処方されている。

街の耳鼻科は、抗不安剤と睡眠剤をこんなに簡単に処方しいていいのかと、再び怒りを感じた。私が、デリケート過ぎる考え方なのでしょうか?

そして、彼女たちも「リーゼ、結構効くんですよ。」と常用しているようだ。まるで、アスピリンを飲むような感じで。

 

ベンゾジアゼピンの話を、私の知っている範囲で「語ってしまった」。

彼女たちの顔つきが、次第に変わっていくのがわかる。私の話は影響があるように思えてよかった。

私も辛い時に、リーゼに一瞬頼った時もあったが、怖さも同時にあったこと。

1日3錠も処方された薬を、1錠を4分の1に割って、どうしても飲まざるを得ない時だけ頓服として服用したことを話した。

必要に応じ飲むのは良いのでしょうが、副作用など薬を知る必要があるのではないかと思う .......と。

 

飲み屋での話としては、暗くなりがちの話になてしまって。

乾杯して盛り上がって。

 

「認知行動ゲームを始めるね。」

「えっ、それなーに?」

 

「超カッコ良い男性が現れて、食事に行こうと誘われた。▶︎こんな出来事があったとして。」

 ....... この出来事に対して、次の4つ側面があると考えて。

 

「私たちの関係、本当にうまくいくかな。▶︎ これが認知。」

「でも、嬉しい気持ちになった。▶︎ これが感情。」

「心臓がドキドキしてしまった。▶︎ これが身体。」

「思わず、一杯飲んでしまった。▶︎ これが行動。」

 

この4つの要素の中で、「嬉しい感情」「ドキドキしている身体」を自分でコントロールすることはなかなか難しいよね。

でも、”本当にうまくいくかな” と言う認知と、 ”一杯飲んでしまった" という行動は、比較的コントロール可能だと思わない?

 

そこで、「本当にうまくいくかな」ではなく、「私たち、お似合いだ!」と言う認知に変えてみたら。

「一杯飲んでしまった」という行動ではなく、「ありがとうと返事する」と言う行動にしたら。

もっと良い、二人の関係になるかもしれない。

 

........このように、”認知と行動” は自身で比較的にコントロールできると要素だと思いませんか?

だから、”認知と行動” を、客観的に見直して良い方向にコントロールしていくことが大事で、これを認知行動療法というのです。

 

耳鳴りの治療は、なかなか難しくて。

現状の ”耳鳴りのエビデンスのある治療” は、この認知行動療法と音響療法とされていているのですよ。

そして意外にも、薬による治療は「エビデンスの少ない治療」とされているのです。

・・・最近、お得意の ”耳鳴りのエビデンスのある治療法” を偉そう(?)に話した。酔っていたから!

 

二人は、かなりのお酒の量が進んでいる状態で、本当に理解したか疑問ですが。

 

私たちは、いろいろな面白話を混じえながら深夜まで喋り続けた。

そして、「337(ミミナり)の会」というの3人会を結成して、また次に会う約束をした。

 

 

これは金曜日の出来事。昨日は二日酔い気味で「ダラダラの1日」だった。

また、調子に乗り過ぎてしまった週末でした。(反省です。)