欧州で、耳鳴りの治療の新しい機器が開発されて使われている。 この機器が、どれだけの効果があるかは分かかりませんが。 耳鳴り患者にとっては、注目できるニュース。 ご紹介したいと思います。

 

欧州で、耳鳴りの治療の新しい機器が開発されて使われている。

この機器が、どれだけの効果があるかはまだ分かかりませんが。

耳鳴り患者にとっては、注目できるニュース。

ご紹介したいと思います。

 

慢性耳鳴りに特化した治療デバイス

ニューロモデュレーション

Lenire (レニアー)

 

NEWS

 

アイルランドのスタートアップ企業ニューロモッドは、慢性耳鳴りの治療に特化した治療デバイスを開発した。

耳への音と、舌への微弱な電気刺激という2つの方法を組み合わせることでニューロンを調節する「バイモーダル・ニューロモジュレーション」のアプローチにより、Bluetooth対応ヘッドホンを通じて両耳に音を送りながら、「タングチップ」と呼ばれる独自のマウスピースで舌先に電気刺激を与える仕組みだ。

 

 

「ニューロ」は ”神経”、「モデュレーション」は”調節”という意味があります。
ニューロモデュレーションは、神経系(脳、脊髄、末梢神経)に生じた機能異常に対し、電気や磁気を当てたり、薬物を直接投与したりすることにより神経活動を変化または調整する技術です。

 

ニューロモッド社は、2016年から2019年にかけて、アイルランドの首都ダブリンのセントジェームス病院と独レーゲンスブルグ大学で計326名の耳鳴り患者を対象にこのデバイスの安全性、有効性、忍容性を検証する臨床試験を実施した。被験者に12週間にわたって1日60分間使用させたところ、被験者の86.2%が「12週間『レニアー』を使用した後、耳鳴りの症状が改善した」と報告した。

 

また、このデバイスの使用期間が終了した後、12ヶ月にわたって追跡調査を実施。その結果、66.5%が「使用を終了してから12ヶ月経っても、耳鳴りの症状が改善している」と答えている。

 

 

音と舌への電気刺激を組み合わせて耳鳴りの症状を改善する手法については、米ミシガン大学でも2014年から2016年にかけて21名の被験者を対象とする臨床試験を実施しているが、ニューロモッドによる今回の臨床試験は、欧州2カ国での大規模な臨床試験で一定の成果が示された点が評価されている。

 

ニューロモッドのCSOで、米ミネソタ大学のヒューバート・リム准教授は、臨床試験における一連の成果について「非常にワクワクしている」とし、「耳鳴りに悩まされている多くの人々を救うべく、バイモーダル・ニューロモジュレーションによる治療の開発に引き続き取り組んでいく」と語っている。

 

 

ニューロモッド社のホームページを見ると、治療できるクリニックは、欧州各所に20箇所くらいの表示がある。

まだ、日本での治療できるクリニックはないようですが。

 

もし、このデバイスが耳鳴りに効果があるのなら、世界的に一気に広まるだろう思います。

私も、先行して治療を受けたい思いです。